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不良軍人戦記  作者: postpone
始まりの戦争
3/7

おかしな軍人達

《序章》

はいこんにちは

今から見張員科の説明を始めます

今回は僕・・・草架啓悟がやります

一応、見張員科副長をやっている

あのバカの後ってことで警戒してるかも知んないけど・・・俺は普通だからね?

早速本題に入ろうか

見張員科の仕事は主に三つ

一つ目は敵の発見及び識別

敵の軍艦やら航空機やらを見分けないといけないから、そこそこ覚えることが他の科よりも多くなる

二つ目は着弾確認

艦砲や魚雷が当たったかどうか確認する

三つ目は敵の攻撃の警戒

魚雷の接近や敵の艦砲の動き、航空機の挙動を艦橋に伝えて回避行動に役立ててもらう

後はちょっと細々としたどうでも良いのしか無いかな

説明する事無くなったし最近の日本海軍についてでもやろうか

最近は実力主義の傾向がかなり強い

あと、そのせいもあってブリーフィング中に上官に意見できる

ただ、「できる事は何でもやれ」って感じでもある

つまり、複数の職を兼任させられる事もある

だから少佐なのに対テロ用の狙撃手やってるヤツもいる

まあ女性指揮官が増えたのも昔と違うかな

ムサイおっさんにあれこれ指示されるより可愛い女の人に指示される方が良いって事だった気がする

要は士気・・・テンションが上がるんだよね

よし

時間は無事使いきった

次の人に回すとするか

それではまた

――――――――――※――――――――――

――――――――――※――――――――――

――――――――――※――――――――――

《本編》

「(ちょっとちょっと草架さん?!囲まれてるってどゆこと?)」

「(まんまの意味だよ!フツーに敵の気配すんだろ!)」

「(んええ?!全ッ然わかんねー!)」

「(はああ?!嘘だろおい!)」

「(嘘じゃねーよ!ホントに分かんないんだよ!)」

「(イヤイヤ敵さんメッチャ殺気バリバリだから!)」


ガサガサガサッガサッ!


ちょっと派手な物音と共に、アサルトライフルを持ち、暗視スコープを着けた大共連兵が数人出てきました。

彼等はあまり気にしていませんが、ボートのある場所に着いたときには、もう結構暗くなっていました。


「「・・・」」

「你被包围了(貴様等は包囲されている)」

「今、アイツなんて?」

「俺達が包囲されてるって」

「丢弃武器并抬起双手!(武器を捨てて両手を挙げろ!)」

「サッパリ分からん」

「お前投降を促すときの定型文覚えてないの?」

「英、米、露なら」

「隣国なんだから中国のも覚えろよ」

「知るか!」

「不要浪费一个故事!(無駄話をするな!)」

「今、なんて?」

「定型文じゃないから知らん」

「我走吧!(いい加減にしろ!)」

「だからわかんねーって言ってんだろーがぁあああああああ!」


とうとう後畑が逆ギレを始め、暴れ始めました。


ズダダダダダダダダダン!


その瞬間、敵は容赦なくアサルトライフルをぶっぱなしてきました。


「効くか!んな豆鉄砲!」

「うぎゃああああああああああああああああああああああ!」


後畑はパスワードスーツに付いていたシールドを強引に両手で構えて銃弾を受け止め、草架はおもいっきり飛び退いて死んだフリを敢行しました。


「さっすがメイドイン結城だ!アサルトくらいなんともねぇ!」

結城とは、後畑達と仲が良い技術開発部主任です。


「・・・」


ズダダダダダダダダダン!


バチバチバチバチバチッ!


「フハハハハハハハハハハハハハ!貧弱貧弱ぅ!」

「後畑・・・そろそろ反撃しない?」

「おう!そうだな!反撃開始だ!」

「・・・ハァ」


ズダダダダダダダダダン!


