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第二十九話 巨大獣ギャンゴ 巨大な腕が襲う! 1

 ガッダイン5に敗れた俺達は全員で奇岩島に帰還した。

 流石にアクラデス執政官も今回は俺達の事を責めないようだ。


 まああの反射衛星砲作戦を考えたのがアクラデス本人であり、今回の失態はどちらかといえばダンダルが命令を忠実に実行できなかった事だが、アクラデス自身の伝達の甘さも敗因と言えるだろう。


「お前達、今回の件は仕方が無いのだ。だが、次同じような事が有ったら本当に許さないのだ!」

「はっ、アクラデス様」


 まあここは上官を立てておくのが社会人ってもんだろうな。


「しかし、敵ながらあっぱれというしかないのだ。まさか、我の反射衛星砲の存在に気が付く奴があのガッダイン5の中に居るとは……。その者とはまた知恵比べで打ち負かしてやりたいモノなのだ!」


 どうやらアクラデスは徳川竹千代をライバルと認めているようだ。

 武闘派のシャールケンはメインパイロットの紅井龍也をライバル認定していたが。


 まあ竹千代はあの代々木博士や原作の三島防衛長官も認める天才児だからな。

 頭脳派のアクラデスにとっては良い強敵と言えるだろう。


「皆の者、数日は休んで良いのだ。下手にずっと動き続けるのも狩りの効率を下げてしまう、それなら動ける時に動いて休める時にはしっかりと休んでおくのだ!」


 ――あ、これ野生の帝国のセリフだ。


 ――肉食動物達はいつでも餌を求めて動き続けているわけではありません。時には休みも必要なのです。ずっと動き続ける事は狩りの効率を下げてしまい、むしろ損をしてしまうのです――


 何だかダバール星人のみんながテレビに毒されているなぁ。

 まあ十中八九俺のせいなんだが、でもそれでこの環境が良くなってるならこれでいいとしておこう。


 ダンダルはダンダルでプロレス中継とのど自慢番組を見て楽しんでいるし、結局みんなテレビが好きなんだな、この時代はやはりコンピューターとかよりもテレビが娯楽の王様だったと言える。


 まあそれはさておき、あまり呑気な事も言っていられない。

 何故ならダバール星人が地球に侵略している理由の大半は、本星の人工太陽暴走による滅亡の危機からの脱出用の移民星確保の為だ。


 この大問題を解決しない限り、地球にもダバール星にも本当の平和は訪れない。

 だからこんな所でずっとテレビを見ているわけにもいかないのだ。


 困った困った、マジで困った。

 物語としてももう二十九話、残りは後十五話だ。


 後1クール少しの間にどうにかこの問題を解決しなくては、ダバール星の滅亡、もしくはデスカンダル皇帝による地球の征服、どちらかの最悪の結末が待っている。


 一日も早くこの問題を解決しなくては。

 この奇岩島基地は、今は地球人の捕虜もダバール星人もお互い協力出来ていた平和なものだ。


 だから地球とダバール星の協力が出来ないわけでは無い。

 実際にバルガル将軍とみどりさんや、玄太郎とキレーダさんのように星を超えてお互いが理解できる関係が少しずつ構築されているのだ。


 この話の流れなら、地球人とダバール星人が協力して生きてく未来は十分作れる。

 だがその為にはあの悪辣で強欲なデスカンダル皇帝と三島防衛長官の中に入り込んだ本物のブキミーダをどうにかしなくてはいけない。


 確か、そろそろ皇帝直属の特殊部隊が到着する頃だ。


 地球侵略が進まない事にしびれを切らしたデスカンダル皇帝は自分の直属の特殊部隊を奇岩島基地に送りこんで来る。


 その特殊部隊の隊長がトニーだ。

 トニーは特殊部隊の隊長の名前だが……実は彼はミザーリンの弟だ。


 そう、二十九話はトニーが奇岩島基地に到着し、地球防衛軍本部に攻撃を仕掛ける話だ。


 時間的にそろそろ彼が到着してもおかしく無い頃か。


 奇岩島基地の上空から宇宙船が飛来した。

 そして到着した宇宙船からは、ダバール星皇帝直属特殊部隊が降りてきた。

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