prologue
――2096年。
世界は電脳技術が極限まで進み、人は身体を機械に置き換え、量産されたアンドロイドは労働力として使い潰されるようになった。
その代償として人間は機械に仕事を奪われた。
さらに戦争と異常な再開発により都市を追われた人間たちは行き場を失い難民となった
そんな彼らが流れ着いた場所がある。
全てがデータとして管理される世の中で、どんな法も秩序も及ばない区域。
そこに人々は寄せ集まり暮しはじめた。やがて人口は増え、建物が無許可で増築され、上下左右に無秩序に積み重なった。
やがてその場所にはギャングが縄張りを張り、廃棄寸前のアンドロイドが逃げ込む無法地帯と化した。
配線と排水管が血管のように絡み合い、この街はまるで巨大な生き物のように呼吸をしている。
国にも世界にも捨てられた人間と、人間になれなかった存在たちが、互いに身を寄せ合って生き延びる無法都市。
その街は、かつて香港という地に存在した魔窟の名をなぞりこう呼ばれるようになった。
――忘却都市・九龍。
こんにちは、松田です。
某香港映画にハマり、心が九龍城塞に行ったきり帰って来れない日々が続いています。
その『熱』を創作として昇華してみました。
己の中の中二病をありったけぶつけます。性癖暴露大会小説です。
読んでくれたら嬉しいです。




