幕間4 晴波誕生日
私は今日、学校終わった後そのままスーパーに行きひなあられと桜団子と卵や牛乳などのケーキの材料とちらし寿司の材料を買って帰る。何故なら今日は晴ちゃんの誕生日。晴ちゃんは今日も部活のため帰りは遅い。それに対して私は今年は卒業生。授業はもうなく、卒業まで午前中のみでおわる。だからこそゆっくりつくることができる。
まずはスポンジを作るところから私の家はお母さんが料理作るの好きなため。キッチンはかなり色々揃っている。私も得意な方だと思うけど、それでも使い方のわからないマイナーのものとか大量にある。ちなみに私が料理得意な理由はお母さんのおかげでもある。シューティング系のゲームにはまるまで、暇なときはお母さんと一緒に料理していた。お母さんも娘と一緒に料理作るのが夢だったらしく、色々教えてくれた。今でもお母さんの休みの日一緒に作ったりしてる。
まぁそれはさておき、私がケーキのスポンジを作っていると、ピンポンとチャイムがなった。まだオーブンに入れる前で問題ないため私は誰が来たのか確認する。画面に映っていたのは結依と由夏だった。後ろに舞歌もいるみたい。私達の家は普段2人で住んでいるため防犯は完璧だ。昔から結依達の家族とも仲がいいため、結依達の両親も気にかけてくれて、時々差し入れとかもってくる。お父さんやお母さんも時々有給一気に消費して家に帰ってきた時など私達と結依達の家族でBBQしたりなどする仲だ。
私が玄関を開けて結依達を迎える。
「やっほー来たよ。スミスミ〜。僕達も手伝うよ。」
「今年も晴波ちゃんに喜んでもらうの。」
「微量ながらお手伝いします♪」
と、三者三様の挨拶がかえって来た。小学生の頃から私達姉妹と結依達姉妹、お互いの誕生日は祝っていた。中学からは舞歌も一緒に。もはや恒例行事だ。もちろん他にも友達とかはいるけど家が遠いためすぐには会えないし予定とかも会いづらい。普段から一緒に行動している私達だから時間取れるのだ。
「ようこそ。今、スポンジ焼いてる。」
私も挨拶をそこそこに3人をお家に招いた。3人は各々、荷物などを置いてお手伝いをしてくれた。私と舞歌でケーキを作り、結依と由夏は部屋の飾り付けを始めた。
「あっそうだ。このイチゴも使っていいよ。」
と、結依が私に持ってきていたイチゴを私に渡してくれた。
「お母さんが晴波ちゃんにって言っていたの。」
と、由夏がそのイチゴの説明をしてくれた。わたしはありがたく使うことにする。イチゴ自体は私も買っていたけど数が少ない。
「ありがとうと伝えてて。大事に使う。」
わたしはそう伝えてへたを取り始めた。数時間後、しっかりケーキもでき飾り付けも終わった。
「ふぅ終わったね〜。やっぱり4人だと速いね。」
結依が休憩しながらそう伝えてくる。私も頷いて返事を返す。その時2度目のチャイムがなった。次は宅急便の人だった。私はそれを受け取りリビングに戻ってくる。
「それはすごい荷物ですね。何か頼んだのですか?」
と、私に舞歌が駆け寄り、運ぶのを手伝いながら、そう聞いてきた。中身は恐らくだけど分かる。けど私は箱を空けずにそのままリビングの邪魔にならない位置においた、
「恐らくお母さんとお父さんからの晴波への誕生日プレゼント。」
私がそういうと舞歌も納得したみたいだ。帰ってこれないときは毎回こんな風に宅急便で送ってくれる。それに中学入ってからのプレゼントのため中身もわかっているしね。
その後すぐ晴ちゃんが帰ってきた。今日はそこまで遅くならなかったみたい。
「ただいま〜。」
晴ちゃんが入ってくるのを待っていた私達は
「「「「お誕生日おめでとう」」」」
と、クラッカーを鳴らしながら迎えた。
「わー。お姉ちゃん。結依ねぇ、由夏ねぇ、舞歌ねぇありがとう。」
と、晴ちゃんに喜んでもらえた。そして晴ちゃんを主役席に案内する。飾り付けが一望できる席で、ケーキにロウソクを立ててる。そして、火をつけて晴ちゃんに消してもらった。
その後、ちらし寿司とケーキ。後は桜団子などを食べたあと誕生日プレゼントを渡した。私からは可愛い洋服だ。由夏や舞歌も同様にブローチや髪飾り、ちょっと高めのシャープペンなどを渡す。結依だけ、
「僕からのもう少しだけ待ってて。」
と、言っていたため恐らくプレゼントするのが決まっているのだろう。その後両親から届いた物を晴ちゃんが空けた。そこに入っているのは、最新式のVR本体だった。今まで晴ちゃんはVR本体は1代前の旧式のやつしか持ってなく、私のおさがりだ。私も最新式のものを中学始めの誕生日にもらった。これで、今私が持っている最新式になったのだ。
「わーみんなありがとう!ずっとずっとずーっと大事にするよ。」
と、晴ちゃんもかなり喜んでいた。ちなみに結依達の両親からギフトカードも結依があずかっていたらしくそれも渡してた。その後は結依達の両親が迎えに来てお開きとなった。舞歌も結依の両親が自宅まで送った。その日の夜、
「お姉ちゃん。今年もありがと〜。大好きだよお姉ちゃん。」
と、晴ちゃんが言ってくれて、今日一生懸命に用意して良かったっとほんとに思えた。
また来年も再来年絶対祝う。そう決めて。
ちなみに後日結依はNEFWoを宣言通り晴ちゃんにプレゼントしていた。