「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁ!」


そんなどっかで聞いたようなセリフを吐きながら彼は敵に突貫し、シールドバッシュで敵の一人を吹っ飛ばしました。


「ん?」

「全员部署・・・射击!(総員展開・・・撃て!)」


敵の隊長っぽいのがそう叫んだ瞬間、十数人の兵士が飛び出してきました。


「うわあ?!野生の敵兵が飛び出して来たぁ?!」

「ひぃいいいい!変なギャグ入れてる場合じゃねえ!どうすんだコレ!」

「ハァ・・・コレだけは使いたくなかったけど・・・」

「ん?」

「絶対勝てないしぃ・・・全員仲良く吹っ飛ぼうぜぇ!」


そう言うと、彼は野戦服のボタンを引きちぎり、腹に巻き付けた大量の手榴弾を見せびらかし、そのままピンを抜きました。


「「「「「「!?」」」」」」

「さらばだ諸君!地獄で会おう!」


後畑がそういった瞬間、その手榴弾が破裂し、辺りは閃光に包まれました。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

《舞鶴基地/強襲揚陸艦ドック》

「よ~しそれじゃあ出発だぁ~」

「ちょっと待て鷹田・・・然るべき手順を踏んでから出撃だ」

「そんな事言ってたら後畑達死んじゃうよぉ~」

「大丈夫だ。後畑が簡単に死ぬはず無いだろう」

「んえ~?」

「後畑は殺しても死なないだろうから大丈夫だ」

「そんなにアイツ等頑丈だったけ?岩本ぉ~」


そんな話をしていたのは、舞鶴基地所属の海兵隊の総長である、岩本翔大(いわもとしょうた)と副総長の鷹田哲朗(たかだてつろう)でした。


「大丈夫だろうからさっさとsh」

「鷹田少佐、岩本少佐、基地司令がお呼びです」

「はいは~い・・・俺等なんか悪いことしたぁ?」

「していないハズだ」

「まぁ行こっかぁ~」

「うむ。そうしようか」

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

《舞鶴基地/司令室》

「岩本少佐、入ります」

「鷹田少佐、入るよー」


二人は重苦しい司令室の扉を開きました。


「遅いッ!何処で油売ってたらそんなに遅くなんのよッ!」


岩本と鷹田が入室した瞬間、彼等を怒鳴りつけたのは、この舞鶴基地の司令である梅花川咲花(かいらぎさきな)でした。

彼女は後畑達の、若くて可愛くてついでに有能なパーフェクトすぎる上司です。


「んえぇ~?」

「出来る限り早く来ましたが」

「ハァアアアアア?私は十分前に呼んだんだけど!」

「「伝令は五分前に来ました」」

「伝令ぃ?あんのバカめぇ・・・」

「ところで話とは?」

「あんた達暇でしょ?だから後畑達助けに行ってあげて?」

「はぁ~い」

「了解です」

「じゃあとっとと行ってくれない?なんか嫌な予感するの」

「分かりました。それでは」

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

《舞鶴基地/強襲揚陸艦ドック》

「よぉ~し今度こそ出撃だぁ~」

「よし・・・全隊出撃だ」

「ちょっと待ってくれ・・・」

「ん?どうしたんだ?結城?」

「コレを後畑に持っていってやってくれ」


そう言って結城は大きめのアタッシュケースを岩本に渡しました。


「分かったがコレは何だ?」

「後畑のための秘密兵器だ。コレを渡せばアイツは千人くらい余裕で殺せるだろう」

「結城さんってサラッと恐ろしい事言うよねぇ~」

「俺は事実を言っただけだ」

「それはどうでも良い。兎に角出撃するぞ」

「はいは~い」

「健闘を祈る」


そして、岩本はドック内の放送装置を使い、

『全隊出撃だ。繰り返す、全隊出撃だ』

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

《二十三世紀新島/後畑上陸地点》

「おーい・・・起きろ草架ー・・・起きろって!」


ドゴッ!


「いってぇ!何すんだ!」

「うるせーお前が起きないからだろ!」

「起きる起きないじゃないだろ!だって手榴弾で・・・あれ?」

「フッフッフッフ・・・実はコレ・・・フラッシュバンだったのです!」

「・・・」

「おーどろーいたー?おっどろいたぁ?」

「いい加減にしろ!」


ドゴッバコッ!


