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お姉ちゃんのバカ!

 用済みになったキメラ『クー』を誘拐・監禁・拘束したラファエラに激怒したミシェル。

 何がなんだかさっぱり分からないが、とにかくミシェル対ラファエラ戦が始まろうとしていることだけは理解したクー。

 さぁ? どうする? クー。


「ミシェル様、やめてください」


「クー、安心せい。わしが今すぐこいつの息の根を」


「やめてください! あなたたちがケンカなんてしたら世界が滅んでしまいます!!」


「弟子に説教される師匠……ふふふ」


「ラファエラ……お前!!」


「ミシェル様! その人はあなたをからかっているだけです! あなたに構ってほしいだけです!」


 それを聞いたミシェル様はキョトンとした。


「な、なんじゃと?」


「な、何言ってるの? 私は……」


「ラファエラさん、今少しだけ耳が赤いですよ。照れてるんですか?」


「んー? ほう、これはなかなかいい色をしておるのー」


「み、見ないで! 私を見ないで!!」


 彼女は両手で顔を覆い隠す。

 おそらく赤面しているのを見られるのが恥ずかしいのだろう。

 ミシェル様は彼女の首から手を離すと彼女をギュッと抱きしめた。


「お前は本当に不器用じゃなー。そんなことではいざという時真っ先にやられてしまうぞー」


「う、うるさい! お姉ちゃんのバカ!」


「はいはい」


 彼女はしばらくミシェル様の腕の中で泣いていた。

 はぁ……今回はうまくいったが、こんなのがあと三人もいるとなると先が思いやられるな……。

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