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ep05 夏じゃなくても汗はでる

最近は本当に忙しくてパソコンを開いてる暇がそうそうありません。


今回は誰が会話しているのかわかりにくいかもしれません。

【冬華】

わたし達は神社から、家に帰ってきた。

帰り道わたし達は一言もしゃべらなかった。

でも、その沈黙が別に嫌なわけじゃなかった。


なんて、

こんなシリアスな展開は押し入れの中にでもしまっといて、

あっ、でもでも押し入れの中にはお布団があったよね。


「冬華ー、二人とも起きたー?」


零君の声でわたしは押し入れだの食器棚など考えていた空想から、現実にもどった。


「あっ、うん今起こすよー!」


家に戻ってきた後、零君は朝食を作るからと言って、二人を起こしてくるようわたしにたのんできたのだ。

最初は、わたしも手伝おうかなー?とか思ったけど、昨日の零君の夕食の腕前を思い出した途端、作る気が波にのみ込まれたようにして消えた。


なんで、零君はあんなに料理がうまいんだろう?

後ろにチャックでもついてて、おばちゃんでもはいってるのかな?

女の子としてはちょっと悔しいな~。


「愛華~。ほら起きて~。」


「んぅ?」


「朝ごはんだよ~。」


「・・・食べる。」


愛華は基本的に朝が弱いので言動が若干幼児退行する傾向があるんだよねぇ~。

昔はいつもこんなんで、わたしの方がしっかりしてたんだけどなぁ・・・。

今は、愛華の方がしっかりしてるってみんなにいわれるんだよなぁ・・・。

なんでだろう?


「下で零君が朝食用意してるから、先にいってて。」


「・・・うん。」


愛華はコクッとうなずいて、階段をおりていった。

さて、真生君はっと・・・。


真生君の部屋を開けるとそこには誰もいなかった。

ただ、乱雑にルーズリーフが散らばっていたり、パソコンがついていたりしていた。


「なんで、いないんだろ?零君にいわなきゃ。」


―リビング―

【零】

「えっ?真生がいない?」


冬華はそういい困った顔をしていた。


「うん。どこいっちゃったんだろうね~。まさか反抗期で家出とか!?」


反抗期って・・・。


『ただいま~。』


「帰ってきたみたいだね。」


「ただいまっと。・・・何?どしたのお前ら?」


「あっ、うんうん、なんでもないよ。それよりどうしたのこんな朝早くに・・・まさか。」


そういって、友人全員から『お前がしてもなぁ・・・』といわれる怖いと言ってもらえない睨みを真生に向ける。


すると、真生は全く気にした様子をせず、


「あぁ、柚のとこに新しいのが来たらしいから、簡単そうだし、一人で行ってきた。」


はぁ、と俺はため息をつく。


「前から一人ではいくなって言ってんじゃん。まぁいいや。」


「悪い悪い。」


真生は全く悪びれた感じをせずに言う。

*真生は基本朝は低血圧なのでテンションが変わりません。(←普段もこんなかんじじゃね!?


「ねぇねぇ。」


真生と話していると、冬華が話しかけてきた。


・・・しまった。


そう思って、真生を見ると、真生もこちらを向いて普段あまりみせないような顔をしていた。


「「な・・なにカナ?」」


俺達幼馴染は長年の付き合いということであろうか、考えていることが同じで見事にハモってしまった。しかも苦笑い×2で。


しかし、天然な黒髪碧眼美少女は俺達が動揺しているのを気付かないままこういった。


「さっきから、何の話してるの?」


4月だというのに俺達の背中には汗という名の冷や汗は流れた。







本当に時間が欲しい・・・。

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