番外編 宇宙漂流記ルミナス 32 戦国将軍ゴーマージン4
思ったより展開が長引いたのでこの世界の話は次の話で終わる予定です。
サンチェス大統領の作った超高高度衛星レーザー砲――グレート・サンチェス――はドクージャだけではなくオレ達まで攻撃のターゲットにしている!
「ワハハハハ、グッドサイガー、ドクージャ、大人しくベムラーエネルギーを渡す事だな、この世界の支配者になるのはこのワシ、ジェイク・サンチェス終身大統領だけなのだ!」
コイツ、マジで信用できない相手だった。
あの超高高度衛星レーザー砲は、世界中のどこでも攻撃できるようにセットされている。
こんな所でアイツにやられたらルミナス号で惑星テラニアに向かうどころじゃない。
しかしどうやってあのレーザー攻撃を避ければいいんだ?
「のう、フンダクルよ、コレは非情ーにヤバいのではないのか?」
「フッ、そうだな。ここは呉越同舟といくか。敵同士が共通の敵の為に組む、これぞまさに美学」
「ワシのフライドチキン代を……アイツ絶対に許さん! ボコール、こっちにこい!!」
ボテクールはどうやらサンドバッグ用ロボを呼び出し、ボコボコにぶん殴っているようだ。
音が外部にまで聞こえている。
まあこんな漫才みたいな三人組に対し、グッドサイガーは真面目モードだった。
「くっ、まさかこんな事になるとは、もしベムラーにあのレーザーが直撃したら太陽系が終わるぞ!」
「アジラス指令、それはどういう事ですか!」
「ベムラーは意志を持ったエネルギー、そのベムラーに敵対的な攻撃が来ると、ベムラーは反撃の意志を持ち成長してしまう……そうなると地球、いや……太陽系は終わりだ!」
――マジかよ! それってどこかの伝説の巨神並みにヤバくねえかよ!!――
「くそっ、ゴーマージンのゴースマッシャーで衛星砲を破壊してやる!」
「待て、タカシ!」
ゴーマージンとゴッドネオス目掛け、グレート・サンチェスのレーザーが攻撃してきた!
ゴーマージンは攻撃を避けたが、ゴッドネオスは直撃を受けてしまったようだ。
「グォオオオン!」
「ワ、ワシのフライドチキン代が……許さん!」
「ボテクールよ、ここは一旦グッドサイガーと手を組んだ方が良くないか?」
「む、むう。不本意だがいた仕方あるまい……」
これぞ呉越同舟、グッドサイガーとドクージャがグレート・サンチェスを倒す為に手を組む事になった。
「グッドサイガーよ、我等ドクージャはお前達に一旦の休戦を申し込む、お互いここでやられるわけにはいくまい」
「……協力感謝する、我々はグレート・サンチェスを破壊する為、一旦同盟を組むというわけだな」
「頼む、ワシらも協力はしよう」
ゴーボテクールがグレートサンチェス目掛けて成層圏近くまで飛んでいった。
どうやらグレート・サンチェスは成層圏の外側に存在しているようだ。
「いけ、ゴースマッシャーだ!」
「アイツら、オレ達の技をパクりやがった!」
五本の光の矢がゴーボテクールから発射される、だが……本家に比べるとショボい光だった。
「何だ、そんなヘナチョコ攻撃でワシのグレート・サンチェスが倒せると思ったか!」
グレートサンチェスの衛星レーザー砲がゴーボテクールを捉え、あっという間に爆発させてしまった。
さらば、偽物よ。
「な、何という事だ……」
「オイオイ、あの程度でゴーマージンに戦おうとしていたのかよ」
「タカシ、笑ったら可哀そうよ」
「くっ……キサマら、この休戦が終わったら後でほえ面かかせてやるからな!」
グレート・サンチェスのレーザー砲がブチギレール艦を直撃し、三匹のメザシがバラバラになってしまった。
「くそっ、ここは一旦退避じゃ!」
あの衛星レーザー砲、マジで強いな。
一体どうやって倒せば……。
「MAYA、アイツを倒す方法は無いのか?」
――そうですね、あの巨大なロボットをワープさせれば。――
そうか、あのクラッシャーペアのやった方法で巨大な物体を衛星レーザー砲の座標にワープさせるのか。
でもそれだとそれに当てはまる物体とすれば……そうだ!
MAYA、あの巨大ロボをワープさせる事は可能か?
――ベムラーエネルギーを使えば、可能だと計算上は出ています。——
よし、それならそれでやってやろうじゃないか!




