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最初の目的

今回は短めです。

「神皇竜って書いてあるんだけど、知ってる?」

「神皇竜?いや、聞いた事はありませぬな」

「何か手がかりは知らないか?」

「銀の洞窟と呼ばれる所に神竜という竜がおります。もしかしたら、知っているかもしれません」

「それは、何処にあるんだ?」

「場所をいっても、行こうと思うと少し手順がいる為、簡単には行けません」

「なんでだ?」

「国の直轄地域で、国軍が常に配備されているからです」

「国の直轄地域?そんなんじゃあ、行けなくないか?」

「いや、冒険者組合通称ギルドと呼ばれる所で冒険者になり、依頼を受ければ、行けますよ」

「分かった、ありがとうな色々教えてくれて」

「いえ、当然の事をしたまでですから。後、これをどうぞ」

「お金か。本当にいいのか?」

「はい、大丈夫ですよ。お気をつけてお過ごしくださいませ」

「じゃあな。て、おっと大事な事忘れてた。この姿じゃ、町行けない気がするんだけど」

「確かにそうですな。魔法で変化できると思いますが」

「そうなのか。じゃあ『変化』

俺の容姿はそっくりそのまま、前世の容姿になった。

「おぉー良い感じだな。じゃ、改めてありがとな。さようなら」

「お元気で」


 さて、村を出たのはいいけど、町が何処にあるか分からないな。どうしようか。魔法でそういう魔法無いのかな。待てよ、無かったら造れるんじゃないか。

「レーダー」

おぉ即席で造った割には中々良いな。えっと、1番近い町はっと、此処だな。でも、大分遠いな。休まず行っても、5日間~7日間はかかるだろうな。魔法で行ってもいいんだけど、もしかしたら、途中で何か分かる事があるかもしれないから、歩いて行こっと。


 ふ~結構歩いたけど、何も分からないままだな。この森で何か分かる事があったらいいんだけど。

うわ、かなり暗いな。レーダーがあるから、迷う事は無いと思うけど。

そういえば、何かさっきから、生臭い臭いがするんだよな。前世でかなり、臭った覚えがある。

そうだ。この臭いは血の臭いだ。しかも、これはほとんど、流れ始めてから、時間が経ってないと思う。

つまり、この付近でついさっき、何か危険な事が起きたという事だ。しかも、進むにつれてどんどん臭いがきつくなってくる。警戒しないといけないな。ん、あれは血痕じゃないか、あっちの方向に垂れていっているな。


かなり、長いな。ただ、もうそろそろ終わりだと思う。何故なら、これ以上流れていたら死んでしまっている筈だからだ。もしかしたら、もうこの先で死んでしまっているかも。前世では血や怪我ならいくらでも見てきたが、流石に人が死んでいる所を見た事はないからな。ふ~覚悟を決めてっと。よし、行くか。


 「な、これは何だ」

目に見えた光景があまりに悲惨で|あっち(前世)の世界では|ファンタジー(非現実)な光景だったので、思わず声を出して驚いてしまった。目に見えた光景。それは、2mはある思われる人型の斧を持った怪物が、男性を引き裂いて食べている、光景だ。

あまりにも、可笑しな景色で、何も出来なかった。足がすくんで、逃げる事が出来なかった。

そして、俺に気付いた怪物が近づいて来た。俺は死を覚悟した。転生してすぐ死ぬとか。まぁ元から無かったと思えばいいか。うわ、これが走馬灯か。あっちでしぬ時は急すぎて見えなかったんだよな。にしても、碌な事会ってないな、俺。もう終わりか、俺の新しい人生、否、竜生は。

「バキン!!!」

だが、いくら経ってもその時は訪れなかった。ふと、目を開けてみると、そこには、混乱している怪物と砕けた斧があったいた。何が起こったのだろうか。周りには誰もいないから、誰かが助けてくれた。という事はないだろう。すると、混乱していた怪物がいきなり、逃げ出した。訳が分からないままだが、命が助かったので、俺は安堵した。取り敢えず、この男性を埋葬しよう。ふ~安らかに眠って下さい。

じゃあ、町へ行くか。その後は何も起こらないまま、町へ辿りつけた。



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