表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/320

放心状態

 修行が終わると、クレア(不老不死モンスターハンター)は私を自分の肩に乗せて家まで運んだ。私は米俵ではないのだが。

 ん? どうして私はそんなことを知っているんだ?

 うーん、よく分からないがまあ記憶については今はどうでもいい。

 それより今は……この状況をなんとかしないといけないな。

 クレアは家に到着すると私をベッドに押し倒した。


「クレア」


「なあに? クーちゃん」


「とりあえず汗を流そう」


「え? あ、あー、そうだね。汗流さないと気持ち悪いもんね」


 クレアは水と大きめのおけを用意すると秒で全裸になった。

 その後、彼女はボディタオルで体を洗い始めた。


「分かっているとは思うが、お前が使った水は捨てろよ?」


「え? 飲んでくれないの?」


「なぜ私がお前の皮脂まみれの水を飲まないといけないんだ?」


「あっ、ごめん。それは立場が逆じゃないとダメだね」


 立場が逆だったらやるのか?

 こいつ、もしかして今まで私が使った水を……。

 ま、まさかな……。


「あれ? マリーちゃんいないね」


「ん? あー、そうだな」


 おかしい。この時間は家のどこかで寝ているはずなのに。

 まさか! 一人でどこかに!!


「クレア、急用ができた。褒美は今与える。目を閉じろ」


「え? え!? く、クーちゃん! まだ心の準備が!」


 私は片手でクレアの両目を覆い隠すと彼女の頬にキスをした。


「じゃ、行ってくる」


「……あっ、うん……」


 クレアは放心状態だったが、私はほとんどマリー(吸血鬼)のことしか考えていなかったため勢いよく家の扉を開けた。

 マリー、いったいどこに行ってしまったんだ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