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霧島さんはお姉さん、紗那ちゃんは妹…って感じです 〇月18日 (深夜#2)

おはようございますこんにちはこんばんは、雪月花です!最近前書きで悩んでいます!

ではでは、どうぞよろしくお願い致します…

翠木さんの運転する車は行きより速いスピードで拠点に向かったおかげで、ホームセンターに向かう時よりも早く拠点に着きました。時刻は25時33分…深夜です、冷え込みも凄いですし…ぅぅ、寒い


「ただいまー…?」


「お帰り、お風呂は沸いてるよ」


静かに玄関のドアを開けて中に声を掛けると霧島さんが二階の階段からクーちゃんを抱えながら顔を出した、お風呂沸かしてくれてたみたい、疲れたし早く浸かりたいかも…あ、みんな同じか


「ただいまです…!」


「戻ったよ、何か異常はあったかい?」


「これと言って特に無いよ。強いて言うならゾンビが何体か焦げてるから撤去しないと…かな?」


『あんた達も怪我無しで戻って来たんだ、成功じゃないか?』と霧島さんは笑って見せた、そうですね…全員無事に戻って来たんですから喜ばないとですよねっ


「ふふ、あ。荷物を降ろさないと…」


「明日でいいよ、急いでる訳じゃないんだから」


そう言って、霧島さんは私と紗那ちゃんの手を掴み、ぐいぐいっとお風呂に引っ張って行く『今日はさっさと休む!』との事、翠木さんは微笑ましそうに眺めながら手を振っていた、い、いいのかなぁ…?




「それで、何があったの?」


「な、何がですか…?」


流石に慣れて来た翠木宅の浴室で体と髪を洗い流した後、三人でお湯に浸かっていると不意に霧島さんから質問された


「何がって、そんな顔していたら誰でもわかるよ?」


「ぅ…そんなにわかりやすい顔してる?」


「…はい、凄く」


しょげながら紗那ちゃんに聞くと少し溜めた後、バッサリと言われた。悲しい、昔から顔に出ちゃうんですよ、くすん


「えっと…ですね」


それからは紗那ちゃんも聞いていなかった翠木さんとの会話を事細かく、正確に伝えた。その結果から予想出来るこれから起きるであろう事態も伝えて行く。二人とも真剣に聞いてくれて、話し終わるまで黙ってくれた


「ふーん、いいんじゃない?あたしも簡単に死ぬつもりないし…それにしてもおっさん、中々イケメンな事言うんだね」


「私も…大丈夫。それに、私も目の前でそんな事されたら止めると思います」


思わず泣きそうになるの堪えていると、霧島さんが私の顔にお湯をバシャバシャと掛けて来た、ちょ、何して?!


「な、何するんですか?!」


「あ、いい感じに元気出たじゃない。…あんたが思って居る程ここにいる人間は薄情じゃないって事だよ、仲間を守る為なら命だって張るよ、助けて貰ってるしね?」


「わ、私もですよ!」


「でしたもう少し加減した元気付けをして下さい…ありがと」


何処かの一匹を思い浮かべながらデジャブを感じては追撃から逃げる様に潜って逃げる、ちなみに翠木さんが外から『のぼせない様にねー?』と声を掛けてくれるまで続きました




「一ついいですか?」


「はい?」


「ん…?」


「何で私の部屋に集まっているんです?」


現在深夜2時40分、紗那ちゃんだけだと思っていたら霧島さんもしっかり私の部屋に居て困惑しています。流石にベッドが、せま…くない…だと…?!


「三人で寝ていた方が何かあった時、安全だし…暖房の代わりにね?」


「三人で寝た方があったかい…ですよ?」


「わ、私の部屋―――…」


と、言おうとしていると電気が切られ紗那ちゃんに寝かされた。ちなみに私が真ん中で左右に二人がいる形です。一応部屋主なので真ん中なんだとか…端にお追いやられたら流石に怒りますよ!?


「明日は菜園の設置ですか…?」


「あ、うん。一応その予定だけど…?」


「じゃ、設置した後は銃の練習かな…?」


紗那ちゃんの質問に答えると、霧島さんからの提案。確かに…人間が争う相手に加わってくれば銃を使わなければいけなくなる…ちなみに私達三人は銃を扱った事は殆どない…ないですよね?


「ん?あたしはあるよ?でも…ショットガンだけだから…やっぱり、翠木さんに教えてもらった方が良いんじゃないかな」


「そ、そうなんですか…あ、だから」


「そ、拠点に残った時に貸して貰ったでしょ?」


確かにあの時、色々な銃があったけど。霧島さんは迷わずショットガンを手に取っていた。成る程…


「多分だけど…双海の使ってるアサルトライフルや突撃小銃って言われる物が一番手が掛かるかも?」


「そ、そうなんですか…?」


「多分ね?その代わり、アタッチメント…追加装備次第ではどの距離でも交戦が出来るかな。勿論、扱う人間の技量次第だけどね?」


「うっ…」


「あんたは意外と器用だからどうにかなるかもね?」


「え、えっと…私のは…?」


霧島さんに聞きたそうにしていた紗那ちゃんは私に抱き着いて霧島さんに顔を近付けながら質問をする。『ライフルは支援にやっぱり向いてるよね?』との事、正直に言うとあまり詳しくは無いそうです


「明日聞きましょうか…」


「うんうん、それが一番」


「ですね…」


三人で考えていても仕方がないので明日、暇な時に一番詳しい翠木さんに相談する事になりました、そんな訳で今日はおやすみなさい、今日も皆生きています

如何でしたでしょうか?長い長い一日でしたね…ではでは、次回お会いしましょう!


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