表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

397/646

第四十二話 巨大獣アーゴン 平和を取り戻せ 11

8月27日は大月ウルフ氏のお誕生日だったそうです。

ウルフ博士のモチーフになった特撮の悪役外人役者さんだった方です。

 ――しかし、凄いものだな、ブレイン総統は地球から遠く離れたダバール星に瞬時に転送装置で玉璽を転送した。


 そういえばウルフ博士に玉璽の入ったペンダントを奪われた事なんて誰も気づいていなかったんだよな、


 そうだ! ウルフ博士、アイツに聞けばひょっとして今ここにアーゴンの居ない理由が分かるかもしれない。


「ウルフ博士、質問に答えてもらいたい」

「ヘン、何だ? ワタシに何の用だ!」

「お前はあの三島のブキミーダとずっと一緒にいたよな、アイツがアーゴンという何かを手に入れたって話は聞いた事が有るか?」

「知るか、ボケ! まあ、アイツが何か変な円の中で――何故ここから移動できないのだ!?――とかわけのわからん事を言っていたのは覚えてるがな!」

「変な円?」

「そうだ! 変な円がフィリピンの山の中に有って、アイツは喜んでその中心に立ったんだが、何も起きなかったので悔しがっていた」


 そのウルフ博士の返答に興味を持ったのはブレイン総統だった。


「ウルフ君、初耳だよ。何かね? その変な円とは」

「ワタシも知らない、本当だ。ただ場所だけは覚えている」

「そうか、それではその場所をわたしに教えるのだな」

「わ、わかった。教えるから電撃はやめてくれ」


 ウルフ博士はブレイン総統に変な円のあった座標位置を伝えた。


「ほう、わたしのカメラで見つけたよ。これがどうやらウルフ君の言っていた変な円に違いあるまい」

「ご主人様ー。ワタシ、コレ……水曜ダイナミックで見ましたー」


 ——これは! 水曜ダイナミックのアーゴンを探せの中で番組の後半に出てきた謎のミステリーサークルだ!——


 コレは一体何なんだ?


「オレ、コレミタコトアル。ボボンガノムラ、スコシトオク、コレトオナジモノ……アル」


 そうか、コレでわかった!!


「話は聞かせてもらった。つまり、このミステリーサークルは、ダバール星と地球のワープ装置だったんだよ!!」

「「「な。なんだってー!!!」」」


 まあある意味トンデモ理論だが、あの三島のブキミーダがミステリーサークルの中心で一喜一憂していたと聞くと信ぴょう性も増すだろう。

 このワープ装置でアーゴンが地球に送られたとすれば、アーゴンは古代ダバール星人の巨大兵器だった可能性が高い。


 だがなぜ地球に?


「ボボンガ、アーゴンって一体何なんだ?」

「アーゴン、ボボンガノマモリガミ。トオイセカイカラノシンリャクシャ、アーゴンタオシタ」


 まさか、このミステリーサークルは地球からダバール星を攻め込もうとした時の物なのか!? そうなると、古代の地球人がダバール星を攻めようと??


「ボボンガ、遠い世界の侵略者とは?」

「シンリャクシャ、アオクナイハダノヤツラ、マサニ、イマノチキュウジンイイツタエソックリ」


 何という事だ! かつてのダバール星への侵略者は地球人だったのか!!


「アーゴン、シンリャクシャ、オイハライ……ソノセカイニキエタ」


 つまり、アーゴンは侵略者である地球人を追い払い、その後このワープ装置で反対に地球に攻め込んだわけだな。

 その後ダバール星人との連絡がつかなくなり、そのままアーゴンは主人の命令を聞かないまま地球のフィリピンの山中を彷徨ったというわけか。


 コレで謎が全部繋がった。


 あくまでも仮説だが、古代の魔神ラゲンツォを倒す為、古代ダバール星人はアーゴンを作った。

 そしてラゲンツォを倒したアーゴンだったが今度は古代地球人がダバール星に攻めてきた。


 アーゴンはその古代地球人を追い払ったが、そのままワープ装置で地球に移動してしまい、帰ることなく地球の山中を彷徨った。

 そのアーゴンをブキミーダが見つけ出し、巨大獣として改造してしまった。


 といったことか。


 なるほど、アーゴンがこの時間軸で出てこなかった理由がわかった。

 ボボンガが生きていて、アーゴンを操る首飾りがブキミーダの手に入らなかったのでアーゴンを操る事が出来なかったのか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星★★★★★よろしくお願いします! していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません! ぜひよろしくお願いします!

ゆーたん(たけのこ派)

別作品です、こちらもどうぞよろしくお願いします。
双子が姉妹の令嬢として再度生まれて人生を入れ替えてやり直す話です

運命のゆりかご・生き別れの双子令嬢は猫に導かれ互いの人生をやり直す



魔族の男がポンコツ女達に振り回されるギャグです

魔王軍最強触手幹部 左遷先の不毛の地で困窮する食糧事情を解決、なし崩しに出来たハーレムで本土に逆襲大作戦!!

元ゲームクリエイターが転生して救世主になるファンタジーです

『転生クリエイターのマップチェンジャー』圧倒的な魔力でチート能力を使い一瞬で天変地異を巻き起こす元ゲームクリエイターの転生者はハズレスキルの地面作成(マップチェンジ)を使いこなし救世主となる!

改心したワガママ令嬢が人生をやり直す話です。

ワガママ令嬢は挫けない 〜傾国の悪妃として処刑されましたが、今度こそ誰もに愛されるよう努力します〜

ダンジョン配信でミミックが悪人を退治する話です。

社会のゴミ箱DQNイーター 元ラストダンジョン裏ボスつよつよピザ好きミミックが移動先のダンジョンでよわよわヒーロー仮面配信者と世直し配信!

― 新着の感想 ―
[一言] ウルワシアが地球人を野蛮な生き物とか言った場面があったけど もしかしたらこれが理由なの?
[良い点] ♪な~ぞがとけ~る~ひ~
[一言] アーゴンは無事だった! 謎も解けて良かった!!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