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【太陽を睨む猫】(ほのぼの)
険しい顔をした猫が一匹。
植木鉢の上で日向ぼっこをしている。
フェンス越しに眺めていた小さな男の子が呟く。
「あの猫は怒っているのかなぁ?」
「いや、太陽の光が眩しいんじゃない?」
「だから怖い顔なの?」
「んー、あの猫さんはもともとの顔がっていうのもあるけれど、眩しいと目を細めるでしょ?こんな風に。」
そう言って私は思いきり目を細めて見せた。
男の子はしばし考えてから、納得したように言い放った。
「太陽と戦っているんだね!」
「・・・。」
(太陽と戦わにゃならんのは私だな。)
私は空を見上げて強い日差しに再び目を細め、そばかすだらけの自分の頬をさすった。