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第三十六話 巨大獣バゲゲゾ 追い詰められたブキミーダ 7

 バインゲルZZが倒され、残ったロボットはビスマルクWOだけになった。

 だがそのビスマルクWOも巨大獣ジャガジャガによってズタズタにされ、もうフラフラだ。


 最近は同人戦士を拗らせている戦士エリザとスタンリーだが、本来はダバール星でも生え抜きのエリート部隊のパイロットだ。

 決まった行動しか出来ない人工知能で動く程度のロボット相手に苦戦するわけが無い。


 バインゲルZZは本来空軍大臣ゼッターが乗るロボットだった。

 そういう点ではかなり強いロボットだったが、今は三島長官の姿のブキミーダが用意した基本的な動きの人工知能しか載っていない。

 その程度のルーチンであの二人組に勝てるわけが無い。


「何だと何だと……!? ここまでワシが追い詰められたというのか! クソッ! こうなったら破滅ミサイル水爆砲を発射してやる!」


 瀕死のビスマルクWOを操った三島長官の姿のブキミーダは、破滅ミサイル水爆砲に火を入れた!


「ケカカカカカカッ! 全て吹き飛んでしまえっ! ワシは高みの見物をしてやるわ!」


 そういったアイツは、ミキサーマシンを上空高くに浮上させ、いつまでも不快な笑いをしていた。


 ビスマルクWOはルーチン通りの動きで俺の乗る機動要塞ドグローン目掛け、破滅ミサイル水爆砲を放ってきた。

 アイツのロボットの思考ルーチンは分かっている。デカい敵の標的を狙えば確実に倒せると考えたのだろう。


「ガッダインチーム! 少し予定が変わったが凍結をさせるのは可能か!?」

「おう、ブキミーダのオッサン、オレ達に任せな!」

「わたしも予定通り行けます!」


 ガッダイン5が左手首からフリーザーストームを吹き出し、エルベΩ1がそれをセイレーントルネードで威力倍増させた事で、相模湾が凍り付いた。


 破滅ミサイル水爆砲は……完全に凍結し、時限装置も止まってしまったようだ。

 そのまま凍り付いた破滅ミサイル水爆砲と無力化してしまったビスマルクWOはそのまま海に落下した。


「な、何故だ!? 何故爆発しない!!」


 ブキミーダが困惑しているようだ。

 まあ派手な水爆の爆発を高みの見物しようとしていたようだが、そうはさせるか!

 破滅ミサイル水爆砲はビスマルクWOもろとも凍り付いて相模湾で氷漬けだ。


「キサマ! 一体どういう事だ!?」


 なんと、俺の居る機動要塞ドグローンの通信機に三島長官の姿のブキミーダから通信が入ってきた。


「おや、三島長官。よくこのチャンネルがわかりましたね」

「ふざけるな! ワシを不快な声のしゃべり方でバカにしやがって!」


 いや、それ元々のアンタの声ですがな……。


「それで、一体何用ですかな?」

「キサマ、一体何者だ? 毎回毎回ワシの作戦を台無しにしよって……何故この先の展開が分かっているかのようにワシの邪魔が出来るのだ!?」


 いや、それをわざわざ何で敵であるアンタに教えなきゃいけないのよ。


「まああの巨大頭脳ブレイン総統って大型コンピューターがこの先の未来を計算して教えてくれてるから……かな」

「何!? ウルフ博士のヤツ……そんな事も知らずに作戦を立てていたというのか、あの役立たずめっ!!」


 しめしめ、どうやら三島長官のブキミーダは本当の俺の正体には気が付かないようだ。

 勘違いしたまま俺がブレイン総統の計算通りに動いていると誤解してくれたらしい。


「くそっ、キサマのせいでワシはもう破滅だ! こうなったら……もう方法は構ってられん。今に見ているがいい、貴様等に吠え面をかかせてやる!」


 あらあら、この期に及んで負け惜しみですか。


「特にキサマだ! ワシの姿で誰にどう取り入ったか知らんが絶対に許さんぞ。絶対に地球人もダバール星人もブレイン共もメチャクチャにしてやる!」


 いや、とりあえずアンタの頼りの綱の海底基地これからぶっ壊す予定なんですけど……。

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