「ギャぴー?!何すんだ!」

「ハァ・・・」

「何だそのタメ息は!」

「それよりこの敵どうすんの?」

「んむ~」

「おーい・・・聞いてるか?」

「草架も起きた事だし・・・敵の情報と装備を貰っておこう!」


そう言って後畑はぶっ倒れている敵兵から暗視スコープや手榴弾等の装備を剥ぎ取ると、何処からともなく取り出したロープで全員を縛り上げました。


「うわぁ・・・男の緊縛とか・・・」

「自分でやっといてそういうこと言うなよ」

「やって初めて気付くこの悪寒は何?」

「知らん」

「まあ良いや」


そう言うと、後畑は縛り上げた敵兵の内、気の強そうなヤツを三人、気の弱そうなのを二人蹴り起こしました。


ドゴッ!ドガッ!ベキッ!バキッ!ゴキッ!


「「「「「「・・・」」」」」」


起こされた敵兵は、全員かなりキレた感じで後畑達を睨み付けていました。


「一番左の人・・・ちょっと聞いて良い?」

「我从不跟你说话!(お前に喋る事は無い!)」

「あ~・・・コイツらが何言ってるか分かんないの忘れてた・・・」

「どうすんの?」

「う~ん・・・殺そっか?」

「你不想保持战争条约吗?(貴様等は戦争条約を守る気が無いのか?)」

「ダメだ・・・分からん」

「そう言えばコイツら俺等が何言ってるか分かるのかな?」

「確かに」


後畑がそう言うと、草架がおもむろにまだ倒れている大共連兵の所へ行き、何かを探し始めました。


「おーい草架さーん?何探してんの?」

「おっあったあった」

「何が?」

「コレ」


そう言って何か黒くて小さいイヤホンみたいなのを後畑に差し出しました。


「ん?」

「他言語自動翻訳機だよ」

「あー!アレか!出撃前に結城がくれたヤツ!」

「そんなん貰った覚えが・・・?」

「ああゴメン。俺がお前の分も貰っといた」

「・・・」


すると、後畑は背負っていたリュックを漁り始めました。


「え~っと確かココに・・・あった!」

「ハァ・・・」

「コレコレ!草架さんドーゾ」

「お前ってヤツはぁ・・・」


草架はまたイライラが溜まっているようです。

しかし、後畑はまったく気にかけずに翻訳機を耳に着けました。


「もしもーし聞こえてる?ちょっと聞きたいことがあr」

『貴様等に喋る事など無いと言ったハズだ』

「うわっ?!ホントに翻訳されてる!?」

「へぇ~・・・さっすが結城さんだな」

「まあ良いや!あんた達の新しく出来た野営地の戦力とか教えてくんない?」

『だから喋る事など無いと何度言ったら分かるんだ?』

「ホントに教えてくんないの?」

『くどいぞ!』

「もう一回聞くけど・・・」

『だから喋る事など無い!』

「ハァ・・・そっかぁ・・・残念だなぁ」

『何を言っているんだ?』

「教えてくんないんなら・・・殺すっきゃ無いよねぇ」

『何をふざけたことを!』

「まぁ・・・警告も無しにっていうのは流石にアレだからぁ・・・」


ザシュッ!ギュギガギギギギギギン!


彼は当たり前の様に、敵の隊長の右腕を切り落としました。


『ぐああああああああ!』

「話してくんないんならこうだよ?」

『やはり貴様に喋る訳にはいかんな!』

「ふうん・・・そっかぁ」


ドシュッ!ギギャガギギギギギギギギン!


今度は左腕が、

『ぐああああああああ!』

「早く喋ってくれる?」

『断る!』

「もお~・・・強情だなあ」


ザシュッ!ギギャガギギギギギギン!ギギャガギギギギギギン!


今度は両足が切断されました。


『ぐああああああああ!』


敵の隊長はあまりの痛みに白目を剥いて気絶してしまいました。


すると、もう一人の気の強そうな人が、

『貴様本当に人間か?!』

「じゃあ何に見える?悪魔?魔王?それとも死神?」

『いい加減にしろ!』

「そんなの良いから早くしゃべってよう」

『絶対に言うものか!』

「んむ~皆なんでそんなに粘るのさ!」


ザシュッ!ギギャガギギギギギギギギン!


『があああああああああああ!』


またしても彼は右腕を切り落とし、

「喋る気になった?」

『なるわけ無いだろう!』

「あっそ。じゃあ死ねば?」


ドシュッ!


