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☆その1 陰キャ喪女(パソコン部)

赤坂 留依・・・あかさか るい


留依を生んだとき、母親は思った。


「苗字が赤坂なんだから、名前を留依にすれば略して”アカルイ”になるわね!

名前の通り明るい子になるに違いないわ!」

と。


何故なら、母親が暗くて地味な性格だったから。


ちなみに類友の原理で、父親も暗くて地味な性格である。


名前ごときが遺伝子に勝てるわけもなく、赤坂留依は立派に暗くて地味な性格に育った。



赤坂 留依、16歳。


陰キャ喪女まっしぐら!


彼氏いない歴年齢、なんて序の口も序の口で、そもそも男子と行事での用事以外は口をきいたことがない。


というか目を合わせることもない。


てか2次元しか興味がない。


もっと言えば女子ともほとんど話はしない。


大抵は喪女でもクラスに一人や二人話せる程度の友達は居るものだが、留依にはいなかった。



清々しいほどのボッチである!!



オタク傾向にある女子もクラスにいるにはいたが、留依的に


ジャンルが違う


ので話が合わないのであった。


まあ、全然楽しくない学校生活ではあったが、幸い自分に対してあからさまないじめがなかったので、とりあえず卒業まで通うことを目標にしてる。


休み時間は自分の机で1人好きなことをする女子、それが 赤坂 留依 なのだ!




さてそんな赤坂留依、所属はパソコン部である。


入りたくて入ったわけではなく、必ずどこかの部に入らなくてはいけないと言われたから。


そして入ったからには、週に二回の部活の日には一応顔を出している。


(留依は変に生真面目なところあり。)


美術部と迷ったのだが、展示してあった作品が


ジャンルが違う


と思ったのでやめた。




さてその日も、月曜日だったので図書室横のパソコン室に入っていく留依。


20台ほどのパソコンが各机に一台づつ置かれて並んでいる。


すでに3人の先輩がバラバラに席に着いていた。


どこの席のパソコンを使っても良かったので、留依は出口に近い席に座った。


適当な時間にコッソリ帰りやすいからだ。


パソコンで適当にマイクラをしている先輩たち(名前は憶えていない)をちらっと見て、留依はカバンからIpadプロを取り出した。


インストールしているお絵かきソフトを使って趣味のイラストを黙々と描き始める。


パソコン部なのにパソコンも使わない、それが 赤坂留依 なのだった!



「見かけによらず、ポップなイラストを描くんだねぇ」


顔のすぐ後ろから声がした。


振り向くと、いつの間にか真後ろに見慣れない中学生くらいの男の子が立っている。


絵を描いている時に後ろから覗かれるのが大嫌いな留依は思いっきり嫌そうな顔をしてIpadの画面を隠した。


「あら、隠しちゃった。上手なのに~」


「・・・だれ?」


その男の子は、全く見たことのない顔だった。


パソコン部にいる部員の名前は2,3人しか覚えていないが、顔ぐらいは見ればわかる程度に覚えている。


(新入生か転校生の部活見学かな・・・?)


留依がそんなことを考えていると、男の子はニコッと笑って言った。


「あ、ボクはパソコン部の新しい副顧問になった小林です!


コリン、って呼んでね!」



・・・なんだか嫌~な予感がする留依だった・・・。



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