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ミリタリーショップ、再び!ちょ、力業ですねぇ!? 〇月14日(朝)

雪月花でございます!今回も早い投稿ですね…;

一気に書き上げてる現状ですっ!

その日の朝の目覚めはとても良かった、何と言うか…ふかふかベッド最高…本当に…腰痛くないって事あるんだね…思はず二度寝を決めそうになりながらも眠たい眼をむにむに…っと擦りながら欠伸をする。ぽけぇ…っとしていると控えめに扉がノックされた


「起きているかい?時間になったから起こしに来たんだが?」


どうやら、翠木さんのようだ…いや、翠木さん以外あり得ないんだけどさ


「ふぁい…おきてましゅ…」


朝が特に弱い私は呂律の回らないまま、言葉を発する。そうすると、朝御飯が出来てるから顔を洗って来ると良い。と優しく告げて翠木さんは離れて行った




「ごちそうさまでした…」


「ごちそうさま、そんなに落ち込む事ないさ。誰だって朝は弱いぞ?」


あの後、自身のあまりにも恥ずかしい言動に顔を真っ赤にしながら歯を磨いて朝食を採った、翠木さんの気遣いが余計に羞恥心をくすぐる、あぁぁぁぁ!なんであんなことしたかなぁ!?ぶんぶん、っと顔を振りながら悶える。青色の髪が空を切りながらへたぁ…としなだれた


「さて、気を取り直して。まずは車からかな?」


「はい、試してみないとわかりませんし…いいですか?ゾンビが寄って来たら直ぐに脱出してください」


翠木宅の広い広い、お庭。車が保管されている上り坂の車庫。凄いよ…家の下がガレージだよ…に集まり、クロスボウを構えながら翠木さんに伝える、万が一の為の防犯ブザーを用意する。翠木さんはこくりと頷くとホワイトパールカラーの高級車に乗り込んで行く。エンジンが掛かり、空気を振動させる、ゆっくりと動き出した車の走行音が少なく、低速で動いている分には建物の中の人も気が付きにくいのでは?と思える程だ


「そのまま、路上に出て下さい。…気を付けてくださいね…?」


「心配いらないさ、凛華君はそこで待っていた方が良い。もしもの為にね」


翠木さんの言葉に頷きながら、事の次第を見守る。もちろんゾンビが押し寄せて来たら助けるつもりだ。見捨てる程流石に非情にはなれない、ゾンビがうろつく路上を軽く走行を始める翠木さん、ゾンビを跳ねずに車と車の間を縫って危なげなく運転して行く様は流石の一言、いや、ホントにすごいって


「よし、問題は無さそうだよ、凛華君」


そう言って車から降りて来た翠木さんは満足そうに笑って見せた、どうやら、問題なく走れるらしい。ゾンビの習性ってわからんなぁ…でも、車が使えるのは大きい、自家発電にガソリンが必要なぐらいで自動車分は要らないと言う事になる


「良かった…それじゃ、まずは翠木さんの装備を整えるのにミリタリーショップに向かいましょう」


「そうだな…確かに丸腰と言うのは頂けないね」



「大分集まっているね…何かあったのかな…?」


「そう、ですね…私が行った時はあそこまでいなかったのに…」


ミリタリーショップに来てみれば、あったはずのバリケードは破壊され、ゾンビが店になだれ込んでいた。おかしい、何かあったのだろう。それにこのままではあそこに寄る事すらできない…


「…よし、凛華君。サバイバルナイフを貸してくれないかい?」


「はい?大丈夫ですが…?」


翠木さんは何か思い付いたらしく、私からサバイバルナイフを借りて潜んでいたミリタリーショップから対角のフードショップ?から出て行った。翠木さんはゾンビから10メートル程離れた、青色の車のボンネットをナイフを使い器用にこじ開けると、何かを弄り始めた、すると…


「っっ?!びっくりしたぁ…」


防犯用のサイレンがその車から鳴り響いたのだ。すると店にいたゾンビ達が一斉にゆらゆらっと車に向かって行く、一方翠木さんはその様子を確認した後、更に何か細工し。ゆっくりとこちらに戻って来た。


「さ、今の内に物資を集めよう。正面の方は頑丈なケースに入っているもの以外は使えなさそうだけど…確か、裏に倉庫があるんだったね?」


「はい、じゃ…私が正面を…」


「いや、凛華君は倉庫をお願いしたい。危ないからね」


そう言ってにかっと笑って見せる翠木さん。ほんと何であんた結婚してないのんっと、思っている間に翠木さんが歩き始める。あ、結婚結婚って言ってるけど、本当にしてないのかは分からないよ、ただ、女性物の衣装となかったからそう言ってるだけ


「じゃ、5分後に集まりましょう」


「了解した、それじゃ、気を付けて」


そう言って、私は倉庫に入り込む、昨日切り落とした死体の首がまだ転がっているが、昨日と同じく見ない様にして段ボール箱に片っ端から使えそうな物を詰め込んで行く。服や弾、その他色々。昨日と比べて商品が減っている気もする。やっぱり、他に人が…?


「こんなものだね…よし、早く合流しないと…」


パンパンになったリュックサックを背負い、ずっしりと重い段ボール箱を抱え込む。正直厳選してる程時間がないので本当に適当に詰め込んだ。


「翠木…さ…な、な!?」


正面の販売コーナーに向かうと、翠木さんが縦長の木箱に銃を詰め込んでいた。あれ?ケース?鍵は?仕事せず?翠木さんは魔法使い?驚きで固まっていると翠木さんは私に気が付き何事も無いかのように手を振る


「どうかしたのかい…?まさか、倉庫にもゾンビが?」


「い、いえ。どうやってケースから取り出したのかなぁって…」


あぁ…っと手をポンっと合わせては私の貸したサバイバルナイフを見せて。これこれっと言った


「ナイフがあれば簡単な鍵なら開けられるのさ、これで武器には困らないね」


そう言って、最後の銃を箱に入れる。弾はどうしたんだろう?と思い車の方を見れば、使えそうな弾薬がすでに積まれていた。この人…力業…スーパーなんちゃらなのでしょうか


「さてっと、使えそうな物は全部積んだよ。なんて言うか…閉店セールに来ているような気分だね」


「は、はぁ…そうですね…」


苦笑いする私に首を傾げる翠木さん、いやいや…ミリタリーショップの銃保管のケースですよ?!鍵だって頑丈でしょう!?


「そ、それより早く離れましょう!」


「っと、そうだね。早く行こうか」


そう言って、一番上に置いてあった、M9を手に取り腰に差す翠木さん。銃を握ると…とてもの絵になります


そんなこんなで私達の100%OFFの物資集め一件目でした、次は医療品関係…病院や薬局が狙い目です。でも…薬局と病院が統合されてるんですよね…今街…

楽しんでいただけたでしょうか?それでは次回またお会いしましょう!

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