『がああぁぁ・・・』


肺と横隔膜を同時に貫かれた敵兵は、最後には悲鳴すら上げることができずに絶命しました。


「ウッ・・・ちょっともう無理・・・」


そう言って草架は駆け出すと、彼等が奪ったジープの所まで戻って行きました。


「まぁーったく草架は情けないなぁ・・・」

『貴様・・・戦争条約違反だぞ!』

「何が?」

『捕虜に対する虐待やそれに準ずる・・・』

「バッカじゃねーの?そんなんばれなきゃ良い話でしょ!」

『なっ・・・』

「爆弾やらガソリンやらで証拠さえ消しちゃえばオッケー!」

『ふざけたことを!』

「大体さぁ・・・君たち別に捕虜ってワケじゃ無いんだよ?」

『何だと・・・?』

「君たちは()()()()()()()。つ・ま・り・・・・・・戦争条約なんて元々関係無いんだよ!」

『貴様何処までっ・・・!』

「さあて君は喋ってくれるのかなぁ?」

『断固拒否する!』

「ハァ・・・もう良いよね・・・?」


彼はそう言うと、容赦なく軍刀を額に突き立てました。


ドスッ!ズズズズズズズズズズ!


『があああああああああああ!』


敵兵は、脳を高周波振動に掻き回されて凄惨な悲鳴を上げて事切れました。


「さてと・・・残った君たちは話してくれる?」


すると、残った二人の内片方が、

『いっ・・・嫌だ・・・』

と掠れるような声で言いました。


「何が?」

『喋り・・・たく・・・無い・・・』


彼はもう泣きそうな声で言いました。


しかし、

「じゃあ死のっか」


ドスッ!ズズズズギギギギガギギギギン!


『うああああああああああ!』

「あれぇ?ゴメンゴメン・・・急所外しちゃった」

『うぅ・・・あぐっ・・・がああああああああ!』


彼も内臓を高周波振動でぐちゃぐちゃにされて壮絶な最期を迎えました。


「で・・・最後の君は?」

『分かりました・・・喋ります・・・だから・・・』

「うん!皆まで言わずとも分かるさ!それで?」

『野営地の戦力は・・・戦車二十両、機動砲型戦闘車両十二台、歩兵戦闘車二十五台、装甲兵員輸送車三十台、歩兵約二千五百人、基地職員約五百人です』

「各種砲類は?」

『対戦車砲十五門、野砲二十門、迫撃砲十門です』

「それ以外は?」

『戦闘ヘリ五機、輸送ヘリ十機です』

「その他は?」

『僕の知る限りでは無いです・・・』

「うん!よくわかったよありがとう!」

『で・・・では僕はこれで・・・』

「ん?俺は生かしとくなんて言ってないよ?」

『へ?』

「まあ喋ってくれたしぃ・・・楽に逝かせてあげるよ!」

『え?嘘・・・冗談でしょう?』

「冗談でこんなこと言うワケ無いでしょ!」


後畑はそう言うと、その最後の一人の首を刎ねました。


「ふぃ~・・・やっと終わったぁ」


そういう彼は全身血まみれでした。


ガサガサ


「ん?」

「終わった?」

「何で逃げたのさ?草架」

「あんな拷問見せられて平気でいられるワケ無いだろう!」

「ゴメン・・・分かんない」

「お前に常人の感覚を期待した俺がバカだった」

「それよりコレどうする?」

「知らん」

「つれないなぁ・・・まあ全部焼けばいっか」


すると、後畑はリュックから数個のプラスチック爆弾を取り出すと、気絶した敵兵を一ヶ所の集め、そこに置きました。


「ガソリン無い?」

「ジープになら」

「じゃあとってくるね!」


後畑はそう言うと、ガソリンをジープの所までダッシュで取りに行き、戻ってきました。


「よーしいっくよー」


彼はそう言ってガソリンを敵兵にぶちまけると、少し離れました。


「3、2、1、ドーン!」


その瞬間、プラスチック爆弾がガソリンを巻き込んで、積み上げられた敵兵は紅蓮の炎に包まれました。


「「・・・」」


草架は無言で手を合わせ、後畑は何の気なしに十字を切っていました。


「よーしじゃあ敵から奪った物を着けてみよー!」


そう言って後畑は暗視スコープと防弾チョッキをいつの間にか着けていました。


「おおっ!夜でもよく見えるね!」

「・・・」


そして、後畑達は取り敢えず此処で一夜を明かすことにしました。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

