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番外編 宇宙漂流記ルミナス 37 スター⭐︎パイソン4

「パイソン、退屈なゲームのシノギだったが、まさかお前と会えるとはな! やはり運命の女神はいるのかもしれないな」

「ヘッ、オレ様は最近約束を破ったって言われて運命の女神にそっぽまかれてるからな、そろそろキスして機嫌を直してやらないといつまでもオマエと会うことになりそうだな!」


 パイソンが会話をしている相手はプリズム・ボーイ。

 いうならばパイソンの最強のライバルだ。


 このアストロボール編でもゴールデン・ゴールズの雇われキーパーをやって前の時の借金を返しているという設定だった。


 まあ前に出てきた六人の宇宙海賊編でパイレーツギルドの仲間を見殺しにして宇宙船を何機かオシャカにした賠償としてここでバドドラッグの管理者兼、アストロボールのキーパーをやっているという話だ。


 まあ最近はそんな本編よりネットのオモチャで有名なのがこのプリズム・ボーイだ。


「ボーイさん、アイツ……知り合いなんスか?」

「何……古い腐れ縁だ」


 プリズム・ボーイがゴールデン・ゴールズの選手と会話していた。

 さて、もうすぐ試合開始だ。

 だが、オレ達はここで脅威の格差を思い知ることになった!


「な、何だありゃ!?」

「まあやっこさんは金持ちチームだからな、仕方ないさ」


 それにしても程があるだろ!

 オレ達のプロテクトアーマーは言ってもアメフトに毛が生えたような強化プラスチックと金属の合わさったモノ、それに対してゴールデン・ゴールズのプロテクトアーマーは軍事用のロボットとしか言えないような全身フルプレートの金色のパワードスーツだった。


「あんなの反則じゃないのかよ!」

「アストロボールではプロテクターのレギュレーションは決まってないからな、プロテクターだと申請していて5体満足に動けば問題は無いんだ」


 コレで勝てるわけ無いのに、パイソンはなぜあんなに余裕なんだ?

 それにホワイトキャッスルの正規メンバーは全員病院送りで、代用選手になっているのは特赦狙いの札付きの犯罪者ばかりだ。


 ——コレで勝てたらマジで奇跡だよ…。


 そして、試合が始まった。

 ボールボーイはどうやらマルコとジャッキーらしい。

 ケイトとセーラはチアリーダーに駆り出されているようだ。


 試合の結果は……散々たるモノだった。

 ならず者寄せ集めのホワイトキャッスルは負傷者続出、無事なのはオレとパイソンだけ。


 前半終了で得点差は109対0! コレ負けたらオレ一生死ぬまでここでアストロボールの2軍生活させられるのかよ……。

 冗談じゃない! こんな事やってやれっか!!

 パイソンはハーフタイムにただ寝てるだけだし……一体何を考えてるんだ!


「オイ、ジョンストンさんよ。話が違うじゃねえか! この試合で勝てば俺たちは特赦をもらえると聞いて今回の話乗ったんだぜ、それで負けたらまた豚箱行きでしばり首だ! 冗談じゃねえぜ!」

「オイオイ、固いこと言いなさんな。まだ前半終わっただけだ。たかだか109点くらいすぐチャラにしてやるよ」

「ふざけんな! どうやったらあの得点差をひっくり返せるってんだ! 俺死にたくねぇよ!!」


 ならず者チームの結束がバラバラになっている。

 それでもパイソンは葉巻を咥え、不敵に笑っていた。


「安心しな、オレ様達には鉄の勝利の女神がついてるんだから、大船に乗ったつもりでいてくれよ」


 ニッコリ笑ったパイソンはならず者のリーダーの肩を握り、強い眼差しで睨んだ。


「さあ、ハーフタイム終了だ。後半もたっぷり遊ぶぜ!」


 後半はホワイトキャッスルのボールから始まった。


「さて、それじゃあ本気を出すとしますか!」


 そう言うとパイソンは鋭いキックでプリズム・ボーイのゴール目指してボールを放った。


「グワアァッ!?」


 あまりの蹴りの威力に、パワードスーツのゴールデン・ゴールズの選手が吹き飛ばされ、ゴールのプリズム・ボーイに選手の塊が直撃した!


「う、うわぁぁぁあ!?」


 流石のプリズム・ボーイも押し寄せる大量のパワードスーツは抑えきれなかったようだ。


「ゴール! ゴーーール!!」


 ついにホワイトキャッスルの初得点、だがその時オレは目を疑った。

 なんと、宇宙中継公式試合の電光掲示板の得点が目まぐるしく数字が変化してバグっていたのだ!!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 第490部分到達、お疲れ様です! >まあ最近はそんな本編よりネットのオモチャで有名なのがこのプリズム・ボーイだ。 「知るかバカ! そんなことより●●●●だ!」ですね、分かります。 ………
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