12話
コトミ「ここの下、少し見えるんだけど」
ヤイバ「ゆっくり落ちて後ろ向きに風起こす感じか」
コトミ「念の為に土魔法も使って足場作っておけば?」
ヤイバ「ちゃんと作られているのか、あそこは範囲外だ。それに風魔法と土魔法を同時に扱うことができな
い」
コトミ「意外と融通が効かないのね」
ヤイバ「難しいんだ。簡単に見えるだろうけど」
コトミ「無駄な主人公補正ね」
ヤイバ「とりあえず降りるぞ」
コトミ「はいはい」
―
ヤイバ「これは…」
コトミ「ちょっと!どういうこと!」
『すみません、消し忘れの場所です』
ヤイバ「先に言ってくれないか!」
『どんな反応するのか少し楽しみで…』
コトミ「消し忘れ、わざとでしょ」
『〜♪』
ヤイバ「わざとだな」
コトミ「せめておまけくらい残しておきなさいよ」
『善処します』
ヤイバ「消して終わりだな」
コトミ「戻るの…?結構遠いけど」
ヤイバ「行くしかないだろ」
コトミ「自分を恨むわ」
ヤイバ「上昇して進めば少なくとも行くのは簡単だろ」
―
コトミ「とりあえず戻ってはこれたね」
ヤイバ「戻り自体は簡単だったな」
コトミ「ここからは難しいみたいだけどね」
ヤイバ「ま、なんとかなるだろ」
コトミ「これ…結構な上り坂だけど…」
ヤイバ「番傘開いて歩く感じだろ」
コトミ「ずっと楽できるわけじゃないのね…」
ヤイバ「普通に歩くよりは楽だろ」
コトミ「でもこれ60度くらいあるんだけど…」




