5話
ヤイバ「これで魔法が使えるようになるのか?」
『いえ、奥の台座を動かしてください。そこの奥へ』
コトミ「あ、確かに動かした形跡がある」
ヤイバ「分かりづらいな。もう少し分かりやすくした方がいいと思うぞ」
『修正します』
ヤイバ「それじゃ行ってみますか」
台座を2人で動かす。
下へ続く階段が現れる。先へ行く。
向かった先には淡く光る宝石がある。
その宝石を触ると光は体に吸い込まれ、宝石はただの石へと変わる。
ヤイバ「お、土魔法の習得ができた」
コトミ「そうすると私これから不要?そうすると私可哀想じゃない?」
『大丈夫です。主人公はこのダンジョンを出ないとまともに使えないようになっています』
コトミ「ふーん」
ヤイバ「確かに勝手に威力が増強されて暴走しているみたいだ」
コトミ「だっさー」
ヤイバ「そうなってるんだから仕方ないだろ」
コトミ「でもボス相手には使えるんでしょ?」
ヤイバ「みたいだな」
コトミ「それじゃサクッと行ってみよー」
―
コトミ「ここは階段崩して道を作って…あれ?あそこに行きたいんだけど」
ヤイバ「なるほどな、ここで俺が魔法を使うと」
コトミ「おおー。大きな階段だー」
ヤイバ「かなり持ってかれるな」
コトミ「そりゃ…4−5mくらいありそうだしなぁ」
―
ヤイバ「あ?鍵が必要なのか?」
『先ほど手にした宝石を穴へ入れてください』
コトミ「ただの石じゃないんだ」
ヤイバ「ただの石だと思って捨てなくてよかったわ」
コトミ「捨てたら拾いに行かなきゃいけないの?」
『捨てた場合は定位置に戻っているので拾ってもらうしかありません。そもそもポイ捨てしないでください』
ヤイバ「一応元宝石だしな」
コトミ「ただ、入れたら帰ってこないみたいだけどね」