1/2
プロローグ
「うーん、ひまっ!」
転生管理をしている女神がつぶやいた。
最後に転生者がきたのが3000年前、それからやることがないから部屋にずっとこもっているな…
だめよ、このままでは引きこもりのニート駄女神になってしまう…
よっし!部屋のかたずけでもしよう!
まず最初は押入れからしようかなと押入れの戸を開けた。
ガラ、ドドドド!
「きゃー!いったいなぁ」
「なによ?なんなのよ!」
押入れを開けたとたんに中に押し込んでいたものがすべてなだれ落ちてきた。
「もうっ、余計に散らかったじゃない!」
ん?このノートはなんだっけ?
「あっ!転生者記録じゃない!」
まさか失くしたと思っていたいろいろな転生者の一生を記録したノートが
押入れの奥にあったなんて、なつかしいなぁ。
掃除は中断よ、このノートを読み終えたら再開することにしよう。
さてさてどんな子たちがいたっけな?
最初から見ていこう。
ペラリとページをめくった。