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ep01 神社で昼寝

短編から念願の連載へ!!


ep01は短編とあまり変わってませんorz



【???】


ちゅんちゅん。


スズメ?の鳴き声が聞こえる4月下旬。


俺この時期好きなんだよなぁー。だって暑くもないし寒くもない最高だよね?

なにより昼寝にはちょうどいい温度だよね?

俺が休日この神社で昼寝をするのはもはや習慣となってしまったらしい。

ジジ臭いって?ほっとけ!

よし、もう少し寝ようカナ。


「・・・・・・」


ふと、寝ようとした俺の耳にかすかに話声がきこえた。

ん?なんだ?女の子の声?みたいなのがきこえるけど・・・・。

真生まおか?にしては声が高すぎるよな?

んじゃあ、参拝客か。まぁ木陰の裏手の方だし正面からじゃ見えんだろ。

・・・遠くなっていく意識の中

     

「ねぇ、冬華とうか。これなんだと思う?」


「んー?和尚さん?」


「・・・あんたに聞いたあたしがバカだった。」


ん?なんか声が近いんですけど・・・。


「あっ!」


ごつ!


ざばぁぁぁ!!


「冷たっ!!!!」


なんで、いきなり俺の顔面に水が!?雨漏りか!?ふざけんな!いや雨降ってないよ!


「あっ、起きた。」


「す・・す・・すみません!!」


「あちゃー、こりゃシャワー浴びて服乾かさんと風邪ひくな・・・ん?」


結構冷水だったので目が覚めてしまった。

そして、正面を見ると

俺の目の前には大荷物を抱えた二人の少女がいた。

一人はさっきから俺に謝っている黒髪に碧眼という神秘的な美少女。

もう一人は白髪黒眼といういかにも2次元のお方ですか?と思いたくなるような美少女。

てか双子!?


「ごめんなさい!!ごめんなさい!!わたしがバケツを蹴ってしまったばかりに!!」


「いや、俺は別に大丈夫だから・・・」


「そうよ、冬華。そもそもこいつがあたまの方にバケツおいとくのが悪いのよ。」

        

「だめだよぅ・・愛華あいかぁ。そんなこといっちゃあ・・・・。」


なんなんだこいつら・・?特に白髪の方すげぇいらつく。

まぁそれより服乾かしてシャワー浴びんとな・・・マジで風邪ひくぞ。

4月下旬とは言ってもまだまだ寒いしな。


「んじゃあ、俺は家に帰るんで。」


そういって立ち去ろうとすると、黒髪の方がこっちに近づいてきた。


「あの、よかったらこれ使ってください!」


親切だなぁと思って目を落として見ると


・・・n?なnですかコレ?

淡いピンク色で三角形のタオルなんて初めてみるなぁ・・・・・。


「ちょっと!冬華!それあんたの下着でしょ!?」


え・・・mjd?


「やだなぁ、愛華。わたしがそんなものだすわけ・・・・・きゃーーーー!!!」


なんつうか・・・・・ごちそうさまです。


「ほら、これ使いなさい。冬華のだけど・・・・」


タオルを差し出されてしまった。普通なら遠慮するべきなんだろうけど、ここは素直に受け取っとこう。


「ありがとう。んじゃ。」


簡単にお礼をいって足早に俺は自分の家にむかった。

つってもこの神社の階段おりたらすぐなんだけどね。

帰る途中ありがたくタオルを使わせてもらった。

きれいな花柄のタオルで

なんつうか・・・・すげぇいい香りがした。

ちょっと幸せな気分になりながら俺は家にかえった。


―玄関前―

「ただいまー。」


誰もいないとしっていてもなんとなく言ってしまう。

親父の仕事でお袋も一緒にいってしまった。

つまりこの家には誰もいないはずなのだが・・・・・。

   

「お、れいか。お帰り」

           

なんと迎えてくれたのは神崎かんざき 真生まお

あっ、真生は男ですよ。注)浅田真○ではありません。

てかあんた、不法侵入ですよ?・・・。


「つか、鍵かけといたんだけど・・・まさかお前」


「あぁ、ピッキングしたから」


アウトぉぉぉぉぉぉぉ!!!


「はぁ・・・まぁ、いいか。」


真生はこんなんだけど俺の親友(悪友?)だ。幼稚園からの付き合いだしな。

小中高と一緒のとこだし。

あっ、勘違いしないでね。俺はノーマルですよ。


「何つったってんの?」


こんな感じでいつも真生とあることをしています。


えっ?なにやってるかって?それはまた後日ということで。


―数時間後―

「じゃあな。また学校で。」


「うぃ。」


神社の前で真生をみおくって

俺は神社に向かった。

なぜかって?神社にいくことが癖になってるのさ!

1日に3回くらいはいってるからな・・・・どうせ暇人ですよ!

