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編集中です。

大学生活楽しいですけど、結構大変ですねw

サークルにアルバイト、それに当然ですけど講義があって大変です。でも楽しい!w


あと、今回は前回のラストより少し前のシーンからです、文章力無くてすみません……

イメージするんだ己の剣を。生まれて初めての憑依化を行っていると、果てのない闇が俺を包んだ。


「ここはどこだ?」


闇が晴れると痩せた荒野が広がっていた。そこには俺の他に1人目の前に白銀の翼の生えた女性が立っていた。地面は太陽を奪おうと、空を紅に染めはじめていた。


『あなたは本当に無理をするのですね。今までもそしてこれからも……』


女神は優しく微笑み、片手は俺の手を掴み、もう片方の手で俺の頬を撫でた。そしてその手を握った時俺はこの人が誰なのかが分かった。


「じゃあ、あなたが本当に女神リオアナなのか……?」


彼女は恥ずかしそうに頬を染め、コクリと首を縦に振った。


『私はあなたがどのような姿になったとしても、あなたを愛していま……』


────ザッ…ザッザッ


突然彼女の顔に砂嵐が現れ会話が途切れる。反射的に目を閉じてしまい、再び目を開けるとそこにはもう会えないと思っていた少女が立っていた。


「────セア……」


俺は彼女を抱き締めた。もう絶対に離さない、とそう心から願い思った。


────言わなくちゃ、言えなかったあの言葉を!


「セア、俺は。俺もな。お前を……あいし」


「ヒロ」


彼女は悲しそうに微笑み、首を横に振った。


「さようなら」


上から暗幕が落ちてきて、俺とセアを妨げる。


「邪魔だァ!」


暗幕を引き裂いて向こう側に行こうとするが、次々と新たに暗幕が落ちてきて壁を作られる。


「セアァ!」


それでも俺はひたすらにそれを引き裂いた。すると、微かに奥の方であま音が聞こえる。


「今行くぞ、待ってろ!」


最後の暗幕を引き裂いた時にはもう何もかもが手遅れだった。


空からは赤い雨が降り、地面を染めている。そこには壊れかけの馬車とそれに潰されている彼女が倒れている。そこにはあの時と同様、赤い水溜まりが出来ていた。


『そう、何も救えない。何も変えられない。ほら思い出せ、この時もそうだったじゃないか。そしてこれからもお前はこの過ちを繰り返す、大切な人々を亡くすだけの人生さ』


「うるせぇ…うるせぇ!うるせぇよ!!!!!」


俺は怒り、魂が噴火する。


「過去の過ちを取り返すために未来を目指すんだろうが!

