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大統領の憂鬱

作者: 小財 明

手袋、手を冬の寒さから守ってくれるものである。


ここ、4年ほど続いている「冬の国の女王」、白い魔女の邪な冬の寒波の所為で、朗の住む熊本や日本は政治学の源、「正しいもの」が著しく減少し、大ピンチに陥っていた。


今、季節は春である。


春になり、白い魔女の陰謀、世界破滅のプランは一時的にせよ、かなり遠のいたと言って良く、コロナウィルスの影響は世界中を覆っているにはいるが、人々は、少なくとも朗の周りの人々はもうマスクなどもせず、安堵ともに平和を満喫しているようにも思える。


もっとも、朗は用心深く、外に出るときはマスクを着けていたが、とにかく冬の魔女による危機は去ったのである。


ひさかたの光のどけき春の日に 静づこころなく花の散るらむ


厳しかった冬。この頃は寒さが緩み、春らしい風が吹いている。桜が散ってしまった。残念である。


桜が咲くのはこれからであるが、春の陽気を満喫して、暖かで優しい春を満喫したいものである。


天気とは、天の気のことであり、昼は太陽が、夜は月と天空の星々が、空を満たす。太陽は陽気な明るい光を与えてくれるし、月は玲瓏な光を夜の大地に差し与えてくれる。


中国では、曜日、一週間の曜日の事を、「星期日」と呼び、星の動きが日々の生活と密接に結び付いており、星の動きが、歳月に強調されている。


太陽と月と星は太古より人類の歴史を見詰め続けている。


今日は曇りである。


禍々しい感じの曇りである。


何か不吉なことがあったのかと、朗の手は携帯に伸びる。


「トランプ大統領が北朝鮮の正恩氏に親書。」


とあり、朗はコーヒーを啜った。


「本当に、親書なのだろうか?」と朗はその時感じた。


北朝鮮は、久しぶりに間を開けてミサイル、弾道ミサイルを発射しており、フルトフェングラーが指揮するクラシック音楽が鳴り響くなか朗は、恵楓園の小鳥達が教えてくれた、「それは星の運行に関係しているものだよ」と言う声を聴きながら、朗はコーヒーをもう少し、幾分多めに啜り、音楽に再度、耳を済ました。


現実感覚をなくした政治家はもう政治家としては失格であろう。大国、超大国のアメリカでは、文字通り、大統領と言うのは、統治能力、リーダーシップが一番に問われる。それは幅広い見地と、豊かな知識、教養に裏打ちされたものではなくてはならない。


星の運行は、変えることが出来るのか、又は変えられてしまうものなのか。


宇宙のことであり、不可思議な世界のことであり、奇蹟が起きれば、分からない、とは朗は思う。


奇蹟とは信じるところに起こるものであり、朗は、国際協調システムと言うものの存在、力強さを強く信じている。


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