あっ、一応タオルはもってきてます。いればいいんだけど観光客っぽかったからなぁ

こんなとこに観光しにくるのもどうかとおもうけど・・・・。

俺や真生が住んでいる町は田舎ではないが都会とも程遠いような平凡な町だ。

なので有名なところなんてものは存在しない。

そんなことをかんがえていると階段を上り終わり、神社についた。


「あっ!」


いた。昼んときの双子。

二人は神社の小さな石段に肩を寄せて寝ていた。

俺は近寄って腰を落とし、まじまじとみてみる。

しかしホントにてんなーこいつら。

髪色と眼の色・・・あと性格以外ほんと変わらんなー。

体の凹凸まで・・・・


「ん?・・・・あんた昼間の・・・てかなにじろじろ見てんの?」


若干やましいことを考えていると白髪が起きた。黒髪は・・・まだねてんな・・・。


「あぁ・・・・あっ!そうこれ返そうかなと思って。」


俺はタオルを差し出す。


「礼はこの子にいってやって。」


タオルを受け取りながらそういって白髪は黒髪を指差す。


「まぁ、礼としちゃなんだがこの町のことくらいは知ってるからなんでも聞いてくれ。あんたら観光客っぽいし、宿とかに戻らなくていいのか?」


そんなこと言うと予想の斜め上の答えが返ってきた。

                                    

「あぁ、観光ではないんだけどね・・・あっ!そうだ!あんた神社の近くの家の桐野きりのって人の家知ってる?」


ん?桐野・・・えーと。


「それたぶん俺んちのことだと思うケド・・・」


「あ、そうなの?前にいたところの人のからその家にまず行けっていわれてるから・・・んじゃ悪いけど案内してくれる?」


あっ、なんか今、変なフラグが立った気が・・・・いやぁないないあるはずない。


「ほら!冬華!起きなさい!」


「んぅ?愛華おはよー。」


「寝ぼけてないで行くわよ。行き先がわかったわ。こいつんちよ。」


ビシッ!と音を立てそうな勢いで俺を指さしてくる

すみません。指差さないでください・・・・。


「えぇ?あれ?この人どっかで・・・・・あ・・・さっきはごめんなさい!」


顔をトマトのように赤くして謝ってくる。

きにしなくていいですよー。むしろごちそうさまって感じです・・・・・。


「んじゃ、とりあえず行こうか。」


「え・・・どこに?」


この子話聞いてたか?


「だからこいつんちっていってるでしょ!ほら!いつまでもねぼけてないっ!」


ビシッ!


白髪の放ったデコピンが黒髪のデコを正確にとらえた。


―玄関前―

「ただいまー。」


まぁ誰もいないんだけど・・・・。


「「おかえり。」」


あれぇー、おかしいな幻覚&幻聴が・・・。


「残念ながら幻覚でもないし幻聴でもないんだなぁ。」


そこにはイケメンな俺の悪友がニヤッと笑っている。

でも、なんで?さっき帰らしたのに・・・・。・


「それは、私が呼んだんだ。」

 

ゆず姉ぇ!どしたのうちにくるなんて?」

姉とは言っても親戚の姉ちゃんで今年齢はたしか・・・・・。


「零、それ以上考えると成績オール1にするぞ。」


「うそうそ!!ごめんなさい!!」

                                     

霧咲きりさき ゆず 年齢20代半ば~後半で若くして俺と真生が通っている私立秋桜あきさくら高校の理事長様である。ちなみに独身である。(笑)


「はい、お前オール1決定。」


なぜ、俺の心を読めるんだ!?

つか、大事なこと忘れてた・・・・。


「柚姉ぇこの二人なんだけど・・・なんか聞いてる?」

     

「あぁ、愛斗まなとさんから聞いてるぞ。冬華と愛華だろ。」


愛斗ってのは俺の親父ね。源氏名みたいな名前だけど本名だからね。


「いや、お前の名前も十分源氏名っぽいから。」


真生、てめぇーにはいわれたかねぇよ!


「はいはい、そこまでだ悪ガキども。んで双子、なんでここにきたか知っているのか?」


「いえ、あたしたちはなにも・・・ここにくればわかるって祖父母にいわれてるので」


さっきの俺への態度から一変、急におとなしそうに敬語で話始めた白髪


「なるほど、んじゃいい機会だし全員よくきけ、これから・・・・とりあえず2年間か?うちで雨宮あまみや 冬華と愛華の二人をこの家で預かることになった。まぁ家賃とか食費・学費とかは主に雪野神社の巫女?(笑)的な仕事をしてくれればいい。基本的にこの家のお金は私が管理するようにいわれてるし、てなわけで仲良く暮らすよーに。」


「「「・・・・ぇえええええーーーーー!!!!」」」


俺、冬華、愛華の3人がキレイなはもりで絶叫した。


「あっ、それと真生もここで暮らすことになったからな。まぁいつも家にきてたから家の人間みたいなものだしかまわんだろ。それと零が双子を襲うかもしれんからな、見張りだ。それと私もここに住まわせてもらうぞ。あまりかえってこれないとおもうがな。」


どうせあんたはエロゲとか夜中理事長室でやってんだろ。


「そんな話きいてないですよ!」


愛華が俺と冬華の気持ちを代表して言う。


「まぁ理由はおいおい話すから。では私は夕飯の食材をかってくる。」

そう言い残し柚姉ぇはいってしまった。

相変わらずゴーイングマイウェイな人だ。


「・・・・・何固まってんのお前ら?」

逆にお前はすげぇ冷静だな、おい!


「メンドくせぇがなるようになっちまったんだからしょうがねぇだろ。それより自己紹介でもしとこうぜ。オレは神崎 真生。不本意だがこいつのとは幼馴染で悪友だ。」


「不本意な奴でわるかったな。俺は桐野 零。一応この家の住人です。」


「あっ、わたしの名前は雨宮 冬華だよ。よく『ふゆか』っていわれるけど『とうか』です。今後ともよろしくねっ。」


「あたしは雨宮 愛華。双子だけど冬華の妹になるわ。よろしく。」


「「「はぁ・・・。」」」


俺と双子のため息がかさなった。

真生はそれをみてクスクス笑っている。

まぁこんな感じで俺の平和?な日常が始ま・・・るのかな?


・・・・・てか、俺の憩いの神社がぁぁぁぁーーー。


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