20話
火担当「テコ入れ終わりました…」
社長「お疲れ様。あの後から3ヶ月…結構かかったね」
火担当「ええ…色々バグ修正したんで…」
社長「こっちも終わったみたいだから…治療」
―
ヤイバ「すみません、なんか異様に難易度跳ね上がってませんか?イジメですか?」
火担当『なんか…簡単だったみたいで…』
ヤイバ「それはあいつだったからでしょ…?」
火担当『クリアはできると思うんで…頑張ってください』
ヤイバ「あ…切れた」
落ちたら死。
なぜか番傘を持って、吹き出す蒸気に乗って揺らめく。
ヤイバ「火山なんて生温い…生き地獄だろ…」
足場はほんの小石程度。
一度踏めばもう戻れない。
ヤイバ「なんで普通に足場を渡るだけでダメージ受けるんだよ…」
揺らめく間に小石に照準を定めるのも難儀。
一度踏み外せば…
ヤイバ「やり直しかよぉ…これをテコ入れしろよ…」
―
何度失敗したか。
数えるのもめんどくさくなる死にゲー。
ヤイバ「おいおい…勇者育成システムのはずだろう…これじゃ生死を彷徨うだけだろう」
―
ヤイバ「おいー反応してくれー」
空に話しかけても何も応答しない。
ヤイバ「職務放棄ですか、この野郎―」
致し方なく、歩を進める。
―
コトミ「あれ?1人で入ってんの?」
社長「1人で行きたいってさ」
コトミ「なんでですかね?」
社長「心中感じることがあるんじゃないかな」
コトミ「セクハラですか。訴えますよ」
社長「色々誤解しているみたいだからちょっとこれ見てもらってもいいかな」
コトミ「社長室?」




