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60 配信

 さて、それからしばらく進んでボスの位置にたどり着いた。ボスの位置はにゅいに聞いていたため、寄り道しても方角は間違えない。私は意気揚々と入っていく。





「えっここって…」





 と、キラリンが呟いて、それを聞いたシロンが





「すみません。うちのリーダーのセミスミが勘違いしているみたいで。でも、大丈夫です。シロンとセミスミでキラリンさんに攻撃一撃も当てさせませんから。」





 と、シロンが自身満々にそう伝えていた。実際にここまでの道中も何度かオオカミが襲ってきたが、4人に完封されておりキラリンは一度もダメージを受けてない。




「伝え方の悪かった私も悪いと思うし、こうなったら私も足手まといにならないようにしっかり手伝うよ。でも伝え忘れてたけど、配信まだついたままでそれは大丈夫かな?もちろんダメだったらここで配信止めるし、最悪非公開にもするよ。」





 と、キラリンが真面目にそう話した。彼女の配信では





『えぇー』





『止めないでー』





 と、一部コメントは流れているが、彼女はそれを無視する。ゲームとはいえプライバシーはあるし、攻略法など秘匿するプレイヤーもいる。大半のプレイヤーは、





『これに関しては仕方ない』





『もう既に遅いけど明らかに学生っぽいからね。』




 と、擁護するコメントも流れてる。





「僕は問題ないかなー。そもそも私達の戦い方なんてもう割とバレてるし。奥の手はあるけど、それ使わなければいいだけだしね。」





 まず先ににゅいがそういった。にゅいはリアルと髪型は変えているけどその髪色は変えてない。街の中で売ってあった黒いマフラーをしているが、それでもリアルバレするなら一番だと思う。





「自分も大丈夫っすね。まぁリアルでバレた時はバレた時っす。」





 この中で一番見た目も話し方も行動もすべて変わっているサマーも配信に関しては問題ないみたい。そしてシロンも、





「私も同じくです。にゅいさんもいっていましたが、もういくつかバレてますしね。悪質な配信ならともかく、そうでなければ大丈夫です。すこしでも攻略のお手伝いできるなら問題ありません。」





 と、真摯に答えた。そして皆の視線が私に集まる。そもそもどんな配信しているのかわからないため一概に言えないけど、私も基本的には大丈夫。そもそもランキング1位の時点で注目はされているから。





「問題ない。それより準備は大丈夫?」





 と、返した。わたしは新しい矢筒を装備しながら聞いた。まだ10数本食らいのこっているが、ボス戦でそれだけで足りるはずがないため、最初から100本綺麗にのこっている方をだす。にゅいも投擲用の短剣をかなり装備して、準備する。





 よし全員ばっちりみたいだ。じゃー早速ボスエリア入ろうかな。





.................................................................................................




 キラリンside




 セミスミさんに言われて私もMP回復のポーションを飲む。私は魔法使いのため他のメンバーのサポートとなる。私が準備しているなか、コメントは大きくわけて2つに割れていた。





『よくも巻き込みやがって』





『キラリンダメージ受けたら許さない』





 などの過激派たちだ。あまりにひどいものは即削除されているが、それが一定数いる。だけど、これもゲームのため私がノーダメージとはいかないだろうし、もしかしたら即死もあるかもしれない。私はそういうコメントは絶対に拾わないことにしている。一種のアンチと似たようなものだ。なかには、





『大丈夫なのかな?キラリン即死しない?』





 と、単純に私の心配もあるけど。そしてもう一つは





『キラリンファイトー。足引っ張らないように。』





『ボス見れるの楽しみ。しかもイベント1位グルとなんて凄すぎ』






 みたいな応援コメントだ。圧倒的にこちらがおおい。私も励みになる。それにしてもイベント1位だったの?私も同じ事務所の人達と組んで参加したけど、負けたら即終了でやっていたため、負けたあとゲームをやめ配信も閉じたため結果も、見ていなかった。





 よし私も勝てるように頑張らなきゃ。












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