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番外編 本編四十四話 巨大獣デズガズ デスカンダル皇帝の最後

本来の本編四十四話、バッドエンドとも言える最終回です。


尻切れトンボな作りは本編のテコ入れやスポンサーの要望による仕様になっています。

 ——前回までのあらすじ——


 ナレーション、シャールケン提督役・市原修(いちはらおさむ)


 ——デスカンダル皇帝を衛星ネオの要塞に追い詰めたマグネコンドルとガッダインチームは、ついに最後の決戦の時を迎えていた!


 バルガル将軍が死に、ミザーリン諜報官、アクラデス執政官、ダンダル軍務卿、全てのダバール星人幹部も戦場に散った。

 そして残ったのはブキミーダ参謀長とデスカンダル皇帝だけだ。

 地球の未来の為に、戦え、ガッダイン5!! 今が決戦の時だ!!——


「ブキミーダ、どうなっておるのだッ!?」

「そ、それが皇帝陛下、もうこの衛星ネオの要塞にしか戦力は残っておりません。ですが、ご安心ください。最強最後の巨大獣を陛下の為に用意しております」

「ええい! いつまでこのような生活が続くのだッ!? 我は暖かい食事がしたいのだッ!」

「陛下。もうすぐあの薄汚いウジ虫どもと裏切り者のダバール星人を血祭りにあげられますから、ご安心ください、ケカカカカカカッ!!」


 ブキミーダはそう言うと衛星ネオ要塞のロボット格納庫にデスカンダル皇帝を連れて行った。


「おお、これは!? 何なのだッ?」

「陛下、これが陛下専用に造らせた最強の巨大獣・デズガズでございます。さあ、その力で地球人どもを血祭りにあげてください」

「ほう、これは素晴らしい! それでは早速乗ってみるのだッ」


 巨大獣デズガズに乗ったデスカンダル皇帝は、ゆっくりとその巨体を動かし始めた。


「素晴らしい、ブキミーダよ、褒めてつかわすのだッ!」

「お褒めにいただき光栄にございます」

「……褒美を貴様にくれてやるのだッ」


 そう言うとデスカンダル皇帝は巨大獣デズガズの足を持ち上げ、ゆっくりと動き出した。


「へ! 陛下、いったい何を!?」

「貴様には褒美に死をくれてやるのだッ! 何度も何度もしくじりおって!! 貴様のせいで我は破滅だッ! 死ねッ!!」

「た、助け、助けてぇぇえー! プギャッ!!」


 ブシャッ!!


 散々地球人とダバール星人を足蹴にして踏みにじり苦しめたブキミーダは、ついにデスカンダル皇帝の手によって、巨大獣デズガズに踏み潰され……処刑された。


「地球人どもめ、我とこのデズガズが貴様らを地獄に叩き込んでやるのだッ!!」


そして、ブキミーダを処刑したデスカンダルは巨大獣デズガズでガッダイン5と最後の戦いに挑んだ。


 巨大獣デズガズの前にボロボロになっていくガッダイン5、だが勝利の鍵は意外なモノだった!!


 ドゴォーンッ!!


「な、何だッ! いったいどうなっておるのだ!?」


 巨大獣デズガズの右足が吹っ飛んだ。

 どうやらこれはブキミーダが、自らの死亡と同時に動き出す時限爆弾をデズガズの足に仕掛けていた為らしい。


「クソッ!! 逃げるのだッ!!」

「逃さんぞ、マグナブラスター発射じゃぞい!!」

「ウギャアァァァァアッ!!」


 マグナブラスターの直撃を受けた巨大獣デズガズは装甲がボロボロになってしまい、武器の剣を落としてしまった。


「龍也さん、あの剣を使いましょう!」

「ああ、これが本当に最後の戦いだ! 行くぞ、超電磁ストォーーーム!!」

「な、何なのだァァァァアッ?」

「喰らええぇ! 超電磁……ファイナルストライクだあああっ!!」

「グアァァァァアッッ!!??」


 激闘の末、ガッダイン5はボロボロになりながら最後の超必殺技、超電磁ファイナルストライクを巨大獣デズガズに叩き込み、ついにダバール星の悪は滅びた。


「フハハハハ、我は死ぬッ、だが……一人では死なんぞッ! この星、我を認めなかったダバール星を道連れにして最後の皇帝として死んでやるのだッ! ワハハハハッ!!」

「アイツ、何をするつもりだ!?」

「龍也っ! 見てアレ……」

「まさか、人工太陽に向かっているのか!?」

「無理ですたい…このままでは、追いつけませんたい」

「ああっ! 人工太陽が、爆発する!!」


 そして、ついに寿命を迎えた人工太陽は、デズガズの衝突により、最後の時を迎えた。

 崩壊する人工太陽、それは巨大な破片を撒き散らしながらダバール星の衛星ネオを巻き込み、超巨大な隕石となってダバール星の全土に降り注いだ。


 ガッダインチームは急いでマグネコンドルをダバール星に降ろし、死にゆく星から脱出する人達を助けようとした。


「ウルワシア様、お願いです、どうかロケットに乗って脱出を」

「私はもう無理です。それに、この星を滅ぼしてしまったのは私たち貴族、そんな私がロケットに乗るわけにはいきません。さあ、そこの若い平民の子を乗せてあげて。貴方達が新しいダバール星を探すのよ……」

「ウルワシア様……」

「さあ、いきなさい」


 ——マグネコンドルはダバール星人を助けようとしたが、敵であった地球人の手を取ろうという者は誰もおらず、龍也達は黙ってダバール星を後にした。


「……恒星間長距離ワープ開始、目標、地球じゃぞい!!」

「龍也さんっ、アレ……」

「ダバール星の、最後だ」


 長距離ワープの準備に入ったマグネコンドルの後方で一つの星が死んだ。


 ——ダバール星は宇宙の塵となったのだ……。——


 ダバール星の脅威から地球を救ったガッダイン5は地球人達に歓迎され、マグネコンドルとガッダイン5は平和の象徴として穏やかな相模湾を眺め続けるのだった……。(おわり)

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