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記念すべき第10話は意外と短めですw

というか、普通の話ですねー。何故こんなに間が空いてしまったかというと、すみません。中間考査、部活最後の試合、つまり総体があり、期末考査、そして最後に部活みんなで打ち上げなどがあり、書く時間が全くありませんてました……面目無い。

高3になれば部活無くなるんでかけると思ったけど、そうでも無く書けませんでしたw

先程まで晴天だったのに、朝食を食べ終わってからというもの、西の空がゴロゴロと嫌な音が聞こえてくる。空は俺らの不安を具現化したかのように漆黒が、蒼を侵食し始めている。もう1時間もすれば雷雨をこの村を襲うだろう。

1週間程前からこの村は、草のテイマーことグラナと、闇のテイマーのワラキア率いる賊によって襲われ、俺らの日常は破壊された。田畑は焼かれ、家は破壊された。俺たちはししょーに一応の為に教えられた避難場所のツリーハウスに身を隠し────見つかってしまった時は生きた心地がしなかったものだが────なんとか生き延びることは出来た。

また、消滅を待つだけだったこの村に、一筋の光が村を照らした。

グラン帝国が彼らの排除を目的とする、ブロム軍帥率いる帝国軍とキング率いるコムン・リターが送られて来たのがつい2日前。

一時的にではあるが村からは追い払い、安全は確保したが、いつどこで襲ってくるか分からない状況だ。実際に1度グラン帝国兵の装備をした偽装兵が俺たちを殺すために騙してきたのは記憶に新しい。


満腹には程遠い朝食を平らげてから、ブロム軍帥から話があると指示を促され、半壊している村長宅前の噴水広場に集まった。そこには演説用の木箱が1つ設けられていて、どうやらそこに立って話すようだった。

程なくして50過ぎ中年男性が木箱の上に登る。軍人たちは途端顔が引き締まり、左手を真下に伸ばし、右肘は執事のように腹あたりで90度に曲げるて頭を下げる、帝国式敬礼を合図無しに息ぴったり合われて行った。それを見て、俺はこの男性がブロム軍帥その人なのだと悟った。一昨日の戦いとは雰囲気がガラッと変わっていて、一瞬誰か本当にわからなかった。

まず、軍人達、その後村人達を独特の鋭い眼で1舐めしてから軽く頷き、そして迫力のあるテノールボイスが噴水の水を震わせる。

「まずゼティー村の方々に帝国軍代表として謝罪させてもらう。救援遅れてしまい本当に申し訳ない……これに対しては弁明の使用がない。先の襲撃で亡くなってしまった方たちの葬儀は我々帝国軍が直々に行わせてもらう」

深々と頭を下げ、一言一言噛み締めながら嘆くように声を出しているのが分かった。

「帝国騎士は国民を守る為の生きる者、俺はそう思っている。その役目も果たせなかった。この汚名を返上できるように、名誉挽回の機会を頂きたい。先日に伝えたが我ら帝国軍とコムン・リターで貴殿たちで央都セルニアへ向かってもらう。今日はそれについての詳細な説明を行うためにこの場を借りたいと思う。すまないがよろしく頼む」


もう1度深々と頭を下げてから次に村長に軽く会釈してから木箱を降りた。

その後、20歳ぐらいの軍人が緊張したように、羊皮紙を広げながら今回の作戦と班を発表していた。

石のように固まっていた軍人もだんだん慣れてきたようで、2、3分もすればスラスラと説明をしていた。話を要約すると、これから1班50人の班を作り7つにわけ、約1時間後にゼティー村を出て、それぞれがカナル運河へ目指すというものだった。村の人口が約450人だったこの村には少し馬車が足りないと思ったが、そこは敢えて口には出さなかった。

そして最後にトーンを低くして囁くように、しかし背筋が震える声で言葉を発した。


────疑う訳では無いが、もしかすると村人達に裏切り者がいるかもしれない。もしも、反逆者は一刻も早く見つけなければならない。不審な行動をしている者がいたら遠慮なく報告してほしい。

彼はそう言って集会を閉じた。


ポツ、ポツ。


集会が終わったぐらいから、今まで雲と手を繋いでいた雨が降り始めた。それは小雨から豪雨へと変わり、ものの10分ぐらいで、雷雨となった。10メートルも見えない白く濁った水の壁は俺たちの心を映しているようで、不安を奮い立たせるのには十分だった。

小雨だった時にマリーさんがトイレに行く、と言っていたが、帰ってくる気配はなく、多分雨宿りでもしているのだろう。迎えにいくため、上着を脱ぎ、それをテントのように広げて雨をしのぎながらトイレのある方向へと向かった。

