47 第一回イベント7
にゅいが無事にイベントを進められた後、私達は次のシロンの目的地に向かいはじめた。それにしてもこのゲームテイムできるんだ。腕輪に入っているモンスターを召喚のため、正しくはテイムではないと思うけどまぁ似たようなものでしょ。まぁまだいつ召喚できるようになるか分からないけど、進めておいて損はない。イベント限定ならなおさらだ。
とはいえ、もちろんイベントを捨てた訳でもない。道中、モンスターと戦っている集団がいたため、どちらもキルしてポイントを稼いだ。
「これでシロンちゃんもオッケーっすね。後は自分達っすけど条件なんすかね。」
現在シロンは祠の先に進んでいる。少なくとも、全員が全員鳥居では無いみたいだ。そして現在私達がいる場所も草原と見晴らしがいいため、止まっている私達は敵に見つかり安いというデメリットもある。そんなこと見ていたらほらやっぱり。徘徊してる雑魚魔物が集まってきた。
「にゅい。手を出さないで。私とサマーの条件かも。」
私がすぐ指示を出す。にゅいもナイフ構えていたけど、すぐに軽く下ろして、いつでも投げれる体勢に変えた。
「了解。確かに僕がプレイヤーで、シロちゃんがアイテム回収ならモンスター退治の可能性もあるね。」
そしてサマーは完全にドンパチ初めているので、私も負けじと参加する。残り少なくなってきたときに遠くに赤い光が一瞬見えた気がした。
「サマー下がって!」
私の指示がギリギリ聞こえた、サマーは拳を振り上げて一番近くにいたモンスターガントレットで殴り倒した後すぐに体勢を整えながら下がった。
「どうし…」
サマーが何か言いかけている途中で、先ほどサマーがいたところに炎の魔法が振り注ぐ。私はやっぱりとつぶやいた。魔法使いの射程は詳しく知っているわけではないけど、それでも現状100メートルほどの遠さから正確に狙ってきた。これはなかなかの脅威である。
「危なかったっすね。セミスミちゃんの指示無かったらヤバかったっす。」
私は敵をできるだけみた。全員魔術師のように見える。ざっと数えて20人?魔術師のみは珍しいけどあり得ないというわけでもない。
「一旦ここから離れる。3手に分かれて魔法使い達を倒す。」
私が短く指示をだした。現状シロンはこっちの情報を知らない。帰ってきた瞬間狙い撃ちにされる可能性がある。だからこそ、敵に近付いて各個撃破するしかない。それに相手の射程圏内は私の射程圏内でもある。この祠周辺から離れられるなら後は私の狩場だ。勿論にゅいとサマーは、それだけだときついかもだけど、私を脅威に感じてもらったらその分楽に近づけれる。
「了解っす。」
とすぐに左側から回り始めるサマー。
「オッケー」
そして、にゅいは逆の右側。流石普段から一緒に暮らしてるだけあって、どちらに行くか決めずに別れられた。私は中央突破するのみだ。私も飛んできたものをなんとかかわして中央突破を始める。そして祠から大体3〜40メートル離れたところで弓を構える。まだ近いけどこれだけ離れたら巻き込まないはず。そして的確に一人撃ち抜く。
だけど今回はレベルがそこまで離れてないためか一発では倒せない、そして相手も私に脅威を感じたのか次々に、魔法がの飛んでくる。とはいえ最初に当てて来た人以外正確性にかけるのか結構ズレてるのも多く避けやすい。両者譲らない打ち合いをする。それで3人ほど落とした時ににゅいとサマーは敵近くまでたどり着いたみたいだ。
今回ところどころ魔法を撃ち抜きもしたので現在私のMPもMAX負けるはずはない。そう考えながら私も近づきながら矢を放っていく。やはりといったらあれだけど最後にのこったのは例の正確に狙い撃ちしてきた敵だ。
そのプレイヤーはニヤリと笑った後、地面に魔法を撃った。何してるのか、と一瞬思ったあと、地震みたいなのが起きる。にゅいはなんとかタイミングが間に合ったため避けれたみたいだけど、私とサマーは足を持っていかれ倒れてしまう。地震自体にダメージはないけどかなりの隙だ。
そしてその隙に敵プレイヤーも大技を出した炎でできたドラゴンみたいなのがせまってくる。一瞬ヤバイと思ったけど、それはすぐに消えた。目の前で攻撃が遮断されたから。どうやらシロンが帰ってきたらしい。今度スキを出したのは敵だ。
「まさか仲間がもう1人いたとは。今回は私の負けね。」
と、潔く私の放った矢を受け入れた。ふぅ流石に危なかった。だいぶ時間も進んでいるため、少しずつ敵プレイヤーも強い人だけ残り始めているみたいだ。そしてタイミングよく腕輪も解放されたみたいだ。なんだかんだいって半分近く。後半戦も集中をたかめなきゃだね。




