心霊ホラー好きは避けて通れ
現実の心霊現象にロマンはないから、心霊ホラー好きは体験しないほうがいい。
どうしてだかちょっと物音がしたくらいで「こわい!」ってなれるひとのところに幽霊はあらわれる気がする。幽霊のほうもひとを選んでるんだろうか。反応がいいお客のところに行くほうが楽なんて考えてるんじゃないぞ幽霊。
心霊ホラー好きに提唱したい。心霊現象に憧れがあるならそのままにして、絶対に体験するな。しょぼくてがっかりする。
窓ガラスに人影が映るとか、勝手にドアが開いたとか、精々その程度だ。それくらいなら「なにかの加減で死角に居たひとが窓ガラスに映っただけ」「立て付けが悪くてドアが勝手に開いただけ」で説明できる。こわくない。呪われたり祟られたりはしない。
結構な期間、そういうことが頻発する場所に居たが、はっきり云ってがっかりする。なんにもロマンはない。面白くない。意気消沈するだけだ。
しかもホラー好きなわたしのところにあらわれることは稀で、ほかのひとから聴くのだ。「こういうことがあったよ」と。
それが驚くような体験ならともかく上記のような出来事なので、「それは見間違いでは?」「それはドアがちゃんとしまっていなかったのでは?」ですんでしまう。面白くない。幽霊はホラー好きを避けているのではないだろうかと思うくらいだ。
ちなみにだが彼らに季節性はなく、目撃証言は年中ある。それなのにわたしはめったにお目にかかれない。
だから心霊ホラー好きよ、心霊スポットへは行くな。どうせがっかりするだけだ。がっかりだけならいいが、その後ホラー映画やホラー小説をなかなか楽しめなくなる。ホラーは「ファンタジー」であるからこそ楽しいのだ。距離をとれ。実際の心霊現象を体験するな。そこにユニコーンは居ない。