俺も行きたくなっちゃったなー、と呑気なことを思いながら村長宅のトイレについたが誰もいなく、仕方が無いので俺が用を足してから外へ足を伸ばした。行き違いになったのだろうと、みんながいる場所に向かおうとしたその時、パシャ、と水溜まりを踏む音が村長宅の裏庭で響く。俺をそちらに誘うこの音は不気味であり、そして何よりなにか嫌な雰囲気を醸し出している音だった。


雨音と雨音の間に優しく抱擁感のある声がとぎれとぎれに聞こえてくる。

「……が、…ロで、西は………ロットです。それから……」

そこには見知った女性とそれを囲む少し疲れた鎧に包まれる3人の騎士。

────マリーさんここいたんだ。

ため息とともに胸をなでおろしてから、一歩足を踏み入れようとした時、ピュっとい風を切り裂く音ともに、足の到達地点に1本の矢が刺さっていた。それを見たと同時に腰を抜かしながら、前を見ると、そこにはマリーさんを囲むように3人の騎士がボウガンやら剣などを構えて俺を睨んでくる。

「マ、マリーさんどうかしたの?」

腹に力を入れて話してみるが、少し声が震えて怯えているようになってしまった。こんな感覚はグラナとワラキアとの戦い以来だな……と内心思ってチラッと心に不安が陰る。

「あらヒロどうかしたのって……ノラさん危ないじゃないですか!!この子はただの村の子供ですよ!!」

いつものように母性溢れる感じで俺の足元にボウガンを放った騎士を注意する、その仕草を見て、気を取り直していつものように教えることだけ述べる。

「マリーさんあと、20分位で出発するらしいから準備お願いね、あと、俺達が向う村変更になって、バロン村だって」

俺はそう言って行きと同じように上着をテントのようにして、帰った。


5分ぐらいしてからマリーさんも帰ってきて、俺たちはそれぞれ馬車に乗る馬車を教えられた。

班は俺とセアが同じ班だった。アル兄とソラは違う班だった。ししょーはまた違う班になると言っていたが詳細は教えてくれなかったが、あまり気にせずそのまま頷いておいた。

一気に50人を乗せることの出来る馬車など存在しないので、1両あたり10人の割合で載せることになった。セアとは違う馬車になってしまい、というか、道場院の院生は1人も乗っていなかったが、何せ過疎地域の村だ、みんなが友達みたいなものなので、不安になることは全くなかった。

そんな時、セアが道場院のみんなを一人一人呼んで来た。俺も例外なく呼ばれ、何を話されるのか分からずとりあえずみんなを待った。

5分もすれば全員集まりみんな扇形になってセアを見つめている。セアは肩にかけた手提げ袋を無造作にゴソゴソと漁り、院生の名前を一人一人呼び始めた。みんな顔を見合わせて、とりあえず呼ばれた順にそれを受け取った。

それは長方形の紙に包まれた紙切れ、つまり手紙だ。後ろには羽根ペンで書かれたのだろうか、綺麗な筆記体で名前が書いてあった。

「風邪をひいてしまった渡せなかったんですけど、誕生日プレゼントのお礼です」

そう言って頭に巻いてある少し長めのリボンを指差す。俺たちはそれを見てから、あぁー。と怠けた声を漏らす。

────忘れていた訳では無いが、いや実際ちょっと忘れてたかも……

「あ、ありがとうセアでも、一日でこれ書いたの?」

ソラが少し困ったように苦笑いしながらセアにそう尋ねる。彼女も、疑いという名前を知らないとうい感じで、無垢な眼差しで、えぇ。と応えた。その言葉と同時にアル兄が盛大にため息を漏らす。

「おいセア。お前まさかこれ書いてたから寝坊して体調壊したとかそんなふざけたことないよな?」

淡々と説教をするアル兄ほど怖いものは無い。みんな自分が怒られたかのように、一斉に下を向く。セアもそれを聞いて、何かを悟ったかのような眼差しで俺の方を眺めてくる。

────こっち見んな!!!!!

俺の方を眺めてくるセアを見てみると、目に涙を浮かべ、顔には、悪気はなかったのです。と暖炉の炭で書かれている。

内心頭を抱えながら、アル兄を止めようとした時、後ろから聞きなれたオッサンの声が響き、気まずい空気を崩した。

「おいお前らここに居たんか、早く行くぞ騎士の人たちが探してたぞ」

俺らは再び怠そうに返事をして、自分たちが行くべき場所へと向かった。

ここから話がみなさんが予測できないような展開にするのは……難しいですが、そうできるように頑張っていきたいですw

夏休み……ここで頑張って見せます……!!

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