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第二十九話 巨大獣ギャンゴ 巨大な腕が襲う! 11

 ――ガッダイン5対巨大獣ギャンゴ――


 この対決はギャンゴの優勢だった。

 原作では諜報官のミザーリンが乗っていたので一般兵よりは強いくらいだったギャンゴだが、今乗っているのは皇帝特殊部隊タイタンのリーダーであるトニーだ。


 言うならばロボットの操縦のスペシャリストが乗っているので、これが普通の雑魚ロボットだったとしても【ロボットシミュレーションゲーム】ではリアル系でもなかなか攻撃が当たらない状態だ。


 その上敵からの攻撃はガッダイン5に当て放題、だからガッダイン5はエネルギー弾を喰らいボロボロになっている。


「何と他愛ない、噂のガッダインとやらもこの程度か!」


 巨大獣ギャンゴに乗ったトニーは手からのエネルギー弾を連発し、ガッダイン5を翻弄している。


「そろそろこれでとどめを刺してやる!」


 トニーは右手に集めたエネルギー弾を巨大化させ、その巨大なエネルギーボールをガッダイン5に投げつけた。


「これでも喰らえぇぇ!」


 流石はタイタン部隊の隊長トニーだ、あの野球の動きをあっという間に自らの物にし、エネルギー弾を野球のポーズで思いっきり投げつけた。


「ぐわああああっ!」


 エネルギー弾を喰らったガッダイン5が吹っ飛ぶ。

 そしてガッダイン5は倒れ、龍也達も動けなかった。


「くそっ! アイツ……今までの敵とは強さがまるで違う……ぜ」

「龍也、アイツは遠距離攻撃に特化しているようだ、おれにやらせろ」

「流、わかった。頼んだぜ」


 ガッダイン5が立ち上がり、巨大獣ギャンゴのエネルギー弾を避けた。


「はっ! どうやらメインパイロットが代わったようだな、だがっ!」


 巨大獣ギャンゴはエネルギー弾を両手から放ち出した。

 流石に量が増えた事で流の動体視力でもこの大量のエネルギー弾は避けきれないようだ。


「くそっ! これじゃあキリがないな!」


 その時、北原未来要塞ベースから連絡が入った。


「儂じゃ、代々木じゃ。今基地が敵の特殊部隊に襲われて大変な事になっておるぞい」

「えぇっ! 何ですってっ!?」


 どうやらトニーとガッダイン5が争っている間に特殊部隊タイタンが潜入し、北原未来要塞ベースは防戦一方らしい。


「今ようやく防衛軍のブルーマフラー隊が到着した、これでどうにかなるかもしれんぞい」


 ブルーマフラー隊は剣崎隊長以下、岩田哲男ガンテツ、細井隊員、丸田隊員達がタイタン部隊と戦っているようだ。

 そしてケン坊の姿の三島長官も鉄モップでタイタン部隊と渡り合ってる。

 流石は姿が変われども元防衛軍最強の三島長官というべきか。


 ――だが、様子は普段と違った。


「グオオオオオオァアアアアッ!」

「ガンテツ、どうした!? 俺のいう事が分からないのか!?」

「ギャアアアー!」


 何やらガンテツの様子がおかしいようだ。


「ガンテツのヤツ、防衛軍技術班の作ったあのヘルメットを被ってからおかしくなってしまったようだ」

「グウウウウウオオオウ!!!」


 ガンテツが我を失ったまま暴れているらしい。

 そしてタイタン部隊をガンテツが何人も血まみれにして致命傷を与えているようだ。


 これは、間違いない!

 アイツ……洗脳ヘルメットを作らせてガンテツに被らせたのか!


「こちらダショ、ゲシオとクロエが敵の特殊兵らしきものにやられたっ!」


 流石は洗脳ヘルメットといったところなのか、ガンテツは能力的に格上のはずの皇帝特殊部隊タイタンのメンバーを血まみれの戦闘不能にしていた。

 だがこのままではガンテツ自体の命、脳にも危険がある。


 アイツ、所属場所が変わってもやる事は同じか……。


 このままではガンテツが危ない。

 ここはミザーリンに言ってどうにかガンテツを止めなくては。


 マジでこの状況、どう改善すれば良いってんだ!?


 基地の外ではまだガッダイン5と巨大獣ギャンゴに乗ったトニーとの戦いが続いている。

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[気になる点] >アイツ……洗脳ヘルメットを作らせてガンテツに被らせたのか! 原作では部下に丸投げして作らせたけど、原理そのものは真ブキミーダも知ってたわけね……畜生め!
[一言] ガンテツがやられたー!? おのれ偽三島!!
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