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62 ヴェアヴォルフ2

 3割減ったことによるモーション変更のためか、今まで片手ずつだった電撃をヴェアヴォルフは両手に纏った。それを確認したサマーとにゅいはその腕が当たらない範囲まで距離を取る。何してくるかわからないためモーションを確認するためだ。





 だけどヴェアヴォルフは、距離を取った2人に興味を向けず、その電撃を纏った両腕を地面に叩きつけた。私はその行動の意味が分からず考えていると、





「わっ」





「キャっ」





 ヴェアヴォルフを中心に出た波が2人を飲み込む。2人の短い悲鳴とともに2人は、その場に倒れるかのように座り込む。私が慌てて2人のHPを確認したけど減っているようには見えない。ひとまず安心して2人の守りに入ろうと私がしているとヴェアヴォルフが私の後ろにいるキラリンをみていることに気づき、私は動きをとめる。





「ごめん。ダメージはないけど僕20秒スタン。入った。」





 と、にゅいが現状を教えてくれた。にゅいは敵から10メートルぐらいの位置そして敵から30メートルの位置にシロンがいる。シロンはスタンがはいっておらず遮断の準備をしている。あの振り上げ攻撃は近距離スタンだったんだ。私がそう考えていると、ヴェアヴォルフは動き出した。スタンしている2人には目もくれず2人を飛び越え、狙いはやっぱりキラリンのようだ。





 ヴェアヴォルフは後衛から潰す典型的なモンスターなのだろう。確かにそれが効率はいい。スタンしている前衛狙ったところで、私達は全力で防ぐしね。もう少しでキラリンに、攻撃が当たりそうなところを私は俊足で割込んでからゼロ距離で矢を放つ。もちろん連射も添えて。





 ここが現実なら弓から矢をゼロ距離で放っても威力はそこまででない。なぜならスピードが最大値まで達せてないから。でもゲームのためかどれだけの距離で矢を放っても威力はかわらない。そしてひるんだヴェアヴォルフを私は鳩尾蹴りをいれて追い返す。ここでにゅいのスタンが終わったらしくにゅいが痛烈な、一撃をヴェアヴォルフにいれた。後はサマーもっておもったけどサマーはまだみたい。





「やっとはなせるっす。自分残り20秒っす。」





 と、サマーがそういった。サマーはにゅいより近くでスタン受けているためその分効果が長いみたいだ。しかもただのスタンではなくて話せなくなるのは連携の点考えると、結構不利になる。私がスタン食らわないようにしないとだね。





 後衛が無理と判断したのか次はスタン中のサマーに向かう。サマーをここで落とされるわけにはいかない。私が牽制しながらヴェアヴォルフに近づく。そしてヘイトがたまりきった頃に、私があえて大きな隙を見せることでヴェアヴォルフは私に攻撃を仕掛けてくる。もちろん狙ったとおりだ。そこをにゅいが逃さずに背後からの強攻撃をいれる。





「インパクトっす。セミスミちゃんチェンジっす。」





 そんなふうに耐えていると、サマーも復活してインパクトで私の近くから大きく吹き飛ばす。そのまま私は大きく下がり、サマーと攻撃役を変えて、そのままキラリンの護衛に入ってたシロンともかわる。すると、再びヴェアヴォルフは両腕に電撃を溜め始めた。





「2度目のスタンくる。大体30メートル以上。シロンお願い。」





 私は素早く指示をだす。まずサマーが振り下ろしモーションに入ったヴェアヴォルフをもう一度インパクトで大きく後方にノックバックさせる。そして二人ともスタン範囲外まで大きく飛びのける。そんな中、逆にシロンは近づき、





「ミラーミュージック」





 と、技を出した。さて成功するかな?私が見ているとヴェアヴォルフは地面に腕をうちつけ、そこからスタンの波が現れる。シロンを飲み込もうとするけどシロンから跳ね返ってヴェアヴォルフに向かうそしてヴェアヴォルフは膝をつく。どうやら成功したみたいだ。





 ミラーミュージックは、攻撃やデバフなど大抵の攻撃は防ぐことができないけど状態異常のみ跳ね返す事ができる技だ。もちろんシロン自身が当たる前かつ発動後5秒以内に受けた状態異常のみ。限られた使い道しかできないけど状態異常に関しては強い。先ほど2人にダメージが無かったため使えるかな。と、思っていたけどどうやら正解だったらしい。





「スタン入った。攻め時。」





「了解だよ。」





「たたみかけるっす」





 私の言葉と同時ににゅいとサマーもうごきだす。私も残りのMPを使いきるかのように連射で攻撃する。キラリンも少しぼーっとしていたみたいだけど攻撃魔法を何回か撃った。シロンも今は完全に攻撃モードだ。総攻撃により残りHP3割5分まで減った。だけどスタンが終わったらしく再び電撃を腕に纏っている。私達は大きくのけぞる再びシロンがミラーミュージックの準備を始めるがモーションが地面ではないように感じる。





「シロン避けて!!」





 私は自身の勘に従いそう叫んだ。シロンもそれに気づいたのか、大きく後ろに下がろうとする。だけどそれよりヴェアヴォルフが近づくのが速くシロンに両腕を突きだし、シロンが宙を舞った。









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