2話
社長「やあ。半年ぶりかな。テスターのヤイバくん、コトミくん」
ヤイバ「もうそんなに経つのかぁ」
コトミ「お久しぶりです。社長。今回はまたダンジョンテスターに呼んでいただいてありがとうございます」
社長「今回は4つのダンジョンをテストしていただきたい」
ヤイバ「4つね…終わったらまた休みお願いしまーす」
コトミ「内容をお願いします」
社長「うむ。今回は土→風→火→水の順にダンジョンを攻略してもらいたい。いつも通りに1カ所につき30万。全部終わ
ればプラスで30万の合計150万でお願いしたい」
コトミ「お受けいたします」
ヤイバ「久しぶりに暴れるかぁ」
社長「それではまずは土のダンジョンからお願いします。終わりましたら休憩に入っていただいて大丈夫です。修正案な
どがあれば教えてください」
ヤイバ「いつも通りね。オッケー」
コトミ「それでは失礼します」
―
土担当「ヤイバさん、コトミさんお久しぶりです」
ヤイバ「あ、おっちゃん久しぶりー」
コトミ「やはり初期ダンジョン担当はあなた様でしたか。でしたらそこまで修正点もなさそうですね」
土担当「そう言っていただけるとありがたいです。設定としては土を自在に操れる魔道士の力を使って勇者を導くという
ものです。そうして途中で勇者が土の魔法を覚えより精密な土の動きができ、最奥にいるボスを倒してクリア。という形
になります」
コトミ「わかりました。魔道士役は私ですかね」
土担当「ええ、ヤイバさんには勇者役をお願いします」
ヤイバ「オッケー。それじゃよろしくねー」
土担当「よろしくお願いします」
コトミ「こちらこそ、お願いします」
『第一のダンジョン属性土。勇者、魔道士は平均レベル10で始まります。使える攻撃、魔法は都度説明が必要であれ
ばヘルプを押してください。できるだけ自力での攻略をお願いいたします。それではダンジョン・ワーカー』
ヤイバ&コトミ『ダンジョン・ワーカー』2人はカプセル状の物に入り唱える。
―
ヤイバ「相変わらずリアルな質感、匂いだな」
コトミ「ダンジョンワーカー専用の機械だからね」
ヤイバは剣を抜き、コトミは杖を床につく。『ミッションスタート』