24話
ヤイバ「胃に穴が空いていた時間に少し修正は加わっているみたいだなぁ」
辺りを見回すと、明らかに難易度が落ちている。
死にゲーになれたヤイバでもすぐ中間まで辿り着けた。それでも1時間はかかった。
ヤイバ「前回はだいぶかかったからなぁ…。それに比べればマシか」
中ボスの扉を開ける。
火担当『難易度も調整しました。ですが、そこまで弱体化させたわけではありません』
ヤイバ「前回くらいが楽しかったけど、それでもやり過ぎは注意だな」
引いた溶岩の後に扉を見つける。
ヤイバ「でも中ボスであれなら本命はどれくらいなんだか…」
赤く光る宝石を握る。
光は吸収されていく。
ヤイバ「これで火の魔法か…いやぁ…溶岩蔓延るこの世界で火魔法は全然有用じゃ無いだろうなぁ…」
できることといえば道の溶岩を操ることだけ。
満ち引きを使い、道を作る。
高い場所に行くには岩場に乗り、溶岩で押し上げる。
それも風を使えば問題ないと思ったのだが…。
番傘を開いた瞬間、上の壁に体がぶつかる。
奥に行けば行くほど上昇する気流が生まれているようだ。
ある意味で風魔法封じみたいなものだろう。
そうまでして楽させたくないのか。
火担当『前回簡単にクリアされたので』
ヤイバ「人の心を読むのをやめてくれ」
火担当『苦虫を噛み潰して歯軋りしているように見えたので』
それはそうだろうよ…。
―
比較的簡単になったからか2−3度死にはしたが、なんとか最後の扉まで帰って来れた。
ヤイバ「死んじゃうけど良いのかなこれ」
火担当『その辺は後々』
ヤイバ「あっそう」
扉を開ける。
そこは何故か開かれた場所だった。
開かれた場所…というより…。
ヤイバ「山頂だなぁ…」
活火山の随所に浮遊している足場がある。
ヤイバ「これを活用しろってことだろうなぁ…ボスは一体なんだろうなぁ…」




