番外編 宇宙漂流記ルミナス 103 黄金軍団ゴールドタイタン3
オレ達とルミナス号の子供達はミンミンゼミの子供達とキャンプを楽しんでいた。
ルミナス号はダム湖に浮いた状態でタイタン軍団とMAYAが会話をしているようだが、何を話しているかまではわからない。
ミンミンゼミの子供達は、大空タカシ、通称タカ、高田レミー、通称レミー、柏木努、通称トム、大城大介、通称ジャンボ、、猿渡藤吉、通称サルキチ、鏡博士、通称メガネ、そしてタカシの妹のヒメの七人だ。
この七人が自分達のチーム名にしているのがワルガキッズというワケだ。
このミンミンゼミの子供達と、メカ世界の戦士ゴールドタイタンをリーダーとしたタイタン軍団が共に戦い、悪のオゴルダ大王の地球侵略を阻止しているのだ。
だが、普段の彼らは等身大の子供、つまりはルミナス号の子供たちと精神的にも年齢的にもそう変わらないだろう。
ミンミンゼミの塾長である民田民夫さんは、ケイトさんにデレデレだ。
まあそれもそうだろう、ケイトさんは一目見て美人そのものだからな。
ミンミンゼミのモットーはよく学びよく遊べ。
だからキャンプとかも率先的に行っているようだ。
ソレが将来的な人間の成長につながると考えているらしい。
まあ、実際子供達は魚を釣ったり果物を集めたりしてキャンプを楽しんでいる。
そんな中で肩に小さなゴールドタイタンを乗せたタカは山の方に何か光るものを見たらしく、そちらを目指した。
なんだか気になるな。
オレは小型ドローンを使って彼らを追いかける事にした。
すると、どうやらダム湖の裏の崖に何者かが基地を建設しているのが見えた!
アレがオゴルダ大王のメカ軍団なのか!?
だが運の悪い事に、タカは敵に見つかってしまった!
「誰だ! この侵略基地を見つけるとは、運の悪い奴め。このセンターンが抹殺してくれる!」
アレは、オゴルダ大王の幹部センターンだ!
センターンはハイレグのレオタードを着たような姿の女性型アンドロイドで.諜報活動や潜伏に特化した作戦を得意とする。
その彼女にタカが見つかってしまい、捕まった!
「さあ.この電子手錠でお前を捕らえて仲間を誘き出す餌にしてやる。人間は仲間のためにムダに命をかけようとする非合理性の生き物だからな」
しまった! タカがセンターンに捕まった。
このドローンだけでは彼を助ける事は出来ない。
早くこの事態をみんなに伝えなくては!
「よくやったな。センターン」
「お前は、レフトーン。何故ここにいる?」
「オゴルダ大王様の命令だ。最近機械に不具合を起こしているお前もろともゴールドタイタンを抹殺しろとな。さあ、出てこい、ジャイロ・セプター!」
レフトーンが呼ぶと、地面を迫り上げてオゴルダ大王の破壊メカが姿を見せた。
「さあ、センターンもろともゴールドタイタンを破壊してしまえ!」
「クッ、行くぞ、プリズム・ロォード!!」
ゴールドタイタンが叫び、一度メカ世界に戻った。
そして……プリズムロードを通り、戻ってきたゴールドタイタンが巨大化、ロボの中にロボが入り、さらに巨大なゴールドタイタンに収納され、蓋が閉まった。
「ゴォールド……タイタン!」
巨大化して戦闘態勢に入ったゴールドタイタンがジャイロ・セプターにキックを決めた。
その衝撃でジャイロ・セプターが吹き飛ばされ、センターンと電子手錠で繋がれたタカも一緒に転倒してしまった。
「しまった、鍵が!!」
そして、運の悪い事にセンターンの持っていた電子手錠のロックキーのシステムがジャイロ・セプターに踏み潰され、壊れてしまった。
「う、うわぁぁー!」
「ゴールドタイタン!!」
ジャイロ・セプターは強敵で、ゴールドタイタンはその攻撃を受け、大ダメージを受けてしまった。
このままでは、ゴールドタイタンもタカ君も危険だ!!
オレはルミナス号のMAYAにウィンセル達MVを発進させて欲しいと頼んだ。




