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元魔王討伐軍のエース

 私に足りないのはモンスターとの戦闘経験ではなく対人戦闘経験。

 そのためクレア(不老不死モンスターハンター)と戦えば私は今よりずっと強くなれる。


「クレア、私はこのままの姿でいいのか?」


「まあ、モンスターの姿になってもいいけど、それだとクーちゃんが不利になっちゃうからそのままの姿でやった方がいいと思うよ」


「そうか。で? 本音は?」


「どさくさに紛れてクーちゃんのあんなところやこんなところを触りたい!」


「はぁ……そういうところがなければ、そこそこいい女なのになー」


 この女は残念なやつだ。だが、今はこの女と戦うしかない。夜になったらマリー(吸血鬼)と戦えるから、それまでの辛抱だ。


「ねえ、クーちゃん。そろそろ始めようよ」


「そうだな。よし、来い! ボコボコにしてやる!」


「よおし、それじゃあ行くよー!」


 クレアはいきなり『光化こうか』した。

 ば、バカ! 今の私は幼女なんだぞ! 光になったお前のスピードについていけるわけないだろ!


「ドーン!」


「うわああああああああああああああああああ!!」


 く、クーちゃんが遠くに行ってしまった。

 わ、私なんてことを!


「クーちゃん! 大丈夫ー!?」


 私が大声でそう叫ぶとトルネードファルコンが猛スピードで私に突撃した。

 最初は避けようと思った。けど、なんとなくそれがクーちゃんだということに気づいたため私はしっかり受け止めた。


「バカクレア! いきなり光になるな!! 修行にならないだろ!」


「い、いやあ、クーちゃんと戦えるって思ったらつい。というか、初めて見たよトルネードファルコン」


「そうなのか?」


「うん。まあ、この森はミシェル様の結界で覆われているからね、それのおかげでほとんどの鳥型モンスターはこの森の存在すら認識できないんだよ」


 そうだったのか。ん? だとしたら、あの暗雲はいったい何だったんだ?

 未だに正体が分からないが。うーん、まあ、いいか。


「そうか。あのロリババアはやっぱりお前より強いんだな」


「そりゃそうだよー。元魔王討伐軍のエースなんだから」


 なんで魔女がエースなんだよ。

 まあ、あのロリババアなら一人でも大丈夫だろうな。


「そうか。それはまあそれとして。そろそろ修行を再開するぞ」


「うん、分かった。あっ、次は通常形態でやるから安心してね」


「ああ。というか、お前はしばらく光になるな」


「はーい、分かりましたー」


 まったく、本当に分かったんだろうな?

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