それにな、俺の未来にはテメェが決めていい未来なんて1ミリもねぇーんだよ!」


「過去の過ちを取り返すためにだと。死んだものは生き返らないし、セアに対するお前の気持ちはその程度のものだったのか?」


「じゃあ……」


背後からそれが俺の肩を掴む。冷めきっているその手を払いながら俺はその方向へ向く。黒いモヤが人の形になっている。


「じゃあ、どうすることが正解だったんだよ!過去は変えられない、どんなに悔やんでもセアは帰ってこない。俺は……どうすることが正解だったんだ………」


俺は膝を落とし、泣き崩れた。彼女を亡くしてから俺の人生は灰色だ。

赤い雨が体を濡らし、俺の下にも赤い水溜まりが出来る。

同じだ、彼女を失ってから俺も死んでいる。手紙を何度読んでもセアは帰ってこない。俺はどうすれば……


『受け入れろ、所詮お前はその程度のニンゲンなんだ』


「黙れ、黙れェ!」


────泣かないで……


どこかで少女の声が聞こえた気がした。

振り向くとセアが再び立っていた。しかし、下半身は黄金色の粒子となっている。


────ずっと見ていてくれていたんだ。


「えぇ。安心して私はいつだってここにいます」


セアは自らの胸を指でトントンとさした。


「私の中にあなたがいるように、あなたの中には私がいます。だから、あなたは1人じゃない。それに弱い人間でもない。

大丈夫、怖がらないで私はあなたを信じていますよ、ヒロ」


彼女が俺を抱きしめる。底なしの安心感がそこにはあった。


「大丈夫ですよ」


彼女はそのまま粒子となって消えた、赤い雨とともに。


「あぁ」


胸に手を当てると、ドクンドクンと鼓動の音が聞こえる。

そうだ、俺はまだ生きている。それに、この中にはいつだってセアが一緒にいてくれている。これがあるならいける、どんなに辛いことがあったとしても乗り越えてみせる。


『なるほど、それがお前の結論か。全くいい目をしていやがる……』


モヤが俺の体の中に入ってくる。ふと、脳裏に漆黒の剣が一振り浮かんだ。


目を開けると数秒前か、はたまた数時間前にいたような場所に立っていた。両手に漆黒の籠手が、足はブーツのような靴を履いていた。


「自らの起源と憑依したのか……!」


ここの空間にいた誰かがそう言葉を零した。


あぁ、そうだ俺は今戦っていたんだった。


やっぱり俺は俺らしく戦った方がいいよな。そう考えたら、「えぇ」という声が聞こえた気がした。目から大粒の一滴の涙が流れ、それを最後に頭のスイッチが再び戦闘モードに切り替わる。意識がすぅーっと研ぎ澄まされていく感覚。


「アル兄悪い、やっぱり俺は真剣勝負が向いているらしい」


俺は炎で剣を赤く染め、アローンは氷で薄い水色に染めていた。俺たちは同時に地面を駆け、赤と青がぶつかり合い、氷は昇華し濃い霧を作った。


「どこだ……?」


耳を澄ますと逃げ回る動物の鳴声や草をかき分ける音、風の音が聞こえる。ほかには─────詠唱!?


黒い槍3本が俺めがけて霧を切り裂きながら飛んでくる。


「闇属性!?」


最初は雷、次に炎、さっきは氷、そして今回は闇ときた。一体何個のエレクロックをあいつは持っているんだ。


闇属性の能力は煙幕と属性力の吸収。俺の刃と1本目の槍がぶつかり剣の炎が爆発する瞬間、槍が球体となり炎を包み一緒に消滅する。しかし、闇属性の一番恐ろしいのはそこではない。


「やっぱり、使えない」


一定時間属性力が使えなくなる。輝属性が属性力の強化ならこれは衰退だ。対象の相手の属性力を封印するのだ。


だが、


「邪魔だァ!」


俺は籠手でその槍を弾いた。再び闇属性の封印が体にかかるが、もう一度かかっている身だ。もはや一発だろうが百発だろうが知ったことか。それに起源と属性力は同じに見えて全くの別物なのだ。起源は海と生命の女神リオアナと空と闇の魔人リオスギガルによる加護で、属性力とはその息子の属性力の神イグルガルの加護によるものだ。と昔読んだ本に書いてあった。


3本目はもう無属性になった刃折れの木剣で吹き飛ばした。3度にも及ぶ爆発により、霧が晴れてアローンがこっちに走ってくるのが見えた。手にはあのアンバランスの大きい出刃包丁のような剣を俺に振りかぶってくる。それを両手の籠手をクロスして受け止める。


「なに!?」


まさか籠手で受け止めてくるなど思いもしなかったのだろう。正直俺も咄嗟の判断とは言え驚いている。自分の行動とこの防具の耐久力、そして……


「アローンお前その剣刃が無いんだな」


そう、俺の木剣のように刃が無いのだ。だが、この重さなら裸の姿で攻撃されたら人間の骨など簡単に折れるだろう。俺もこの防具がなければ両腕を持っていかれていただろう。


「あぁ!?それがどうした?」


「全くその通りだよ!」


両手を斜め下に流して剣の軌道を変え、攻撃をかわした。土埃が舞い上がり再び視界が苛まれそうになったが、今回は見逃さなかった。流した方向とは逆の足でアローンを蹴っ飛ばす。怯んだ隙に襟を掴み頭突きをしてから服を掴んで、遠心力を使って投げ飛ばす。


