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第六話 巨大獣バビゴン シャールケンの嘲笑 7

「ヘっ! サッカーでオレに勝てると思ってるのかよっ」

「ハハッ、弱い犬程よく吠える」

「てめえ! 許さねえ!」


 この後の展開も原作通りだろう。

 龍也が蹴ったボールを健悟シャールケンが受け止め、その後龍也目掛けて鋭いキックでボールをぶつける、それで跳ね返ってきたボールをさらに龍也に何十発とぶつける展開だ。


「ぐあっ! げぇっ! ぐへぇぇっ! がっ! ぐああっ!」


 ほら言わんこっちゃない。

 今丁度龍也がシャールケンにボールを使ったサンドバッグにされているところだ。


「ぐはああっ!」

「龍也っ!」

「フフフ、だらしないな。この程度か。さあ、千草さん……僕と一緒に素敵な海辺を見に行きましょう!」


 ここで残りの二人が怒った。


「オイ、ちょっと待てよ。色男さんよぉ。龍也はどうでも良いけど、千草に手を出すのは許せないな」

「オイは龍也どんをここまで意味も無くボコボコにしたのが許せんたい! それに千草さんは誰の物でもないみんなの憧れの人ですたい! それを奪おうとするのはもっと許せん!」

「ほう、僕は暴力が嫌いだけど、降りかかる火の粉は払わせてもらうよ!」

「ふざけんなっ! 少し痛い目を見てもらうぜ!」


 流の鋭いパンチをシャールケンはいとも簡単に避け、鋭いパンチの連打で二人に反撃した。


「ぐおぉっ! コレが本当に人間の力か!? まるでダンプカーを相手にしているようだっ」

「ま、参った。降参ですたい……」

「くそ……まだ…………勝負は終わって……」

「フハハハ、噂のガッダインチームとやらも大した事無いな。千草さん、貴女へのプロポーズはまた日を改める事にします、興が削がれましたので……」


 ガッダインチームの男達をボコボコにしてシャールケンはその場を立ち去った。

 その直後、近くの漁港では巨大獣出現の知らせが北原未来要塞ベースに届けられた。

 シャールケンが千草に本当に好意を持っていたのか、それともガッダインチームをバラバラにする為の行動だったのか、それはガッダイン5大百科にも書いていなかった。


 漁村に現れた巨大獣バビゴン。

 バビゴンは船を破壊し、港をボロボロにして暴れていた。


 そこにガッダインチームが到着したのはそのすぐ後だった。

 だが男達は全員満身創痍、無事なのは千草と竹千代だけだ。


「くっそー。オレは今猛烈にイライラしてんだ! 巨大獣! 覚悟しろっ」

「おいっ! 龍也、アレを見ろ!」

「あれは……転校生でごわす」

「健悟くんっ。何であんな所にっ?」


 バビゴンの肩には健悟の姿のシャールケンが乗っていた。


「危ないぞ! さっさとそこをどけっ!」

「クッハッハアッハハハハハハ!」

「てめえ、何がおかしい!? 気でも狂ったのか」


 シャールケンはその場で変装を解き、一瞬で普段の司令官のスタイルに変わった!


「あ、アレは!?」

「へっ! 敵の親玉かよっどうりでいけ好かないヤローだと思ったぜ」

「地球人共よ! 余はダバール星の司令官、シャールケン提督である! 噂のガッダイン5を見る為にここに来たが、期待はずれだったな! 死ねっ!」


 シャールケンはそう言うとバビゴンの口の中に入り、眼の中からバビゴンを操縦した。


「ダバール星の科学力の恐ろしさを思い知るがよい!」

「うわあぁああっ!」


 巨大獣バビゴンの巨大な蛮刀がガッダイン5の身体を切り刻む!

 今まで巨大獣相手にほとんど無傷だったガッダインの特殊合金ガッダニウムの身体がバビゴンの刀でズタボロにされている。


「くっ……このままでは! マズいぞ……龍也、どうにかできないのか!?」

「そんな事言ってもよぉ。マグネティックランサーが出せないんだよ」

「何だって! だったら超電磁プロペラでも使えよ!」

「それが出来れば苦労してねぇよっ!」


 これはガッダイン5初の大ピンチと言えるところだろう。

 実際アニメ本編でこの話を見ていた時、俺は泣きそうになってガッダイン5を応援していた。


 それほどまでに巨大獣バビゴンは強敵だったと言える。

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