ロボット メカニック紹介 巨大獣図鑑 改訂版9
――巨大獣ゾーゲン――
全長60メートル、重量1580トン
両手に巨大な剣を取り付けた巨大獣で近接戦闘に特化している。
南方の島に出現し、住民を手当たり次第に虐殺し、嵐で残った建物も破壊し尽くした。
激怒したシャールケンがグレートシャールケンで出撃し、グレートファイヤーヘアーで燃やし尽くされた後、首をはねられ、全身を滅多切りにされて爆発した。
デザイン的には王者エメラインの復活獣バズゴゴンの焼き直しのようなデザインで、両手の剣が特徴的。
遠距離攻撃の手段は持たず、近接攻撃しか出来なかった。
この世界線では、三島長官の姿のブキミーダによって使われ、南方の島を彼の基地にする為に住民に恐怖を与えていた。
マグネコンドルとドグローンの地球、ダバール星連合軍の手によって住民が解放された後は、グレートシャールケンと戦い身動きの取れないガッダイン5の代わりに戦ったエルベΩ1のセイレーンストリームに吹き飛ばされた後、ドグローンのスカル砲を喰らい装甲をボロボロにされ、最後にはトニーの乗る巨大獣バゲゲゾの触手でバラバラに砕かれた。
――巨大獣ギョガゴゴ――
全長58メートル、重量1400トン
拠点防衛用に作られた巨大獣で、全身重火器の塊。
鈍重な動きだが武器部分の動きだけは素早く方向転換や角度調整、連射などに長けている。
対空攻撃に特化していて三島長官の指示する最新鋭機の空爆部隊の爆撃機編隊を一瞬で殲滅した。
その後到着したマグネコンドルを狙い撃とうとするが、超電磁バリアに攻撃を防がれ、反対にマグネ砲で遠距離用砲撃カノンが大破。
それ以外にも対空攻撃で一斉掃射するもマグネコンドルには傷一つ与えられなかった。
仕方なく内部の炸薬を使い、奇岩島基地もろともマグネコンドルを葬ろうとするが、その前に必殺武器マグネブラスターの一撃を喰らい爆発しながらエネルギー波の中に消滅した。
この世界線では、三島長官の姿のブキミーダが奇岩島基地を洗脳電波装置で掌握してしまった為、人間は誰も近寄らなくなり、人間では無い鉄巨人イチナナと鉄巨人イチハチのコンビが到着。
鉄巨人イチハチのグラビトンブラストで洗脳電波発生装置を破壊した後、ギョガゴゴは鉄巨人イチナナのグラビトンブラストで粉々に破壊された。
――巨大獣ベルゴン――
全長57メートル、重量1310トン
アクラデスが密かに作り上げ、デラヤ・ヴァイデスに隠しておいた巨大獣。
自らがクローン人間だという事を知り、更にデスカンダル皇帝の母体にされる事を拒否した彼女が人間の姿を捨て去り、彼女自身を生体パーツとして組み込んだ悲劇の巨大獣。
巨大な弓を左手に持ち、右手に剣を装備した姿。
まあ何と言うか王者エメラインをもっと中性的なデザインにしたようなスタイル。
己の存在意義を賭け、ガッダイン5に挑んだアクラデスこと巨大獣ベルゴンだったが……やはり本来の戦いのセンスが無く、ハッキリ言って弱い。
手も足も出せず――いっそ一思いに殺してくれ、我はもう生きている意味は無いのだ……。――と泣くに泣けない声でガッダインチームに訴えかけ、その想いを受け取ったガッダイン5にマグネティックランサーを突き刺されて最後に――アリガトウ、ワレハ……オロカダッタノダ、ツギニウマレカワルナラ……モット、バカニ……ウマレカワリタイ……ノダ。――といって爆発した。
この世界線では、アクラデスが乗らなかった代わりに三島長官の姿のブキミーダによって超高性能戦闘用人工知能が搭載された。
その人工知能は戦闘センスの無いアクラデスと違い、圧倒的な戦闘力を見せたが、アクラデスと竹千代の作戦で変則的な分離したままの攻撃を計算しきれずに武器と防具を破壊された。
そして再び合体したガッダイン5によって弱点の肩の後ろの2本のツノの真ん中のトサカの下のウロコの右をマグネティックランサーで突き刺されて爆発した。




