表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔獣愛の強い俺が、魔獣たちと仲良くしてたら魔王と呼ばれるようになりました。ちょっと待って! 俺、ただの底辺テイマーなんだけど!!!  作者: 三原みぱぱ
第二章 二人の戦いの幕開け

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/243

第36話 底辺テイマーは尾行されたことを告げる

 ランリーに頼まれた品々を持ってきた俺たちは、ドワーフ達に歓迎されたのだった。

 他種族に排他的なドワーフも一度、仲間と認められれば好意的だった。


「無事に戻ってきたな」


 ランリーはにっこりとしながらも俺たちが戻ってくるのが当たり前のようにふるまった。俺たちが帰ってこないということも、他の人間を連れてくるなんてことも考えていないようだった。

 荷物を確認して、引き渡しながら俺はランリーに聞いてみた。


「なあ、ここに他の人間を連れて来たらどうなる?」

「なんだ? 連れてきた者が信用できるかどうかで対応が変わるな。どうしたんだ? 誰か連れてきたい人間がいるのか? だが、まあ、あまり勧めはしないがね。よほどのことが無いと基本的には処分対象だからな」

「処分というのは?」


 俺の質問にランリーは人差し指で自分の首を横に一文字を書いた。

 死という意味だと俺にも理解できた。


「なぜ、俺は受け入れられた?」

「前にも言ったと思うが、誰にも懐かなかったあの馬鹿が、旦那だと言って連れてきたんだ。信用しないわけにはいかないだろう」


 ランリーの言葉からすると、俺の信用はシェリルの信頼の上に成り立っているのか。

 まあ、それは仕方が無い。短期間で、人を信用する方法などそう多くない。

 そんなことを考えていると、ランリーが話しかけてきた。


「しかし、なんでそんなことを聞くんだ?」

「ああ、来る途中にどうやらつけられていたんだ。幸い、シェリルが追っ払ってくれて、ここの場所がばれるようなことはないから安心してくれ」

「そうか。だったら、来た街に戻るのは危険だな。つけてきた連中が何を考えているか分からないが、街に戻った途端、捕まって拷問にあうかもしれんぞ。人間の街は他にもあるだろう。そこに行った方が良くないか?」


 拷問と言う言葉に、俺は魔柿猿を追い払ったのを勘違いされて受けた拷問を思い出していた。

 たまたま領主が助けてくれたから良かったが、もしかしたらつけてきた連中は裏社会の人間かもしれない。そうなると、誰も助けてはくれないだろう。ランリーの言う通り、他の街に行った方が安全だろう。しかし……


「その方が安全だけど、あの船の進水式に立ち会うって約束をしたんだ」

「まあ、安心しろ。あの船は人間が分かるように設計を描いてやっているが、作るのにはどんなに早くても一ヶ月はかかるだろう。一ヶ月すればほとぼりも冷めるだろうから、その頃に戻れば大丈夫だ。いくらあんた達でもおかしな連中をこの街に連れてきたら、それなりのペナルティを覚悟してくれ。私も街の安全を守る必要があるからな」


 そうか、あの船を作るのにはそんなにもかかるのか。だったら、それまであの街に近づかない方が良いだろう。それにシェリルにも言われたように

 そうして、二、三日ドワーフの街に滞在した後、俺たちは別の街へと移動したのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