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番外編 本編IF 五十話 ガッダイン5 星の明日へ……

本編が打ち切りにならなかった場合の全五十話のトゥルーエンドです。

コレでもやはりあまり救いのない最終回だったようです。


打ち切りではない四十六話以降のサブタイトルは、四十五話 グレートシャールケン 最後の戦いへ 前編 四十六話 グレートシャールケン 最後の戦いへ 後編 四十七話 巨大獣デズガズ デスカンダル皇帝の最後 四十八話 人工太陽 星の火を消すな 前半 四十九話 人工太陽 星の火を消すな 後半 となっていました。

 ——前回までのあらすじ——


 ナレーション、シャールケン提督役・市原修(いちはらおさむ)


 ――デスカンダル皇帝を共に倒したガッダイン5とシャールケン。そして地上ではアクラデスが反デスカンダルのリーダーとして悪徳貴族を倒す為、革命軍を指揮し、ダンダルと共にデスカンダル派の貴族と戦っていた。そして長い戦いの末、ついに革命軍は皇帝宮殿を取り戻したのだ!


 だが、ダバール星の人工太陽は既に限界を迎え、ついには爆発寸前だった。

 千草は龍也達に頼み、超電磁バリアを張ったガッダイン5で人工太陽に突入し、ついには内部の人工太陽制御室に到着した。

 千草は限界寸前だった人工太陽を制御する為制御室内部の動力炉の出力を最低まで下げ、ついに人工太陽はその爆発の危機を免れたのだった……。――


「千草! どうだ? 出来たのか?」

「ええっ、コレでダバール星の人工太陽が爆発する事はもうないわっ……でも……」

「千草どん、どうしたですたい?」

「ダバール星はもう、元の豊かな星ではなくなるの……寒い中、人々はどれだけ過酷な環境で生きないといけなくなるかっ……きっと、今まで豊かな生活をしていたダバール星人達のどれだけが耐えらえるのか……」


 千草は新たな皇帝として、ダバール星の民の今後の過酷な生活を背中に背負っていた。

 彼女はダバール星皇帝皇位継承者であるハリール王子の娘である。

 デスカンダル皇帝亡き後、ダバール星の皇帝は彼女以外にはあり得なかった。


「みんな、どうした。人工太陽は制御出来たのか? 誰か返事をするんじゃぞい」

「おっちゃん、作戦は完了だぜ。千草は無事制御室で出力を最低に出来たからよ」

「そうか、みんなご苦労じゃったぞい。さあ、超電磁バリアを張ってマグネコンドルに戻ってくるのじゃぞい」


 作戦を終えたガッダイン5は、マグネコンドルに戻った。


 確かに横暴な独裁者デスカンダル皇帝が死に、革命でデスカンダル派の貴族達は処刑された。

 だがこの極寒の貧しい星となったダバール星ではもう誰もが満足に生きる事も出来ない。

 命が助かっただけマシと言えるかもしれないが、人々は地上を捨て、地下で生活する事になるだろう。


 薄暗い吹雪の中、女帝千草の命で、三人の人物が処刑された。

 アクラデス、ダンダル、シャールケンの三人だ。

 バルガルとミザーリンは最後の戦いで戦死した。


 処刑される事になった三人だったが、その表情は晴れやかなものだった。

 それは、最後にはデスカンダル皇帝を討つ為、人々の役に立てたからだ。


「タツヤ、オレの最後を見届けてくれ。戦士シャールケンは十分戦い抜いた。オレは満足な人生だった」

「シャールケン……」

「さらばだ、我がライバルよ」


 まず、シャールケンが千草の命で処刑された。


「タケチヨ、我は生きる事ができたのだ。作り物でも、意思を持ち、自ら考えて戦った。もう我はデスカンダルのクローンでも操り人形でも無く死ねるのだ。我は、満足なのだ」

「アクラデスさん、貴女の頭脳は今後のこの星の為にも必要です!」

「もういいのだ。我は休みたいのだ。タケチヨ、サヨナラなのだ……」


 アクラデスとダンダルも、戦争の敗者としての責任を取り処刑された。


 シャールケン、アクラデス達の処刑には、処刑反対の嘆願書が星中から届いた。

 だが彼等はそれを良しとせず、敗戦の責任を命を持って償ったのだ……。


 千草の思いは複雑だった。

 だが、彼女は処刑してしまったシャールケン達の亡骸を見てある決意を固めた。


「代々木博士、私はこの星に残りますっ。皇帝として、この貧しくなったダバール星を私が責任を持って導く為です。

「千草、オレ達も手伝うから、ガッダインチームを辞めるなんて言わないでくれよ」

「ごめんなさい、龍也っ。私はもう、貴方達と一緒にはいられないのです、さようなら。龍也……私は貴方のことが好きでしたっ……」

「……千草、さようなら」


 龍也と千草はコレが今生の別れになると覚悟していた。


 千草はこの星の運命を変えてしまった責任を取るため、龍也達と別れ、ダバール星を復興させる事を決意した。

 そして、女帝千草の元、ダバール星は地球の植民地として細々と慎ましく生きる星として一歩ずつ歩み始めたのだ……(完)

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