表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/646

第一話 巨大獣ドドンガー 東京侵略作戦! 9

――アカガマキンニコ――


意味の分からない人はググるかお父さんではなくお爺ちゃんに聞いて下さい。

 これから俺はブキミーダ参謀長として、地球侵略作戦に出撃する。


 ――移動要塞ドグローン――


 巨大な頭蓋骨の頭部の部分に脳ミソのような生体コンピューターを組み込んだ形の大型移動要塞だ。


 デラヤ・ヴァイデスの十分の一程度の大きさとはいえ、スーパーロボットシミュレーションゲームでは堂々のLLサイズ。

 当然のように倒せば資金と資源がメチャクチャ手に入る母艦系要塞というべきか。


 グローン円盤の名前はこのドグローンから来ているという説もある。

 俺はこれにマーヤと乗り込み、地球を目指す事になった。


「フン、行きおったか。まあ、あやつが生きて帰れるわけがあるまい。戦士の情けだ、冥福くらいは祈ってやろう」

「あら、すぐに折れてわたくしに泣きついてきたら手助けしてあげるつもりだったのに、自分から死にに行くなんて、本当におバカさんね」

「フハハハ、ブキミーダよ。余にその力を見せてみろ。ダバールに口だけの弱い者はいらんからな!」


 俺は謁見の間の密かに仕込まれていた盗聴マイクからシャールケン達の声を聞いていた。

 ブキミーダって本当に猜疑心の強いやつだったんだな。


 まあそのおかげで彼らの本音が聞けたワケだが。

 とりあえずは地球に向かおう。


 さて、番組で言えば前半のアイキャッチが終わって後半が始まった辺りか。


 本放送当時はコマーシャルでアカガマキンニコとか言われてたけど、結局俺は買ってもらえなかったDXガッダイン合体ボックスとかのコマーシャルと、鬼面ライダー3Xの変身ベルトやお菓子のコマーシャルが流れていたな。


 ドグローンは大気圏を突入し、地球上空に到着、そして俺はドグローンの向かう先を東京にした。


「行けっ! 巨大獣ドドンガーよ!」

「グロロロロォォーン‼」


 ドドンガーはグローン円盤を組んだ台座の上に乗り、東京上空に現れた!


「御機嫌よう、地球人共よ。ワシはダバール星人のブキミーダである。無駄な抵抗はよせ、すぐに降伏するなら命は助けてやろう」


 これで本当に戦いが避けられてたら気が楽なんだが……。


 なお、原作でのブキミーダの台詞はこうだった。


 ――御機嫌よう、薄汚い蛆虫共よ、ワシはダバール星人の偉大なるブキミーダ様である。無駄な抵抗はよせ、全員皆殺しにしてやろう!――


 マジで性格の悪さが台詞から伝わってくるレベルだ。


 どうにか戦わずに済めばいいのだが、どうもそういうわけにはいかなそうだ。

 ここはやはり誤魔化すしか無いな。


「フン、地球人共よ、無駄な抵抗がどれ程愚かな事か、今からワシが思い知らせてやろう! 巨大獣ドドンガーよ、やれっ!」

「グロッロオオオーーンッッ!」


 ドドンガーは口を開き大きく咆えた。

 そして火炎弾を山目掛けて放った!


 ドゴォーン!


 山の中腹に風穴が空く。

 出来るだけ無人の場所を狙ったつもりだが、もし犠牲者が出ていたらすまない。

 流石に昔のロボアニメで誰一人殺さずってのは無理がある。


 とくに皆殺しの浜野監督になるとダンボット3なんて主人公の家族全員死亡だったし、伝承巨神デリオンでは登場人物全員死亡なんて暴挙もやっている。


 それに比べればあの山の犠牲くらいならまだ大したレベルでは無いだろう。


 ドドンガー、ならびにダバール星人の脅威は、とりあえず地球人に伝わったと思う。

 後はいかに時間を使ってガッダインチームの母親を死なせないか、それが問題だ。


 とりあえずは時間稼ぎの為に横須賀か横田に向かうか。

 そう思っていたのだが、これまた原作の強制力が働いたらしい……。


「侵略者め、ここは私が守ってみせますっ!」


 え、あれって……ガッダイン5のプロトマシン……ダインジェット!?

 ガッダイン5の頭部になるジェット機の未塗装の機体が上空から現れてしまった!


 あれってガッダインチームの千草のお母さん、北原みどりさんが乗ってるやつだよー! 頼むからここから立ち去ってくれー!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
「面白い!」「続き読みたい!」など思った方は、ぜひブックマーク、下の評価を5つ星★★★★★よろしくお願いします! していただいたら作者のモチベーションも上がりますので、更新が早くなるかもしれません! ぜひよろしくお願いします!

ゆーたん(たけのこ派)

別作品です、こちらもどうぞよろしくお願いします。
双子が姉妹の令嬢として再度生まれて人生を入れ替えてやり直す話です

運命のゆりかご・生き別れの双子令嬢は猫に導かれ互いの人生をやり直す



魔族の男がポンコツ女達に振り回されるギャグです

魔王軍最強触手幹部 左遷先の不毛の地で困窮する食糧事情を解決、なし崩しに出来たハーレムで本土に逆襲大作戦!!

元ゲームクリエイターが転生して救世主になるファンタジーです

『転生クリエイターのマップチェンジャー』圧倒的な魔力でチート能力を使い一瞬で天変地異を巻き起こす元ゲームクリエイターの転生者はハズレスキルの地面作成(マップチェンジ)を使いこなし救世主となる!

改心したワガママ令嬢が人生をやり直す話です。

ワガママ令嬢は挫けない 〜傾国の悪妃として処刑されましたが、今度こそ誰もに愛されるよう努力します〜

ダンジョン配信でミミックが悪人を退治する話です。

社会のゴミ箱DQNイーター 元ラストダンジョン裏ボスつよつよピザ好きミミックが移動先のダンジョンでよわよわヒーロー仮面配信者と世直し配信!

― 新着の感想 ―
[一言] >「御機嫌よう、地球人共よ。ワシはダバール星人のブキミーダである。無駄な抵抗はよせ、すぐに降伏するなら命は助けてやろう」 かくして、ブキミーダの戦いは始まった。 それは「運命」を変える戦い…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