《二十三世紀新島沖/水陸両用車内部》

「よーし後畑達を助けにいっくぞ~!」

と鷹田がノリノリで言うと、

「ハァ・・・」

と鷹田の部下がタメ息をつきました。


「乗り気じゃ無さそうだねぇ?」

「だってあの二人なら核ミサイル撃ち込まれたって死にませんよ!」

「まったく大袈裟だなぁ」

「二人とも、そろそろ着くぞ」

「あいよー」

「了解です」

「海岸に危なそうなもんある?」

「ないが・・・っ!爆発した?!」

「そりゃあ俺の出番だねぇ・・・ちょっと変わってよぉ~」

「分かった」


そして、鷹田は水陸両用車のルーフから顔を出すと、

「コレはまとめて吹っ飛ばしたほうが・・・ん?」

「どうした?」

「あー!草架と大共連使用の暗視スコープ着けたヤツがしゃべってる!」

「えええええ?!」

「鷹田・・・確か後畑には敵の装備を奪い取る悪癖があったハズだ」

「よ~しココは俺がまとめて吹っ飛ばしてやる!」

「おい・・・鷹田!少しは話を・・・」

「いっくよ~!ファイヤー!」


そう言うと、鷹田は大昔のドイツ軍が使っていたパンツァーシュレックに似たバズーカを二丁構えると、そのままぶっぱなしました。


シュドッ!ズシュアアアアアアアアア!


ロケット弾が黄色い閃光と黒い噴煙を伴って飛んでいきました。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

《後畑上陸地点》

「メッチャ派手にやっちまった」

「ああもう・・・敵が増えたらどーすんだ?!」

「でも味方も気付いてくれるさ!」

「ったくああ言えばこう言う・・・」

「そんな事より・・・こっからどうする?」

「そりゃあちょっと離れた所に・・・ん?」

「どしたの?」

「なんかロケット弾の音が聞こえた気が・・・」

「そんなワケないだろ? きっと勘違いさ!」


そう言って音がしたと思われる方を向くと……


ヒューン!


燃料が切れかけたロケット弾が最後の意地で突っ込んできていました。

「マジで来た?!」

「しかも二発ぅ?!」

「俺は逃げる!」


そう言って草架は瞬時に草むらの向こうにダイブしました。


「えっ・・・ちょっ・・・ウソォ?!」


そしてパニくった後畑はなんと、

「ええいままよ!」


そう言って後畑はシールドを構え、ロケット弾を受けました。


ズドゴォン!


「あがっ・・・」

まあ、案の定吹っ飛ばされました。


ドサッゴロゴロガン!


「痛ってぇ!」

「まずロケラン食らって『痛い』で済むだけでもスゴいと思う」

「誰だあんな危険物ぶっぱなしたの!」

「知らねー」

「ったく・・・」

「っつーかさっきから変な音聞こえない?」

「またそれか。俺は分からん!」

「なんか聞き覚えがあるような・・・」

「それは味方のだからじゃ無いかなぁ~?」

「「うわあ何でいきなり出てくんだコノヤロー!」」

後畑と草架の背後に唐突に海兵隊の水陸両用車が現れました。


「後畑と草架が虐めてくるよ~・・・助けて岩本ぉ~」

「さっきのは全面的にお前が悪いだろう」

「うへぇ~・・・海兵隊のバケモノ二人組かよ」

「助けに来てあげたのに酷いよぉ」

「そう言えばお前さっきロケラン撃った?」

「うん! 大共連使用の暗視スコープと防弾チョッキ着けたヤツに・・・あ」

「やっぱりテメェかこの脳筋め!」


ドゴッバコッ!


「痛いよ~」

「全ッ然痛そうに見えないね!」

「そこまでだ」

「は~い」

「むぅ・・・」

「っつーかもうテントでも張って寝ないか?俺もう限界」

「そうだな。もう少しで揚陸艦が着く。そしたら一旦そこで仮眠をとろう」


そして、彼等は(特に草架と後畑が)揚陸艦内で新たな任務を告げられ、絶句しました。

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