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36 シロン2

私とシロンは2人でゴブリンの森についた。アニメなどで見るゴブリンというと、汚いイメージがわくけどそんなことはない。可愛くはないが、きれいな身をしている。とはいえ、武器以外ドロップしてもそこまでうれしくはない。服がドロップしたとしてどうすればいいのって思う。






まぁEXとはいえ開始早々囲まれることも少ないため今のうちに攻撃の確認しておこうかな。私は近くの一体をヘッドショットで倒したあと振り向く。どうやら、シロンも攻撃準備していたみたいだ。






「流石セミスミです。やはりこういうのに慣れているので反応速度がとても速いですね。見習わないと。」





素直に褒めてくれるシロンに私は少しだけ嬉しさを感じながら、本題にはいる。





「音楽家どんなことできる?」





私が聞くと、シロンはキーボードのボタンを数カ所押す。すると黄緑みたいなオーラが出て私に当たる。すでにパーティー登録している私にフレンドリーファイヤーは当たらない。当たったところから私の全身に広がり疲れが一瞬取れた気がする。





「音楽家は基本はコマンド操作となります。今のようにコマンドをうちますと味方に回復が行きます。おもにキーボードの前方面にいる味方に当たりますが、いなかった場合、パーティーやレイドなど組んでいる味方の誰かに当たります。他の回復系統の職業と違い、一応ヒーラーですけど遠くに離れているメンバーにピンポイントで当てることはできません。そしてキーボードの低音域のところでコマンドを打ちますと攻撃もできます。」





と、説明してくれた。私の職業より考えることの多い職業だ。




まとめると、音楽家は攻撃も回復も防御も支援もできるある意味最強の能力ではあるけど、今時のゲームでは珍しいコマンド操作。そして全部できるかわりに特質した点のない器用貧乏である。





例えば弓だと防御とかが紙のかわりに最大射程はほかの職業と比べてもダントツ。だからこそ敵から逃げやすいし、隠れてコソコソ狙うこともできる。正し矢が敵にちゃんと当たるとはいってない。まぁそこは私の経験からなんとかなっているけど。





にゅいのアサシンも同様。防御が紙の分見つかってない時の敵への攻撃力はほかの職業に比べて高い。まぁ見つかると威力落ちるけど。だからこそ相手の視界から外れるスキルや意図的ヘイトを落とせるスキルもあると、にゅいは言っていた。





そして、武闘家は射程が一番短い。なんて言っても攻撃してるのは手だから。そのかわりに連続でできる攻撃は5秒間などと時間を定めて測定するとほかの職業よりも合計値は高くなる。防御は弱くないが、その射程の短さによりその分反撃を食らいやすい。





ぱっと思ったんだけど私達の四人のパーティーデメリットデカ過ぎない?気にしたら負けかな。





そして、当たり前だけど音楽家には音楽家のメリットがある。回復のコードから攻撃のコードを連続で打ち込んだとすると、その際にMPの減少を抑えることができる。いうならばコードが途切れない限り、減るMPは最初のコードの分のみ。





リアルでピアノをやっているシロンからしたらキーボードのコマンド入力手元を見なくても出来ると思う。他の人からしたらちょっと難易度の高い職業だけどシロンからしたら適職なのでは?と、思ってしまう。キーボードもパソコンの方のキーボードではなく楽器のキーボードだし。コマンドも鍵盤操作だから。ピアノと変わらず場所さえ覚えば弾けると思う。





それに回復もランダムせいはあるもののそこは指示役が意識したら大丈夫か。被弾考えると、即死しやすい私やにゅいではなくサマー。だから、シロンとサマーの間に私達が入りこまめば、まっすぐ先のところにいるサマーに当たるし。





「攻撃をみていい?」





私が、そう尋ねる。シロンが頷くのを確認して、私はゴブリンを一匹指さす。シロンはまだ気づいてなかったけど、ダンジョン内でゆっくり話してれば巡回敵が近づいてくる。私は今までのゲーム上。仲間と話しながらでも周りは警戒しているし、こないだみたいに私が戦っている最中でなければ仲間も守る。





私が指さしたことでシロンもゴブリンに気づいたらしくすぐに攻撃モーションにはいる。ゴブリンも一匹でまだこちらに気づいて無いため、たまたまこちらに来たのだろう。それなら距離もまだあるため私は出なくても大丈夫。最悪近づかれても蹴ればいい。





シロンのコマンド入力は5度発動して、ゴブリン一匹倒れた。コマンド1回分のMPしか減ってないため、魔法使いに比べるとお得。あくまで一匹ならだけど。多分チュートリアル終わったばかりだしそこまでレベルも高く無いと考えると、ここで私はサポートに回ってレベルあげしたほうがいいね。





「ふふ。どうでしたか?」





シロンは私の方に振り向きながら聞いてくる。私は手で丸を作って、





「問題ない。レベルあげ手伝う。」





私がそう返す。そして、私も再び弓を構えて、森の中に進み始める





「わかりました。ついていきますね。」





シロンの返事を聞きながら探索を再開した。本来だと後衛とヒーラーというあり得ないパーティーだけど、負ける気はしない。こうしてイベント前の日にシロンとゲームでお互いの動きを確認できた。








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