表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
406/646

第四十三話 巨大獣バミンゴ 勝利を呼ぶ5人の力! 9

 マグネコンドルのマグナブラスターでラゲンツォは宇宙まで吹き飛ばされた。


 これで一難去ったわけだ。

 流石のラゲンツォも機体の周りを包んでいたバリアフィールドを分子分解されてしまった事でもう大気圏には突入不可能だ。


 あのデスカンダルの乗っていた大型飛行艇は大気圏突破能力があるが、もうデスカンダルの軍勢は存在せず、大気圏突入出来る兵器はあの大型飛行艇だけという事になる。


 つまり、デスカンダルの戦力は完全壊滅、今や彼に残る勢力は衛星ネオの要塞だけという事になる。

 だが衛星ネオは自給自足出来るだけの環境ではなく、ダバール星からの定期的な補給が無ければ生きていく事は出来ない。


 つまり、放っておいてももうデスカンダルの運命は破滅しか存在しないのだ。

 だが、彼はまだ勝ち目があり、自身にはついてくる兵士がいると思い込んでいる。


 本編でも、——ええい! 補給はまだ届かんのか!? 我は早く温かい食事がしたいのだッ!——といった迷台詞を残している。

 この台詞こそが彼の人となりをよく説明しているといえよう。


 他者を利用するだけ利用して、自身は常にもてなされる存在だと思い込んでいた裸の王様、それがデスカンダルである。


 また、デスカンダルは最後にブキミーダを処刑してしまう事で、彼の周りにはもう誰一人としていなくなり、部下を失い最後は破滅する。


 まあ今の時間軸ではデスカンダルと共に破滅するのはあの三島のブキミーダであって、俺では無いのが確実だ。

 ようやく俺は自身の死亡フラグを全て乗り越えてきたわけだ。


 デスカンダルとラゲンツォが宇宙に追いやられ、避難していた民衆が再び戴冠式の続きを見る為に集まってきた。


 今度は敵の脅威も存在しない為、シャールケン、アクラデス、ダンダル、代々木博士、みどりさんといった千草に関係のある全員がダバール星の栄誉ある騎士として任命された。


 なお、シャールケンとアクラデスの地球侵略の任は女帝千草の命により、解任された。


 ついにここにダバール星の本当の平和が訪れたのだ。


 ——だが、何か忘れている気がする……。


 そうだ! 三島のブキミーダに連れ去られたエリーザ様だ!!


 彼女を助け出さないと、本当の平和が来たとは言えない。

 そうか、先程からシャールケンが千草のことを祝福しつつも、複雑な表情をしていた理由がそれだったか。


「シャールケン、やはり心配事は妹さんのことか?」

「おお、クニヒロ殿か、そうだな。まあ生きているとは思うが、無事でいてほしい……オレが、必ず助け出す!」

「シャールケン、オレも手伝うぜ。エリさんを助け出すんだ」

「タツヤか、不思議なものだな、お前とは殺し合う仲だったのに」


 龍也とシャールケンが話し合っている。

 そして、シャールケンが空高くを指差した。


「あの空の向こうにあるのが衛星ネオ、エリーザはおそらくそこに囚われているだろう。オレは、エリーザを助け出す! どんな事があってもだ!」

「オレも必ずエリさんを助け出す!」


 二人の男達は同じ空を指差し、エリーザ様を助けると誓った。


 そして、戴冠式は厳かに行われ、大観衆の中、盛大にフィナーレを迎えた。


 本編とは違い、千草の戴冠式は大勢の人達に祝福された素晴らしいものとしてダバール星の歴史に残るものになった。


 その夜、皇帝宮殿では盛大なパーティーが催された。

 俺も一応正装し、キレーダに連れられてパーティー会場に向かう事になってしまった。


「あら、貴方は……」


 しまった! ウルワシアと顔を合わせてしまった。

 この気まずさ、一体どうしようか……。


 だが、ウルワシアはそんな挙動不審な俺を見てクスクスと笑っていた。


「下手な演技をしなくても良いですわ。貴方があのブキミーダでない事くらい、あたくしもわかっておりますから」


 そう言ってウルワシアは俺を見てニッコリと笑った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星★★★★★よろしくお願いします! していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません! ぜひよろしくお願いします!

ゆーたん(たけのこ派)

別作品です、こちらもどうぞよろしくお願いします。
双子が姉妹の令嬢として再度生まれて人生を入れ替えてやり直す話です

運命のゆりかご・生き別れの双子令嬢は猫に導かれ互いの人生をやり直す



魔族の男がポンコツ女達に振り回されるギャグです

魔王軍最強触手幹部 左遷先の不毛の地で困窮する食糧事情を解決、なし崩しに出来たハーレムで本土に逆襲大作戦!!

元ゲームクリエイターが転生して救世主になるファンタジーです

『転生クリエイターのマップチェンジャー』圧倒的な魔力でチート能力を使い一瞬で天変地異を巻き起こす元ゲームクリエイターの転生者はハズレスキルの地面作成(マップチェンジ)を使いこなし救世主となる!

改心したワガママ令嬢が人生をやり直す話です。

ワガママ令嬢は挫けない 〜傾国の悪妃として処刑されましたが、今度こそ誰もに愛されるよう努力します〜

ダンジョン配信でミミックが悪人を退治する話です。

社会のゴミ箱DQNイーター 元ラストダンジョン裏ボスつよつよピザ好きミミックが移動先のダンジョンでよわよわヒーロー仮面配信者と世直し配信!

― 新着の感想 ―
[一言] 良かったー! 奥様に気付いてもらえてたー!!
[一言] バリアが分子分解というのは珍しい気がする。(中和とかオーバーロードはたまに見る)。エネルギー場じゃなくて明確に物質なんだ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