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第六話 巨大獣バビゴン シャールケンの嘲笑 3

シャールケン専用ライバルロボの出番はまだまだ先になります、ご期待下さい。(なおもう絵は描けている)

「ええーい! どいつもこいつも不甲斐ない! 一体どうなっておるのだ!?」


 シャールケン提督激おこ。

 まあ原作でも足の引っ張り合いをやっていた三幹部(バルガル、ミザーリン、ブキミーダ)が三人揃ってガッダイン5にけちょんけちょんにされていたのでブチ切れてたシーンだ。


 だが今は特に足の引っ張り合いをしているわけでもないが、それでも勝てないのは……単純にガッダイン5が強すぎるんだろう。

 あのスペックの全てを知っている俺だから言える。

 あの最強のロボットにこのダバール星人が勝てるとすれば、ある一体のロボ以外には存在しない。


 だがその出番は十一話先で顔見せ、本格出撃は十九話先だ。

 それまではどう考えても消化試合。


 勝てるわけが無いのだが、それでも俺は巨大獣を作り続けないといけない。

 何だかもう壊されると分かっていてロボットを用意するので戦隊の着ぐるみを作っていた虹色造形企画の社員になった気分だ。

 まあ処刑フラグになる外道選択肢を選ばなければ命は無事だと思うが。


 今のところバルガル将軍もミザーリンも俺に嫌悪感は持っていないようだ。

 シャールケンが今の時点で俺をどう思っているかはわからないが。


 とりあえず好感度的にはマイナスからは復帰したようだ、だがミザーリンはむしろ俺に好意を持ちすぎて今や……愛が重い。

 そして彼女は今日もあの厚化粧メイクはせず女教師として潜入したスタイルそのままにここにいるので青肌ではなく地球人と同じ肌色だ。ひょっとしてこの変装気に入っているのか?


「シャールケン様、これが手に入れたガッダインチームのデータです」

「ご苦労……! 何だこれは!? 軍人ですらない子供があのロボットを操っているというのかっ??」


 この展開は原作でも見たものだった。

 だが原作と違うのは、原作の場合ミザーリンは溶解人間デラのようなキツいメイク姿だったくらいだ。


「ええーい! 余、自らが出る! このような子供に舐められたままではダバールの沽券に関わるわっ!」

「シャールケン様! ご無理はなさらぬ方が……」

「バルガル! 貴様、余があのような者達に負けるとでも……!?」

「いいえ、滅相も御座いません!」


 そしてシャールケンは俺を睨み、命令を下した。


「ブキミーダよ、余が地上に降りる為に準備をしろ! ミザーリンもだ!」

「承知致しました、シャールケン様」

「承知致しましたわ、シャールケン様。ブキミーダ様と協力して任務を成し遂げます」


 え? 何だか嫌な予感がするんだが……。

 ミザーリンは瞳の奥をハートマークにしながら俺に話しかけてきた。


「ブキミーダ様、一緒に共同作業でシャールケン様が地上に降りる為の準備をしましょう」


 あ、これは憧れのアイドルコンサートに彼氏を誘う女の心境みたいなもんだ。

 これ下手に断ると後でこじれる面倒くさいやつだ。


「わかった、それじゃあ一度部屋に戻ろう」

「はいっ。そういたしますわ」


 俺とミザーリンを見ていたシャールケンは不敵に笑いながら話した。


「期待しているぞ、お前達! バルガル、お前は今回残って地球人の捕虜共の様子を見ろ。確かにお前の言う通り、効率は上がっておるようだな」

「はっ、皆シャールケン様の為に働いております。不平を漏らしておる物は一人もおりません」

「そうか、ご苦労。それでは引き続き任務にあたるがよい。本日の会議はこれにて終了とする!」


 そして俺とミザーリンがシャールケンの地球での行動の為の根回しをする為に部屋に戻ると、部屋の中ではマーヤちゃんが放送中の――花の魔女っ子ララちゃん――を見ていた。


「あ。ご。ご主人様……っおお、かええりなさいませっ!」


 見てたよ、キミ作業サボってテレビ見てたよね。


「マーヤ、三日間テレビ禁止!」

「えーぇそんなぁー」


 マーヤちゃんが昔の少女漫画に出てくるギャグキャラの様に顔を全面×マークにして泣き出してしまった。

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