9話
風担当「それじゃお願いしますね」
ヤイバ「ああ、行ってくるよ」
ヤイバ&コトミ『ダンジョン・ワーカー』2人はカプセル状の物に入り唱える。
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ヤイバ「空の上か」
コトミ「高所恐怖症の人には辛いねー」
ヤイバ「それで持ち物の中に…あった番傘」
コトミ「私のもあった」
二人で番傘を広げる。
『開いた状態だと風を受けて移動できます。途中で閉めると降りられるようになっています』
コトミ「これ着地に失敗したらどうなるの?」
『神様の風で、もといた場所に戻されます』
ヤイバ「死に戻りみたいなものか」
コトミ「それだったら失敗しても問題ないみたいだね」
『空の上なので途中邪魔が入ることもありますが、気をつけてください』
ヤイバ「空の上で邪魔してくるって言えば…」
コトミ「あれかなぁ…」
空路を行き来する鳥がいる。
『ぶつからないようにしてくださいね。戦えもしますけど圧倒的不利なので』
ヤイバ「避けて進む感じか」
コトミ「行ってみよー!」
番傘を広げ、風に乗り空を舞う。
―
ヤイバ「くっそ…」
コトミ「なんで私も一緒に戻されるわけ?」
ヤイバ「しょうがないだろ」
コトミ「圧倒的不利な状況でなんで喧嘩売りに行くかな!」
ヤイバ「スミマセン」
コトミ「ほら、私がやるからついてきて」
ヤイバ「勇者俺なんだけど…」
―
コトミ「あれ?この風向きだと完全に落ちるけど」
ヤイバ「…これ土魔法を使って上昇気流を作るんじゃないか?」
土魔法で斜め、上と土の壁を形成し、風向きを変える。
コトミ「これならいけそう!」