73 釣り?
私達は桟橋の方から私が見つけたギルドハウス候補の家の方面に来た。理由はプレイヤーが少ないため。特に隠していることではないけど、他の人よりいい釣竿を持っているため、変なやっかみみたいなのを防ぐ為。まぁなに言われても怖くはないけど、正直イベント中にはめんどくさい。
「おーここが例の家だね。僕が見てたところより、やっぱりいいね。しかもスクショと違って鮮明な分なおさら。ここって金額どれくらい?」
と、にゅいが聞いてきたので私は指で8をだし、
「800000C」
と、伝えた。それに対してにゅいは、驚いた顔をしながら、
「えっ安いね。僕がみてたあたりの場所。安くて1500000Cだったよ。ここより小さいのに。やっぱり市街地から離れているからかな?」
と、にゅいはそういいながら、家を見た。おそらく調べているのかな。
「釣った魚10匹?こんな条件あるんだ。だから安いのか。」
と、つぶやいた。私はここ以外探してないけど、ほかの場所だと魚10匹いらないみたいだね。それだけ聞くとめんどくさそうに感じるけど、もう達成している。
「まぁ10匹で済むならすぐ終わりそうだよね。それじゃーこの辺で釣りしようか。僕、ゲームで釣りするの楽しみだったんだ。」
と、家の近くの防波堤のような場所ににゅいが歩き始めた。私もそれに続きながら、
「にゅい。餌持ってる?」
と、私が聞いた。にゅいは私に振り向きながら
「持ってない。もしかして餌ないと釣れない感じ?」
私は頷きながら持っていた餌を30個取り出し、にゅいに渡す。
「なくなったら言って。いっぱい買ったから。」
と、わたした。にゅいはそれを観察しながら受け取り、
「へー。これが餌なんだ。エビとか想像していたけど。丸い団子みたいなやつだね。ありがとうみーちゃん。大事につかうよ。それじゃー一緒に釣りしよ。」
私は特に断る理由もないのでにゅいと2人で並んで釣りを始めた。しばらくお互いに糸を垂らしていると、にゅいが何か掛かったみたいでリールを巻き始める。私も同じタイミングでかかった為リールを巻き始める。これ互いに糸が絡まっているだけとか言わないよね。
2人ででリールを巻き取ると2人で一匹を釣り上げた。にゅいと私の糸が絡まったとかではなく2人で一匹だ。
「僕達、魚釣りをしていたはずだよね?」
にゅいがそう呟く。にゅいがそう呟くのもしょうがない。私も困惑している。魚釣りで釣れるものなの?私達は釣竿を片付けて武器を準備する。私達2人で釣り上げたのは、
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シーサーペント
海のなかにいる中ボス。勝利するとレア素材やレアアイテムが手にはいる。
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私達が釣り上げたものそれは中ボスだ。釣りをしていたはずなのに、急に始まるボス戦。私達が困惑するのも無理はない。シーサーペントも既に釣り針は外れているのに、逃げる気配が見えない。しかも私達に向けて、口を開けてそれを向けてきている。明らかに攻撃される一歩まえだよね。
しょうがない。さっさと勝負終わらせようかな。まぁ最悪負けても、餌がいくらかなくなって1stの宿に飛ばされるだけでトラベルマップのおかげで何時でも戻ってこれる。




