31 サマー2
サマーこと由夏は、ゲーム内では性格変わる。人懐っこい性格は現実でも変わらないけど、ゲーム中はどちらかというと戦闘狂に近い感じになる。元をたどれば格闘ゲームの大会によく出てる由夏が髪型と話し方を変えたこと。身バレを防ぐため。それがいつの間にかゲーム中の由夏になっていた。
っす。と使う言葉はもちろん。タイムアタックもその一部だと思う。まぁ由夏でもサマーどちらにしてもかわりはないからね。
「お疲れ。とりあえずパーティー組む。」
私は、パーティー申請を出した。サマーも何も言わず、それにYESを押す。
「それでこの後どうするっすか?いつでも準備オッケーっす。」
と、サマーが手に着けた武器である、ガントレットを私達に見せてくれた。初期武器ではないそれは鮮やかな黄緑で、光ってた。なるほど武闘家かな。剣よりも短いリーチで、戦う姿はとても本人らしい。服装も水色のスカート風のショートパンツに上は半袖のパーカーと動きやすさに重視した服装だ。
「それにしても、まさかサマちゃんも1人で行ってるとはね。さすがだよ。」
と、にゅいがつぶやいた。まぁ私達も人のことは言えないけど、ガチガチの前衛な分私達より楽なのかな?その分危険と隣合わせだと思う。
「にゅいちゃんに聞いてたっすからね。だからこそ速めに入ってクリアがんばったっすよ。」
と、自信満々に答えた。にゅいに聞いたからって、簡単にできることではないと思う。まぁそれは一旦置いて置いて。にゅいも同じことを考えたのか。ツルハシを渡しながら、
「サマちゃん。もう一度ゴーレムの岩場に、今度は一緒に行こう。クエスト受けてる途中なんだー。それにゴーレムの岩場関連のクエストまだ、だよね?。せっかく報酬貰えるから先にサマちゃんのメインクエスト進めてからだね。」
と、にゅいが今後の予定をまとめてくれる。私は何の問題も無いため頷き、サマーも
「了解っす。」
と、頷き、3人で行動をはじめた。それからゴーレムの岩場EXに、しっかり入って適当にゴーレムをあしらいながら鉱物の回収をはじめた。流石に私の矢やにゅいのクナイなどの投擲武器はまともに攻撃がはいらない。
ゴーレムもスライムと同じく核が弱点なのだが、ストーンゴーレムなら岩でマッドゴーレムなら泥でみたいな感じでその弱点を覆っているため直接攻撃でない限り、その弱点まで突破できない。さらに毒も効果ないみたいで、ダメージな入りにくいのだ。私はあきらめて近づいてきたら蹴り飛ばすことにして、メインの攻撃はサマーに任せることにした。
そんな、ちょっとした問題もあったが、私達はかなりの数の鉱石を集めれた。最後にしっかりボスまで倒してから、街に戻り武器屋のキテツさんに報告向かった。
「おーきたか。2人の嬢ちゃんに、さっきイニンばあさんが案内してたこじゃねーか。お前ら知り合いだったんだな。」
そんなふうに話しかけてきた。私達はお邪魔します。と、挨拶してから、私はとってきた鉱石をテーブルに乗せた。EXに潜ったため多少上質なやつだけど問題ないと思う。
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上質な鉄鋼材を10個渡しますか?
YES← NO
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私がYESを押すと、
「まさか、もう取ってきたのか?速いな。ちょっと待ってろ1回確認してくる。」
そう言って、キテツさんは裏から虫眼鏡を持ってきて観察し始めた。そして表情が変わったかと思うと、
「これ、鉄の中でも上等なものじゃーねーか。まさかこんなにいいのか?」
と、聞いてきた。まぁEXいけば取れるだろうし、私達自身、今はそれを欲してないしね、
「うん。大丈夫。」
私が返事して、それに続くようにサマーも。
「また必要だと言うっすよ。いつでも取りに行くっす。」
と、自信満々に答えた。すると聞き慣れたピコンという音が聞こえて、
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サブクエスト《鋼材を求めて》を、特殊クリアしました。
5000C獲得+10000C
報酬 投擲武器半額券
武器修理費半額券
ハンマー シャベル ツルハシ
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「助かった。また今度頼むと思う。たいした報酬渡せねーが今回貸した、ハンマーなどは返さなくてもいい。それも報酬と思ってくれ。壊れたらうちで新しいのとこうかんするからよ。」
と、無事にクリアできた。やはりだが、EX挑んでその素材をもってくると特殊クリアできるらしい。これはとてもいいね。
その後しばらく3人で色々ダンジョン潜っていたけど、急にサマーの効率が落ちる。これは時間切れだね。サマーは規則正しく眠気が来るから。もう深夜12時だし仕方ない。
「ごめんっす。眠くなってきた...の。」
と、会話まで普段に戻りかけてる。私達はダンジョン抜けて、宿に戻りそのまま今日はログアウトした。




