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晩ごはんの支度

 私について教えられることは少ない。

 まず私がキメラだということを伝えることはできない。

 クレア(モンスターハンター)は私のことを人だと思っている。

 私と出会った時、私が変身魔法を使ってモンスターに変身していたと思ったからだ。

 次に私の過去について。私は長い眠りから目覚めた。どれくらい眠っていたのか自分でも分からないため自分が今何歳なのか分からない。

 最後に私の記憶について。私の記憶は妖精を根絶やしにするということ以外、ほとんどぼやけている。

 そのため私について多くを語ることはできない。


「クーちゃん」


「なんだ?」


「どうしてクーちゃんはそんなにかわいいの?」


「は?」


 まったく予想していなかった質問をされた。

 わ、私がかわいい? 私は幼女だが、別にかわいいとは思っていないぞ?

 こいつの目はどうかしているのか?


「かわ、いい?」


「え? だってそうじゃん。特にさ、その黒くて長い髪がいいよね」


「そうか? 私はそうは思わないが」


「えー、そうなのー? サラサラしててふわふわしてて触ると気持ちいいよ」


「勝手に触ろうとするな、髪が汚れる」


「汚れたら私が洗ってあげるよ。もちろん優しく丁寧に」


 当たり前だ。乱暴にされたら髪がいたんでしまう。


「もし、そうしなかったらお前の体をめちゃくちゃにする」


「え!? クーちゃんが私の体をめちゃくちゃにするの!? クーちゃんって意外と積極的なんだね」


 ん? 今のはボコボコにするという意で使ったのだが間違っていたのか?

 まあ、いい。えーっと。


「そんなことはどうでもいい。それより私について知りたいことはないのか?」


「うーん知りたいことはいっぱいあるけど、それはクーちゃんが話したくなったらでいいよ。これからもずっと一緒なんだからさ」


「……クレア」


 こいつはバカだが、他者に気を使えるやつなんだな。


「分かった。では、そうしよう」


「よし、じゃあそろそろ晩ごはんの支度したくするね」


「体はもういいのか?」


「クーちゃんから元気もらえたから大丈夫だよ!」


「そうか。では、頼んだぞ」


「うん!」

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