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第二話 巨大獣ゲスラー 母の悲劇! 5

番外編で出てくる予定で別作品の宇宙人の言語の名前を変更しました。

 ちょっと困った事になった。

 そういえば巨大獣ゲスラーの長所である遠距離攻撃の出来る火炎砲、ドドンガーに使ってしまったので今はロクな武器が無いんだ。


 ——巨大獣ゲスラ——


 全長45メートル 体重1000トン


 空を飛ぶ事に特化した軽量化に加え、遠距離攻撃の出来る火炎砲を装備している。

 また、鋭いかぎ爪は上空から一気に攻撃するのに優れている。


 これがガッダイン5大百科に書かれている巨大獣ゲスラーのデータだ。

 しかしその火炎砲が無いと特徴が無いというのか……何というのか。


「どうした? ブキミーダ殿」

「い、いえ。ちょっと困った事がありましてな……」

「それはどういう事か?」

「実は、遠距離攻撃の火炎砲をドドンガーに使ってしまい、武器が見当たらんのですわ」


 それを聞いたバルガル将軍が大きな声で笑った。


「ワッハッハハ、そんなもんいらん! むしろそんな遠距離攻撃なぞ卑怯者のする事だ。むしろなくて清々する。なあ、ブキミーダ殿よ。吾輩、お主の事は正直鼻持ちならない相手だと思っておったが、そのロボットを作る腕は認めておるのだ!」


 そういえば、今日はバルガル将軍が俺の事を呼び捨てでは無く、敬称の――殿――を付けて対等に話している。

 これってひょっとしてみどりさんを連れてきた事で、バルガル将軍の俺への評価が上がったのだろうか??


「ブキミーダ殿よ、遠距離攻撃なぞ要らんから、代わりにもっと何か特化した武器を付けることは出来るか?」

「は、はい。一応付けようと思えばつけられるかと……」

「そうか! それでは男らしい武器を頼むぞ、みどりさんに良い所を見せてガッダインを倒して俺の方が強いと見せてやるのだ!」


 何というか野蛮というか、本能のままのオスの闘争本能というか……。

 まあ男らしい武器を巨大獣ゲスラーにつけろと言われたとして、男らしい武器……男らしい武器……。


 やはり装甲鉄機メタルズの代名詞とも言える大きな杭を敵に火薬で叩きつけるパイルバンカーか。

 ――いやいや、パイルバンカーと空中戦ってのはあまり合わない、あれはローラーダッシュの地上戦だから効果を発揮する武器だ。

 そうなるとやっぱりジェッターロボのジェッター2が装備しているマッハドリルか。


 そうだ! マッハドリル。

 あれはスピード特化のジェッター2だからこそ映える武器だった。

 それなら飛行特化のゲスラーにつけても問題は無さそうだ。


 俺はロボット制作にコンピューターを使い、完成させた。

 何故元々地球人の俺がダバール星人の言葉が分かるのか、それはまあ昔のアニメのご都合主義という事で片づけておこう。


 このガッダイン5の5年後の作品、――超機動要塞ギガロス――ではこの言葉が通じないを作中で見せる為、ゼントールディア語というスタッフ独自の言葉を作り会話させていたが、この時代のアニメにそれを求めるのは酷というものだ。

 なお、俺はゼントールディア語を話そうと思えば話せるが、今はそんな能力必要ない。

 というか、受験生だった時に外国語覚えずにコレを勉強してたなんて何やってたんだ俺。


 まあとにかく俺はこのデラヤ・ヴァイデスにあるコンピューターを使い、ロボットアームや巨大バーナーを使って巨大獣ゲスラーにドリルを付ける作業に取り組んだ。


 このゲスラー、ロボットシミュレーションゲームでは結構な難敵で、空を飛びながら遠距離攻撃するのでかなり鬱陶しかった。

 だからとガンボーグ系のマシンスーツで近づけば空中から地上に強烈なカギ爪で、未改造ならガンボーグですら一撃で撃沈するレベルの強さだった。


 それにドリルを付けたんだからそりゃあ強くなるだろう。

 下手すればマジでガッダイン5に勝てるかもしれない。


 俺はそんな事を考えながら最終調整を進めた。

 その後、上機嫌でバルガル将軍がやってきた。

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[一言] クトゥルフなのかクトゥルーなのかク・リトル・リトルなのか、日本語しかしゃべれないのに口論してたりしたなー。 俺ではないが。 あの頃を懐しく思い出しながら楽しませていただいております。
[一言] 俺ではない、あくまで俺ではないが、そちら方面のマルチリンガルは確かに居たな。 謎言語で会話してる一群が。 俺ではないが。 いい歳(平成)になってもグ……いや、止めておこう。
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