ゴロゴロと転がり、樹にぶつかって静止した。ゆっくり起き上がりアローンは剣を構えるので俺もアローンのほうへ走り斬りかかる。


ジジッと目の前に赤黒い小さな稲妻が現れたが気にせず俺は斬りこんだ。土埃が立ちこもる中視界に一筋の刃が俺めがけて襲ってくる。


キーン、と金属音とともに俺の一撃は防がれ、空いている手で俺は鉈のような武器から自分を籠手でガードしていた。


「二刀流……!?」


俺の剣を防いでいるのも俺が受けている武器と同様の鉈だった。


「ちょっと違うかな、これは分裂剣。一振りの剣が2本の鉈へと形を変えることができる武器さ。どうだ、凄い、あぉぉぉ……」


いきなりアローンが2本の鉈を地面に落として顎を抑えてうずくまる。


「イテテテ……」


ソラとアル兄がこっちに走ってくる。


「どうしたの?ヒロ」


「遅いぞ。会話なんてせずにすぐ終わったものを……俺たちは退屈だったぞ、早くそいつを連行しろ」


本当に退屈だったのだろう、微妙にイライラがこっちまで伝わってきてゾッとした。


「嫌だァ行きたくない!」


アローンが落ちていた鉈を2本拾い両方の刃の部分を近づけると、赤い稲妻が現れ長方形と2本の柄がある何とも言えないものとなる。次に片方の柄をクイっと捻ると再び赤い稲妻が現れもう片方の柄とくっついた。ついたり離れたりしするときに毎回ギシーンやガシーンなど大いに少年心をクスググられる音に反応してしまった。


武器をしまって逃げようとするので俺たちは頷きあって俺とソラでアローンを担いでアル兄は分裂剣なるものを家まで運んで行った。






「まさか虫歯だったなんてねぇー」


ソラが苦笑いしながらアル兄と話しているが、聞いているほうはほぼ聞き流しているだろう。

俺たちは無事アローンを捕まえて帰ってから教えてもらったそれに何とも言えない表情になりながらオンクルさんからお礼のお菓子をもらった。それはとてもうまかったのだが、これが虫歯の原因か。と思うと自然と食欲が消えていった。



陽は完全に沈み俺は用意された自分の部屋で胡坐をかきながら趣味の神話を読んでいるココーンとノックしながら誰かが入ってきた。俺が扉に顔を向ける前に彼は大きな声で俺に話しかけてきた。


「おいヒロ、お前ブロム軍帥と話したことがあるって本当か!」


アローンが厚い本を抱えながらどしどしと新しい俺の空間を侵略してくる。俺は「お、おう」と戸惑いながらも話すと酔っぱらいのように「かァーいいなぁー」と言って抱えていた本の表紙を俺に突きつけてくる。


『【偉人の伝記】大英雄ブロム。第9巻~大空の守護神~』


「いやいやまだ死んでないでしょ!」


伝記は普通亡くなった偉人の生き様を描いたものである。生きている人を伝記に出すなど……いやしかも9巻も!

色々と突っ込み所が多すぎてどこから言えばいいのか迷ってしまう。


「なぁーヒロー教えてくれよ。話したんだろ?いっぱい英雄譚を聞かせてくれよ」


英雄譚?と思った。そんなかっこいい空間では無かった。あれは地獄だ、死と手をつないで歩く地獄。文句を言おうと思ったが、爛々と輝く少年の眼差しのアローンに根負けして俺は胡坐をかぎなおした。


「分かった、分かったから」


ヘイド家のろうそくの明かりは一つの部屋だけ消えるのがとても遅かった。そこでは身分の違う二人の少年がそんなもの関係なく無邪気に話していた。


「俺はなヒロなりたいんだ騎士に。まだ誰にも言ったことは無いんだけど、俺は騎士になって戦争やそういうので人を救いたいんだ」



俺は自然と二ッと笑っていた。彼の言葉を馬鹿にするのではなく、ただかっこいいと思った。自分の夢を誇らしく語れるこの漢が。


「いいじゃねぇーか騎士。なぁアローン、競争しないか?どっちが先に騎士になれるのか、を」


頭に俺とアローンが馬に跨っている姿が目に浮かんだ。


「いいぜ、けど結果はもう今の時点で決まっちまったな。勝負しなければいいものを」


アローンがゲラゲラ笑いながら俺を煽ってくる。騎士とはグラン帝国軍の階級で軍将以上の者を指す言葉である。


「これも俺の思い出の1つだな」


俺はバッグの中に入っているであろう手紙をイメージしながらそう呟いた。


「ん、何か言ったか?」


「なんでもねぇーよ、それより大丈夫か?もう日が昇りかけているぞ」


窓から見える山と山の間から陽が頭を出していた。そこからのアローンの動きはまるで東方にいる忍びのようだった。足音を立てずに走って部屋から出て行った。しかし、少し遅かったようで家の奥のほうでオンクルさんの叫び声が聞こえた。


──────セア、俺新しい友達ができたぞ。


また新たに送る話がまた1つ増えた。それらをうれしく思いながら俺は短い睡眠に入った。

セア登場させたくて我慢出来ませんでしたw

もしかしたらちょくちょく出すかも知れません、もう完璧作者得ですねw

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