53 第一回イベント13
さて巨人も視線外に外れて的確に狙ってくることがなくなり、一瞬安心したのもつかの間私は一瞬視界外から振り下ろされる何かを感じ、私はシロンを突き飛ばす。
「ひゃっ。」
シロンから普段聞き慣れない驚いた声が聞こえるが、今はそれどころではない。シロンが先ほどまでいたところに振り下ろさていたのは剣だ。ギリギリまで私が気づけなかったのはおそらく気配遮断系の技を覚えているはず。やっぱり最終戦が近いためかのこっているのは強者が多い。
「気配遮断の背後からの一撃。まさかかわせるとはな。強いな。それならメインディッシュは後に取っておきたい。右と左にそれぞれ他のグループが生き残っている。戦いの邪魔ならないように、俺が左いくから右のあそこにいるやつ倒してきな。」
と、今まさに斬り掛かってきた男がそんなふうに言う。少なくとも、さっきのグループほどに強い、と、確信してしまう。それならこの男がいうように戦いの邪魔入られるのは正直厳しいと思う。
「わかった。」
私は一度戦闘体勢をとき男が示した方に向かい出す。普通ならだまし討ちなどあるかもだが、そんなことは気にしない。最初の攻撃は別だが、それ以降は強者に飢えている目をしていた。それは私もおんなじだ。今回のイベントはタイマンではないからチームでの勝利を優先するけど、タイマンでも戦ってみたいと思える。相手の男も左側に進み始めたのを確認してにゅいも戦闘体勢をとき私の後をついてくる。
「それにしてもよく気づいたねー。僕は剣が振り下ろされた後にしか気づかなかった。」
と、にゅいが話しかけてくる。私はうーんと少し考えてい
「感?見えた気がしたから。シロン大丈夫?」
私は後ろの方についてきてるシロンにといかけた。おそらくだけどシロンを先に狙った理由はシロンがどちらかというと補助だからだと思う。私達もさっきヒーラーを優先したのと同じ理由だ。私達も同様にするため奇襲に卑怯とは言わないけど挑むなら万全がいい。
「もちろん大丈夫です。気づけなかった私の責任ですので。それと先ほどサマーのときは攻撃以外のスキルを呪術師に防がれていたため発動できませんでしたが、今回は初雪使います。正面からの戦いでしたら、2人が生き残る方に価値があると思いますので。」
と、シロンが返してきた。初雪はシロンの腕輪の能力だ。その内容はダメージの肩代わり。正直タンクでは無いシロンには相性の悪いスキル。だけど、相手の意表をつくには最適のスキルだ。それにしてもシロンが強制タゲ取られていた理由は呪術師だったからなんだね。魔術師にしては魔法を撃たないなぁ。と、思っていたけど。もう少し合流遅かったら二人ともあそこで負けていたかもね。
その後私達は指定されたグループを倒した。人数不利はあるけれど、先ほどサマーを落としたパーティーに比べたら強くはない。私達はMPを温存した上で余裕で倒せた。さぁ残りはあの剣士だけだ。
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運営ルーム
「ふぅ流石に最後はかなり見応えあるな。優勝候補の龍騎がサマー落とした時はやったか?と、思ったがあそこでタンクがスタン入るのは運が悪かったな。」
一人がつぶやく。いまはエリアもだいぶ縮小してあるため、他の運営もみなその戦いに集中していた。
「サマー推してたんでっすけどねー。まぁとりあえず残りはNebulaeと剣聖のみっすね。」
剣聖がシロンに一撃いれようとしたときは、Nebulaeと剣聖の戦いが始まるか、と、みな手汗を握ったが、二組が話し合った後周りのグループが先に壊滅された。他のグループも強くはあるんだけど、少なくともこの二組よりは下だ。なぜなら剣聖はゴブリンEXの初クリア者だから。一歩遅くに龍騎が突破した。その後戦乙女などいくつかが、他のEXをギリギリ突破できたくらいでしかない。つまり残っているのはソロクリア者がいるグループのみ。まぁ剣聖に関してはグループといっていいのかわからないけど。




