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魔獣愛の強い俺が、魔獣たちと仲良くしてたら魔王と呼ばれるようになりました。ちょっと待って! 俺、ただの底辺テイマーなんだけど!!!  作者: 三原みぱぱ
第二章 二人の戦いの幕開け

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第172話 底辺テイマーはマルビィの話を聞く

「何を言ってるんだ? マルビィ。あいつらをそのままにしていたら、これまで以上の大群でやって来られるぞ」

「彼らは敵じゃない!」

「どういうことだ? 手短く話してくれ、あいつらを逃がすと厄介なことになるんだ」


 俺は左腕の大砲に魔力を込めながら、マルビィに説明を求めた。


「彼らは……僕をここから連れ出してくれるんだ」

「どういうことだ? あいつらはお前たちの敵じゃないのか?」

「違うんだ。あの人は、この戦いが終わったら、僕を人が住む世界へ連れて行ってくれるって約束したんだ」

「全く話が見えない。この戦いと言うのは、あいつらは誰かと戦っているのか? それにあの人って言うのは誰だ?」


 俺たちが話をしているうちに、マガミが乗り込んだ船は仲間の大砲により、火の手が上がり、今にも沈みそうだ。


「彼らはブラックドラゴンと戦うつもりなんだ。そのために、大量の食糧が必要で、その準備をしている。そう、ヴァレリーは言ってた」

「ブラックドラゴンを倒すなんて無理よ。マガミに落とされるような船が……」


 シェリルはあきれ顔で言った。

 俺も同意見だ。俺はシェリルの強さを知っている。そのシェリルでさえ、かなわないと言うブラックドラゴンが、たかだか人間に倒せるはずがない。たとえ、何万人いたとしても。

 だが、別にそれを止める必要も俺はないと思っている。痛い目を見ないと分からない人間もいるだろうから。

 それよりも、今はマルビィの話だ。


「ヴァレリーって言うのは、あの船に乗っているのか?」

「あの船団長だから、乗っているはずだ。だから、あの白狼を止めて」

「分かった」

「ありがとう」


 マルビィはホッとした声で礼を言った。

 俺はシェリルに今後の動きを指示する。


「シェリル。マガミの所に行って、ヴァレリーと言う男を探すように言ってくれ。それが終わったら、左の船に行って、ヴァレリーを探してくれ」

「分かったわ。それで、マックスはどうするの?」

「俺は右の船に行ってくる」

「大丈夫?」

「まあ、危なくなったらすぐ逃げるから、その時は、よろしく」


 そう言って、俺はシェリルにキスをする。


「わかったわ。決して無理しないでね」


 そう言うと、シェリルは銀狼の戻り、沈みかかっている船に飛び乗った。

 それを見たマルビィは驚きを隠せない様子で、俺に尋ねた。


「あんた、一体何者なんだ?」

「俺か? ただの底辺テイマーだ。それより、あっちの船に近づいてくれ」

「わ、分かった」


 マルビィは素直に俺の指示に従い、船を進ませた。

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