ペット
私が目を覚ますと四肢を枷で拘束されていた。
これは手術台か?
うーん、まあとりあえず別のモンスターに変身して逃げるか。
私が別のモンスターに変身しようとすると電流が流れた。
あれ? おかしいな。別のモンスターに変身できないぞ?
もう一度やってみよう。
私が別のモンスターに変身しようとすると再び電流が流れた。
な、なぜだ? なぜ別のモンスターに変身できないんだ?
私がそんなことを考えていると今朝私の目の前にいた美少女がやってきた。
「無駄。お前はもう私のもの。一生私のペット」
「はぁ? お前、何言って……」
「お前じゃない。私はラファエラ。ミシェルの妹」
「い、妹? ということは、お前も魔女なのか?」
「魔女? 違う。私たちは……」
彼女が最後まで言い終わる前にミシェル様が現れた。ミシェル様は彼女の首を掴むと足がつかないところまで持ち上げた。
「余計なことを言うな、ラファエラ。いくらわしの妹でもわしの弟子に手を出したら……お前の息の根を止めるぞ?」
「姉さんはいつもそう。私の邪魔ばかりする。この子はキメラ。そのへんにいるモンスターと同じ化け物。ペットにして何が悪いの?」
「クーはキメラだが、わしの弟子だ。その証拠に女神様の加護をちゃんと受けている。まあ、まだその力を使うことはできぬが」
「へえ、そうなんだ。でも、これから体をバラバラにする予定だから邪魔したら姉さんでも手加減しないよ?」
「妹のくせに生意気じゃのー。久しぶりにやるか?」
ミシェル様の妹、ラファエラ。
おそらくこの二人が今ここで戦うと私は確実に死ぬ。早くなんとかしなければ……。




